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当ブログでは、Googleさんの広告を表示しています。
Google AdSenseを見に行くと、いつからか冒頭に【重要!】といわんばかりのメッセージが表示されるようになっていたのですが、日本だし関係ないかな~と無視していました。
![GDPRメッセージを設定するようにとの催促文](https://niwahare.com/wp-content/uploads/2023/09/1adsense-cmp-yokyu.jpg)
GDPRメッセージ設定の催促文
しかし先日アクセスしてみると、どうやらまともに向き合わないといけない状況になっていたので、重い腰を上げてようやく設定してみることにしました。
2024年1月16日までにGDPR同意メッセージを作成してください
まだ余裕あるやん…
と思っていたのですが、さすがGoogle。
なにかしらの判断をしなさい!と、次のような題名のポップアップが表示されました。
そしてこれは、どれか選択しないと中が見れない、使えない、という状況…。
(メッセージのスクリーンショット(画面コピー)を取りそこねたので、文章でお伝えします)
2024年1月16日までにGDPR同意メッセージを作成してください
- Google認定のCMPを使用してGDPRメッセージを作成します。
- AdSenseで、GoogleのCMPを使用してGDPRメッセージを作成します。
- GDPRメッセージを作成しません。
実際はもっと内容が細かく書かれたもので、どれか一つを選択しないと進みません。
どうやら先延ばしにしても、どのみち何かしらの判断をしなければならない案件のようです。
それならほぼ強制的な今やるのが一番いいよね…と、対応することにしました。
「GDPR同意メッセージを作成してください」の選択
先程の選択肢ですが、私は二番目を選択。
- AdSenseで、GoogleのCMPを使用してGDPRメッセージを作成します。
ここでどれを選択してもあとから変更できるようなので、ここで別の選択をしても大丈夫。
なんなら、日本のアクセスだけあればいいという場合は、3番目の選択もアリだと思います。
もしこのあと2004年1月16日までにGDRPメッセージの設定・公開をしなかった場合は、Google側で自動設定になるようなので、忘れてしまっていたとしても問題はなさそう…?
それでも、自分で納得して表示されたかったので、今回設定をしてみたのですよ。
CMPを使ってGDPRメッセージを云々…の意味
欧州諸国では広告を配信する上で、CMPという仕組みを設置しなくてはならないようになっていて、この期限が2024年1月16日までだということ。
CMP(同意管理プラットフォーム)とは、サイトを訪れたユーザーに広告表示をするための情報収集に関して、「同意する・しない」という意志と条件をユーザーが設定するための仕組み。
つまり今回のGDPRメッセージというのは、個人情報保護の観点から、こういった選択をユーザーが自ら行えるようにするための取り組みなのです。
日本ではまだ義務化はされていないようで、日本国内ではこの設定は必須条件ではないのですが、当ブログにも少々欧州圏からのアクセスがあるようなので、対応しておくほうがいいかなぁという感じです。
CMPの設置については、有料のものや無料のもの、いろいろあるみたい。
ですがGoogleの広告主との関係など複雑なことが絡んでいるようで、googleさんの広告を設置している以上は、Googleが認めているCMPを設置する必要があります。
そこで一番簡単なのは、Googleさんのおすすめする設定をすること。
どうやらGoogle AdSenseでは、GDPRメッセージというのを作成するだけでCMPの使用ができるようです。
それならば、早々に対処してしまったほうがいいですよね。
Google AdSenseでGDPR同意メッセージを作成
実際にやってみると、ほとんど初期設定通りでいいかな~と個人的には思います。
ほったらかしにして期日が過ぎ、自動で表示されるようになっても特に大きな支障はないのかなと。
ただ、事前に自分で納得して表示したいなら、やはり確認のつもりで目を通し、GDPRの設定をして表示するほうがいいでしょう。
GDPRメッセージの作成
ではGDPRメッセージの作成をしていきましょう。
「わずか数ステップでGDPRメッセージを作成できます」の画面
はじめの選択肢から進むと、次のような
「わずか数ステップでGDPRメッセージを作成できます」
というメッセージが出てきます。
(出てこない場合は、次の項目を見てくださいな)
![GDPRメッセージの作成1](https://niwahare.com/wp-content/uploads/2023/09/2gdpr-message.jpg)
GDPRメッセージの作成
ここから「GDPRメッセージを作成」ボタンを押下。
「GDPRメッセージ」の設定画面へ移ります。
「わずか数ステップで~」の画面が出ない場合
「わずか数ステップでGDPRメッセージを作成できます」のメッセージが出てこない場合は、メニューから進むことができます。
![プライバシーとメッセージ画面から表示する](https://niwahare.com/wp-content/uploads/2023/09/3privacy-message.jpg)
プライバシーとメッセージ画面からの表示
Google Adsenseの左メニューから、
①「プライバシーとメッセージ」を選択。
右画面の左下に「GDPR」というブロックがある。
②「GDPR」のブロックをクリック。
「GDPRメッセージ」の設定画面へ移ります。
「GDPRメッセージ」の設定画面
「GDPRメッセージ」の設定では、まずGDPRメッセージの設定をしたいサイトを選択。
![GDPRメッセージ設定画面から「サイトを選択」](https://niwahare.com/wp-content/uploads/2023/09/4gdpr-message2.jpg)
GDPRメッセージ設定画面
右上の「サイトを選択」を押下。
「サイトの選択」画面へ移ります。
「サイトの選択」での各設定
![「サイトの選択」画面で各項目を設定する](https://niwahare.com/wp-content/uploads/2023/09/5site-sentaku.jpg)
「サイトの選択」画面での設定
この画像ではすでに設定済みなのですが、初めは一つずつ選択して設定する必要があります。
①サイトのURL
②サイト名
③プライバシーポリシーのURL
プライバシーポリシーのページは、自サイトに設置する必要があります。
そのページのURLを入れます。
④サイトのロゴ
ロゴがある場合は入れます。
(入れなくてもいいけど)
ここで設定した内容は、GDPRメッセージの中に反映されます。
内容を確認して、よければ
⑤「確認」を押下
すると「GDPRメッセージ」の設定画面に戻ります。
「GDPRメッセージ」の設定確認と各項目の設定
![GDPRメッセージ設定の確認と設定項目](https://niwahare.com/wp-content/uploads/2023/09/6gdpr-message3.jpg)
GDPRメッセージ設定の確認
さきほど設定した項目が反映されているか確認しましょう。
そのままの内容と見た目でよければ、右上の「公開」を押下して完了。
(この画像では「変更を公開」となってますが読み替えてね)
ちなみに上の画像では私の好みの設定にしてありますので、
デフォルト(初期設定)とは少々違います。
こだわりがなければデフォルトのままで、
こだわりたければ、各項目に目を通して設定していきます。
GDPRメッセージの表示内容などは、一部好みで設定できるようになっています。
よく目を通し、必要ならば変更しましょう。
・右側の「設定」では、ユーザーが選択する「同意」ボタンや動作を選べます。
・右側の「スタイル」では、色やボタンなど、メッセージの見た目を変更することができます。
・左側の項目では、このメッセージの説明や表示内容の変更などができます。
GDPRメッセージの表示を確認する方法
設定を終えると、実際にどういうふうに表示されるのか確認したいと思います。
ですが、表示の対象は欧州諸国なので…
日本国内からのアクセスでは表示されない?
実際にどのように表示されるのか確認するには、次の方法があります。
GDPRメッセージのテスト方法
GDPRメッセージのテスト方法が「Google AdSenseヘルプ」にあります。
![メッセージのテスト方法](https://niwahare.com/wp-content/uploads/2023/09/7gdpr-message-kakunin.jpg)
メッセージのテスト
今回該当するのは、赤枠の部分です。
検索窓に、このようにURLを入れて検索するだけ。
これで設定したサイトのGDPRメッセージを確認することができます。
しかし条件があるようなので注意。
![メッセージをテストする際の注意点](https://niwahare.com/wp-content/uploads/2023/09/8gdpr-message-kakunin2.jpg)
メッセージをテストする際の注意点
赤枠部分に注目。
Cookieをクリアしたブラウザでないと表示されないようなので、Google Chromeを使用している場合はシークレットモードを使います。
Google Chromeがない場合、普段使っているブラウザのCookieをクリアしたくなければ、普段使っていない他のブラウザを使うのも手ですね。
このメッセージテストの詳細はこちら↓
Google AdSenseヘルプ
「サイトのメッセージをテストする手順とパラメータ」
Chromeのシークレットモードを使用してテストする
Google Chromeを使用している場合はシークレットモードを使うのが手っ取り早いです。
シークレットモードの立ち上げ方は簡単。
![シークレットモードの出し方](https://niwahare.com/wp-content/uploads/2023/09/9secret-mode1.jpg)
シークレットモードを出す
①Google Chromeの右上の︙をクリック
②新しいシークレットウィンドウをクリック
Google Chromeを表示した状態で「Ctrl+Shift+N」でもいい。
これで真っ黒な画面のシークレットモードが立ち上がります。
そして通常通りに検索窓で先程のURLを入れてみましょう。
(設定したサイトアドレス)?fc=alwaysshow&fctype=gdpr
当サイトのURLを入れてテストしてみました。
![GDPRメッセージを確認](https://niwahare.com/wp-content/uploads/2023/09/10gdpr-message-kakunin3.jpg)
GDPRメッセージを確認する
ちゃんとGDPRメッセージが表示されましたね。
設定を公開してすぐには反映されないので、設定後10分程度は見ておくほうがよいようです。
確認ができれば、これで全て終わりです。
おつかれさまでした~^^