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ミミズが路上で干からびる。ときおり出くわすこの現象の謎?

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

ミミズがアスファルトで干からびる謎
よく晴れた日。
あるいは、雨上がり。

散歩しているとあることに気づきます。

ミミズがたくさん…路上で干からびている…

一匹ではなく、複数匹もが同様に。

 

路上で踏まれたりとかではなく、
たいがい干からびているのですよね。

アスファルトとかコンクリの道で
それも数匹とかではなく、数十匹も…

数えてないけど、
かなりの数であることは間違いないです。

 

そんな日には、
たとえ靴を履いていても踏むのはいやなので
下ばかり向いて歩いてしまいます。

散歩は周りを見て歩くのがいいのになぁ~
下ばかり見てるのもなんだか…

 

しかもミミズの成れの果ての姿ばかりを
見て歩くって、ちょっと…

いや、かなりイヤなので
視線を何気なく外しながら歩き進むのです。

ミミズが路上で干からびる謎

ミミズが大量に干からびているという場面。

けっこう多くの方が
出くわしていることでしょう。

この現象を「ミミズのジサツ」
と表現している方もいらっしゃる。

 

あの状況を見れば
そう思ってしまいますよね…

 

この現象は昔からあり、
理由についてはいろいろな側面から
推測されています。

その推測をまとめると主に3つ。

  • 皮膚呼吸をしているから
  • 移動しやすいから
  • 体温調節ができないから

一つずつ見ていきましょうね。

理由その1、皮膚呼吸

ミミズは全身で皮膚呼吸をしています。

普段は土の中で暮らし、
もちろん呼吸も土の中。

 

しかし雨が降り、
それがあまりに多くなると
土の中に水が溢れてしまい、

その水の中の酸素も少なくなれば、
ミミズは酸欠状態になってしまいます。

 

すると呼吸ができなくなって
溺れてしまうのです。

そのため苦しくなると
土の中から外に逃れて
水はけのいい地を探すわけですが…

水が溜まらない場所を探そうとすると、
アスファルトなどの人工的な道路などが
丁度いい。

 

その後は無事に土に戻れるといいのですが…

 

そもそもミミズは基本的に、
土の中で暮らしているために
目が見えないのです。

 

不運にも土の中に戻れないままに、
さまよい続け、日光にさらされてしまえば
ミミズは干からびてしまうのです。

(種類によっては、
水中でも数日は生き延びることができる
ミミズもいるらしい。)

理由その2、移動しやすい

ミミズは土の中で暮らし移動していますが
土の中よりは外のほうが移動しやすい。

大きく移動をしようとすれば、
外へ出たほうが早いのです。

 

しかしむやみに外に出てしまうと
干からびてしまう。

 

ミミズの身体はほとんどが水分です。
乾燥している時期に外に出るのは致命的。

なので雨が降って地上が湿っているときに
外に出るのが好都合。

 

そのタイミングを見計らって
地上に出るのですが…

はたして皆が一斉に外に出る
ということがあるのでしょうか…?

 

この説はちょっと弱い気がします。

理由その3、体温調節

ミミズは体温調節ができない。

日差しが強くなると、
土の中もどんどん温度が上がり
熱くなってしまう。

 

ミミズは熱に耐えられなくなり、
土の中から外へ出てしまうのです。

 

外は鳥などの天敵もいれば、
炎天下では乾燥して湿り気もない。

また、通りすがりの人間などに踏まれて
しまうかもしれない。

危険だらけの土の外…

 

それでも外へ出ずには
いられないのでしょう。

ミミズの役割

アスファルトの上で
複数のミミズが干からびている理由について
知っていくと、

なんだか不憫に思えてしまいますが…。

ミミズは古くから
重要な生物と認識されていました。

 

ミミズは「自然の鍬(クワ)」とも呼ばれ、
アリストテレスは「大地の腸」と名付け
英語では「earth worm」というそうです。

 

季節の暦である「七十二候」の第20候には
「蚯蚓出(みみずいずる)」があります。

初夏の5月10-15日ころ。
ミミズが這い出る季節ということです。

 

ミミズは生態系に欠かせない存在。

 

その働きが土壌に与える影響は大きく、
その息絶えた後にはまた
自らが土の養分になるのです。

ミミズはすごい…。

 

心優しい人は、さまよっているミミズを
そっと土に運んであげるそうです。

 

しかし私にはちょっとむり。
どうしても掴めないんですよね…

今回、ミミズについて興味はあるものの、
調べるのはちょっときびしかったです。

何がって…

 

調べると当然、
ミミズの写真に出くわしますよね。

ちょっとその姿が苦手なのです…。
こわくはないのですけどね。

とくに実物よりデカくて鮮明な写真は
きびしいですよ…^^;

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