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じゃこって魚の種類はなんだろう?シラスとチリメンの違いは

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

ちりめんじゃこと仲間たち
ちいさい魚がたくさんの

じゃこ。

じゃこはザコとも言って
「雑魚」と書きますが、

これには2種類の意味があります。

(1) じゃこ
いろいろな種類の小魚のこと。
ちいさい魚。

(2) ざこ
大物に対して小物のこと。
取るに足りない、地位の低い者のこと。

今回知りたいのは魚の「じゃこ」について。

じゃこっていろいろな種類の小魚のこと
だけど、市販のものはほとんどイワシ。

イワシといっても種類はあるし、
市場に出回っているじゃこにはいろいろな
ものがある。

これまで曖昧にしていたけれど、
よく考えたらどうちがうの?って
思いますよね。

すこし柔らかいちりめんじゃこ。
すこし硬めのちりめんじゃこ。

そして、柔らかくてふわふわしている
じゃこはなぜ「しらす」なのか?

ぼやっとしているので
順番に整理していきたいと思います。

じゃこの魚の種類とイワシ

じゃこ(しらす)は本来、魚の稚魚の総称で、
イワシに限らずさまざまな魚の稚魚を
じゃこ(しらす)と呼ぶのだそうです。

しかし一般的に市場に出ている
「じゃこ」や「しらす」は
イワシの稚魚の総称です。

【イワシの種類】

・カタクチイワシ(片口鰯)
・マイワシ(真鰯)
・ウルメイワシ(潤目鰯)

「じゃこ」とか「しらす」は、
呼び方が違うだけで元は同じもの。

同じものを加工して乾燥させていくのだけど
その水分量の違いから名前が異なるのです。

【状態の違い】

◇ しらす(なまの状態)
加工していない生のもの。
痛みやすいために生のままでは流通しにくい
ため、冷凍品が多い。

◇ 釜揚げしらす
塩水で茹でてさましたもの。
水分量が多い。

◇ しらす干し
釜揚げを少し乾燥させたもの。
天日にさらして乾燥させるが、
機械で乾燥させる場合もある。
(取り扱う業者による)
水分量は60~70%くらい

◇ ちりめんじゃこ(縮緬雑魚)
釜揚げを乾燥させたもの。
水分量は少なく、50%以下。

大きく分けると上記のような違いになるけど、
地域や業者によっては干し具合で
呼び方が違ったり、大きさの違いで
さらに別の呼び方もあります。

【 大きさの違い】

小さい順につぎのような呼び方も。

しらす(ちりめん) < ちいか < かえり

また、しらすとちりめんの呼び方は
地域によっても違いがあるそうです。

関東:しらす
関西:ちりめん

また、ちりめんという名は
絹織物のちりめん(縮緬)からきている。
じゃこを広げて干すさまが、広げたちりめんに
似ていることからこの名が付いたということです。

タタミイワシってなに?

じゃこについて調べているうちに、
「たたみいわし」という言葉が出てきた。

そういえばタタミイワシって
聞いたことはあるけれど、
具体的になんだっけ…?

そう思って調べてみると、
タタミイワシはイワシの名前などではなく、
加工の状態を表す名称でした。

【タタミイワシ(畳イワシ)】

生のシラスを木枠に入れて四角い形にして、
その状態ですだれで干す。
こうすることで四角い畳状の干しイワシが
できる。

これをタタミイワシというそうです。

ちなみに水分量は一番少ない。

私は実物を見たことがないんですけど…
これは地域によって違うのかな?

この畳イワシは軽く炙って食べるそうですが…
なんとも美味しそうです。

ゆかりみたいな感じかなぁ…?
でもタタミイワシのほうが美味しそう。

イワシ好きの私としては、
いつか出会いたいお品ですよ~。

ちりめんじゃこに入っている別種の稚魚たち

ちりめんじゃこといえば…!

なんか前に流行りましたよね~
ちりめんモンスターって。

ちりめんじゃこに、いろいろな魚などの
稚魚が混ざっているやつです。

そもそも「じゃこ」は
いろいろな魚の稚魚の総称。

市場に出るじゃこは基本的にはイワシの稚魚
ということなのですが、別の種類の稚魚が
入っていても、じゃこはじゃこ。

しかしなかには甲殻類の稚魚とか
あまり見慣れないものもあるので、
見つけるとギョッとすることがありますよね。

(ダジャレのつもりじゃないですよ…)

よく混ざっているのが、次のようなもの。
・エビ、カニ、アミ、シャコ
・イカ、タコ
・サバ、アジ、アイゴ、タイ
・フグ、イカナゴ
・トビウオ、タチウオ、カマス
・コバンザメ
・タツノオトシゴ

これらは通常食べる魚介類だったりするので
見慣れているし安心なのですが、

やはりなかには「なにこれ…?」と
ちょっと引いてしまう姿のものもありますよね。

私もついこの前また見つけてしまったので…
それ以来、ちょっと慎重に見ながら選り分けています^^;

 

私がちょっと苦手なのは…

エビの子どもの「ゾエア」という形態。
普段見慣れないので何者かと思ってしまいます。

エビのゾエアが成長したものは、もうほとんど
エビの形なのでそんなに抵抗感はないかな。

 

かなり苦手な部類は…

「メガロパ」というカニのこども。
ゾエアが成長した状態なんですけど、
見た目がちょっと…別の虫に似てて苦手。

 

あとは…もうこれは無理…です。

「ウオノエ」といって、海洋生物の幼生
なのだそうなんですけど…
どうしても足の多い虫に見えてしまうので
これは個人的にはきびしい…ので避けます。

どれも口に入っても大丈夫なのでしょうけど、
やはりちょっとね^^;

 

あ、あとフグっぽいのを見つけたら、
これもなんとなく外していますね。
ちっちゃいけれど、やはりフグかなと。

それにしてもたくさんの
ちりめんモンスターがいるものです。
いったいどのくらいの種類がいるものか…

注意深く探してみるのも、
なかなか楽しいものですよ。

 

ちりめんモンスターを調べるには、
次のサイトがおすすめです。

[ネイチャーおおさか:チリモン図鑑]

参考:[きしわだ自然友の会]
(サイトTopページ右下のリンクから)
・チリメンモンスターに関するFAQ
・チリメンモンスターの商標登録について

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