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子供の頃から
大人になってまで、
ときおり「リズム感」というものに
遭遇することがあるでしょう。
リズム感がいい、よくない。
どうも人とタイミングがずれる。
どうもなんだか外れていく…
リズム感というのは
音楽のことばかりではなく、
日常生活を送る上でも
じつは重要なものだったりします。
あるていどのリズム感がないと、
人と力を合わせて物を運ぶときにも
なんだかずれる。
人とタイミングを合わせて作業を
するときに、なんだか合わない。
縄跳びに入れないというのも
もしかしたら関係するのかな?
いろいろなところで
リズム感というものがでてきます。
リズム感とは
リズム感がいいとか悪いとかって
よく聞くんだけれど、
じゃあ具体的には何を指して
リズム感がいいというのでしょう。
真の意味でのリズム感とは
◇「リズム感」とは
明確なリズムを刻むことができる技術。
- 一定のリズムを刻めること
- 一定のリズムの中で
いろいろなパターンのリズムを
刻めること
…というものだそうです。
単にリズムを感じ取れて
合わせることができるとしても、
正確にリズムを刻めなければ、
真の意味で「リズム感がいい」とは
いえないのですね。
リズム感診断、ある・ない?
こんな動画があります。
[Youtube:リズム感診断]
始めは正直、できるかも~、と
たかを括ってたのですけど…
脱落するのは早かった…!
やはり一定のリズムが刻まれて
いるときにはできるのですけど、
無音になると微妙にずれて
いくのがわかるのです…
だめじゃん。
ぜひ自信のある方も無い方も、
やってみてくださいな~。
リズム感というものの認識
リズム感について、
子供の頃にモヤッと
したことがあります。
それは小学生のときと
中学生の時のこと。
小学校では、卒業式や入学式の演奏は
在校生が担当していました。
私は当時、楽器はできなかったのですが
強制的に演奏メンバーに引き入れられて
打楽器をすることになりました。
で、特になにも出来ないので
トライアングルなどの打楽器担当に
なったのですね。
打楽器って「そんなものだ」
と思っていたわけです。
ところが中学へ上がり、
吹奏楽部に入ると
まず先にテストがありました。
それは太鼓のバチを持って
一定のリズムを打つというもので、
まさにリズム感のテスト。
たしか3~4人くらい横並びになって
それぞれバチを持ち、ひたすら机の上で
一定のリズムを打つのです。
ここで、リズム感というものの
認識が変わるのですよね。
リズムを刻む打楽器(パーカッション)は
けっして誰もが出来るものではない、
ということを知るのです。
リズムは音楽の土台。
土台のリズムが狂えば全てが狂う。
リズム感のテストを経て、
なるほどな~と思ったわけです。
そういうことで私は、
リズムに合わせることはできるけれど、
自分でリズムを一定に保つことは
できないのだ、
ということを知りました。
リズム感は生まれつきじゃない
どうやらリズム感の良し悪しは
生まれつきではないらしい。
もちろん、
生まれついての才能
というものもあるでしょう。
しかしながらほとんどが
環境によって身につくもの。
幼い頃からいい音楽に触れていれば、
自然にリズム感が得られる
ということなのです。
じゃあ大人になってからじゃ遅いのか?
というとそれは違うし、
さきほど書いたように、
一定のリズムが刻めないとダメなのか?
というとじつはそうではなく、
一般的には、目的に応じて
リズムに合わせることができれば
まったく問題はないのです。
音楽のプロになろうとするならば
また別の話なのですが、
一般的に「リズム感がない」
と言われるのは、
カラオケで音楽に歌が合っていない
だとか、
身体の動かし方や何かのタイミングが
合わせられない、
というときに使われる言葉。
なのでリズム感がないと言われても
そんなに落ち込むことも
ないのですよね~。
リズム感は鍛えることができる
では、一般的にみてもリズム感がない
という場合にはどうすればいいのか…
大人になってからでも、
リズム感はトレーニングで
鍛えることができるということです。
まずはよく音楽を聴くこと。
その上でリズムを感じること。
たとえばカラオケで
リズム感がないと言われる理由は、
主につぎのようなもの。
- 音をしっかり聴くことができていない
- 歌うタイミングが取れていない
- そもそも曲を覚えていない
たとえば、大人数で集まったとき、
手拍子したり一緒に歌ったときに
必ずずれる人がある。
そういう人は、
1人でカラオケを歌っても
必ずずれている。
その人はまず、
自分がずれていることを
認識できていないのです。
これは曲をよく聴き込んで
合わせてみて、
両方がしっかり合っているのか
確認をしていかなくちゃいけない。
歌でも演奏でも同じですが、
聞きながら合わせながらを
その曲の間中ずっと続けていかないと
いけないのですよね。
合唱だと指揮者をよく見て
ピアノの音をよく聞く。
吹奏楽の場合には、
指揮者に合わせるのはもちろんのこと
打楽器の音をよく聴くこと。
和楽器の場合は指揮者はいないので、
人と合わせるときには主軸になる人に
合わせたり、全体の意識を合わせる。
こんな書き方すると大変そうですが、
慣れてみるとなんてことはないもの。
音が合うと
とても気持ちがいいものです。
[関連記事:音が聞こえる範囲は歳にもよる?]
リズム感を鍛えたいのなら、
どうせなら楽しみながらやるのが
いいですよね。
リズム感を鍛えるための動画や、
リズム感をゲーム感覚で鍛えるアプリ
など、最近はいろいろあるようです。
そのなかから自分に似合いそうなものを
選んでやってみると、
上達も早いかもしれないですね~。