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鉄が錆びる理由は単純明快!それが自然な姿であり状態だから

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

鉄が錆びるのが自然の理由
ウチの近所のビルなんですけど…

まぁ、ビルと言っても3階建の
小さな建物なんですけどね。

そのビルには鉄の階段があるんですよ。

 

もう、めっっっっちゃ錆びてて、
穴も空いちゃってるんですけど…。

一応借りている会社があるらしく、
たまーーーーーーーに荷物の出し入れを
しているようなんですけどね…

これまた、たまーーーに出入りしている
別会社の人も、うわさ話をしていました。

 

この階段、大丈夫かよww

 

階段だけを見ると
まるで廃墟みたいに見えるほど。

それにしても鉄って、
なんで錆びるんだろうね。

鉄が錆びるのはなぜ?その理由

鉄はなぜ錆びるのか…

その理由を調べてみると、
イオン化とかなんかややこしかったので
簡単に説明してみます。

錆びているのが自然

鉄は空気(酸素)や水などに触れていると
化学反応を起こして酸化します。

これを腐食といい、
これによって溶け出した鉄が、
酸素や水と結合して錆ができるのです。

 

じつは鉄が錆びるのは自然現象。
鉄は錆びている状態が自然なのです。

この錆びた状態の鉄を「酸化鉄」といい
自然に鉄鉱石として存在しているのです。

鉄は人工の加工物

鉄鉱石(酸化鉄)を加工してできるのが

「鉄」

鉄鉱石を鉄にする「製鉄」は、
鉄鉱石を高温にして石炭と化学反応させ、
強制的に酸素を取り除きます。

これを「酸化」に対して
「還元」といいますが、

人工的に作った
酸素のない「鉄」の状態は、
じつはとても不安定なもの。

だからそのまま放置しておくと、
鉄は再び酸素と結びつこうとする。

つまり自然で安定している
「酸化鉄」の状態に戻ろうとするのです。

錆びる条件

鉄が錆びるのは、
水と酸素が関係しています。

金属の表面に水分が付くと、
そこから反応が始まり錆が発生する。

なので空気中に水分を多く含んでいると
鉄は錆びやすいのです。

 

◇ 湿度の違い

乾燥した地域よりも、
湿気の多い地域のほうが鉄は錆びやすい。

だいたい湿度が60%以上になると
錆が発生しやすいのだとか。

 

◇ 塩分

湿度は同じくらいであったとしても、
塩分を含む地域のほうが
早く錆が出やすい。

海岸付近の地域は車が錆びやすいとか、
通信関係の配線が腐食しやすいとか
聞いたことがあると思います。

しかし塩分を含んでいるからといって
必ずしも酸化する反応が早く進むとは
限らないみたい。

 

水につけたときの鉄と
海水につけたときの鉄とでは、
海水につけるほうが腐食が早く進む。

けれども塩分濃度を高くすると逆に、
鉄が腐食する速さは遅くなるそうです。

 

そのほかにも水の温度とか水の酸度とか、
鉄が錆びやすい条件はいろいろと
あるようですが、

それなら逆に錆びないようにするには
どうすればいいのでしょう。

錆びないようにするには?

鉄は錆びやすいため、
鉄で作られている製品にはあらかじめ
鉄が錆びにくいよう加工が施されています。

よくあるのは塗装など。

 

腐食を防ぐための物質で
鉄の表面をコーティングすることで、

鉄が直接、酸素や水にさらされないように
しているのです。

 

それでも年月が経つと
その塗装も剥がれてしまうため、

そのまま放置していると
鉄はむき出しになってしまう。

 

鉄がむき出しになったまま
空気や水にさらされてしまうと、
鉄は錆びてしまいます。

鉄が錆びると脆くなるので、
鉄の階段などは朽ちて穴が空き、
いずれは崩れ落ちてしまうでしょう。

なので鉄製品は
定期的に塗装をし直す必要がある、
というのはとても納得ですね。

 

うちの近所のビルの鉄階段は、
あとどのくらいもつのかなぁ~?

などと思いながら…

今日も横目で通り過ぎてゆきますよ~。

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