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蚊に刺されやすい人の条件は?汗や体温、色、血液型、常在菌

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

蚊が好んで刺す人の条件
何人かで集まっているときに、
同じ人ばかりが蚊に刺されることが
ありますよね。

その人はやたらと何箇所も刺されて
いるにもかかわらず、
他の人は全く刺されていない。

そんなこともよくあります。

たまたまだといえばそれまでですが…

 

しかし同じ人ばかりが
いつも刺されているのかというと、
じつはそうでもないのですよね。

やたらと刺されることもあれば、
全く刺されないということもある。

 

蚊に刺されやすい人と
蚊に刺されにくい人。

あるいは

蚊に刺されやすいときと
蚊に刺されにくいとき。

この差は一体なんなのでしょう。

蚊に血を吸われやすい条件

あるていど蚊に刺されやすいという
自覚がある人もいますが、

あるときにはものすごく刺されるが、
あるときには全くさされない…
という場合もありますよね。

私もその1人です。

それはそのときの状態に違いがあるから
なのでしょう。

血を吸われやすい状態

人は常に活動しているので、
いつも一定の状態ではないですよね。

行動によって状態は常に変わります。

とくに蚊が寄ってきやすいのは、
汗をかいたあとや飲酒などをしたあと。

蚊に刺されやすい人には
次のような特長があるようです。

 

◇ 血を吸われやすい状態

  • 体温が高い
  • 汗かき
  • 二酸化炭素の排出量が多い

これに伴ってもちろん
臭いもあるでしょう。

 

これらを見ると、運動したり
アルコールを飲んだりすると
なぜ蚊が寄って来やすいのかが
わかりますよね~。

条件にぴったりと当てはまります。

それに対して、
体温が低い人や発汗が少ない人は
やはり蚊に刺されにくいのです。

蚊に血を吸われやすい色

意外なところでは、蚊が人を刺すとき
色との関係があるといいます。

 

◇ 蚊に血を吸われやすい色

  • 黒っぽい色

白より黒に近い色の方が刺されやすい。

たとえば黄色より青とか、
より暗い色ですね。

服装の色や肌の色などが当てはまるの
ですが、とにかく色が暗い方に
蚊が集まりやすいのだとか。

たしかに、黒い服を着ているときに
妙に蚊が寄ってくるな~
と感じることがあります。

蚊は昼間は光の当たるところよりも
暗い場所を選んで隠れていますからね。

白い場所より黒い場所に居るほうが、
蚊はより目立たないので寄ってくるの
でしょう。

ちなみに蜂も白い服より黒い服に
寄ってくるようですが、
これは濃い色を敵だとみなすからです。

 

  • ボーダー柄

柄というのは意外なのですが、
明るい色と暗い色との
コントラストが強い柄。

とくに白と黒のボーター柄は
より蚊が寄ってきやすい
ということです。

これは毎日放送の番組で
やっていたようなのですが、
蚊の視覚を刺激するからなのだそう。

血液型の違い

人がどういう状態であるかよりも、
そもそも血液型によって
刺されやすさの違いがあるという説も。

O型はA型よりも2倍刺されやすい
ということですが、
他の血液型との比較は次の通り。

O型>B型>AB型>A型

 

しかしこれに反して
蚊にも好みがあって、
血液型に関係なく選んで刺している
という説もあるみたい。

人も動物も好みがあるでしょうから、
虫にも好みがあっても
おかしくはないでしょう。

 

実際の体験では、
O型さんは刺されていないのに
一緒に居たA型さんが刺される
ということもよくあります。

血液型だけでいえば例外になりますが、
血液型とともに先程の条件も
合わせてみると納得できます。

 

O型さんは冷房で冷えて
汗をかいていなかったけれど、
A型さんは暑がりで汗をかいていた。

そのためもちろん、体温も高いだろうし
二酸化炭素の排出量も高かったのかも。

 

A型はO型より刺されにくい
というだけで、

他の条件が一致しており、
それが蚊にとって好条件ならば
もちろん刺されにくい
A型さんであっても刺すのでしょう。

じつは足の常在菌が原因

蚊を引き寄せているのは、
血液型やそれぞれの条件などではなく、

じつは足の細菌叢(さいきんそう)に
蚊を惹きつけるものがあるのだ
という研究があります。

 

では足のニオイなのか
といえばそうですが、

クサイのが原因かというと
そうではなく、

細菌叢の細菌によって
ニオイが違うのだとか。

 

細菌叢は常在菌の集まり。

常在菌というのは
人の身体に常に居る微生物。

細菌だけども
健康な状態では害のないもので、
人によって常在菌の種類は違う。

つまり、足の常在菌の種類によって
蚊が集まりやすいということ。

 

これを発見して研究したのが
2016年当時の高校生。

妹さんが蚊に刺されやすいことから
研究を始めたそうです。

 

研究の詳細をまとめたレポートを
見つけたので、リンクを張っておきます。
(↑リンク先のページが無くなってしまいました…)

研究レポート
第11回「科学の芽」賞 応募作品
「蚊が何故人間の血を吸いたくなるのかを、
ヒトスジシマカの雌の交尾数で検証する」

まとめ

蚊に刺されやすい、というのは
血液型やそのときの状態、
体質などさまざまな条件が
複合しているようです。

だから同じ人でも日によって違う。

しかし同じ人が必ず刺される
という場合には、

その人には何かしら
蚊にとって好ましい条件がある
ということなのでしょうね。

また、蚊は必ずしも血を吸うものではなく、
そこにはやはり蚊の事情というものがあり
血を吸う蚊の種類も限られているのですが…

これはまた別の記事にて。

[関連記事:血を吸う蚊の種類]

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