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2023年4月からの
フジテレビ系列
水曜よる10時『わたしのお嫁くん』
原作:柴 なつみ
講談社Kiss連載『わたしのお嫁くん』
漫画が原作ですが未読のままに、
ドラマの感想を書いていきます。
※ドラマのあらすじやネタバレとともに感想を書いていきますので、顛末を知りたくない方は注意!
わたしのお嫁くん・ドラマ第3話の感想
嫁と大黒柱として暮らし始めた2人。
- 嫁…山本知博(高杉真宙)
- 大黒柱…速見穂香(波瑠)
山本知博(ちひろ)は穂香を慕っているけれど、はっきり言わないので穂香は気づかない。
穂香にとって山本は大事な後輩くんであり、そこに恋愛感情はない。
山本はそこから一歩脱却したいところ。
部屋に閉じ込められた2人の救出は…
前回の終盤、引っ越しの荷崩れで部屋に閉じ込められた2人。
だが意外とあっさり、助けが来た。
チャイムを三三七拍子のリズムで押す山本の長兄、正海(竹財輝之助)。
そしてドアは施錠されていない。
弟の知博を思うあまりに踏み込んだ兄・正海によって、簡単に危機は免れた。
知博を溺愛し過ぎる正海が叫ぶ姿は、知博が叫ぶ姿に似ているようにも見えます。
叫び方ってこんなに似るものか。
はたまた、わざと似せているのかなと思うほどでした。
穂香を泥棒猫呼ばわりする山本の兄・正海(竹財輝之助)
すごい過保護な長兄・正海は、弟の知博を「嫁」と言った穂香に対して「泥棒猫」呼ばわり。
穂香にとって疑似嫁であることがわかって平謝りだったけど、この心配性の兄ちゃんは気が気じゃないんだろうな。
穂香は知博を「同居人」として見ているが、正海はわざわざ念を押して聞いていた。
「知博のことは何とも思っていない、恋愛感情などこれっぽっちもない?」と。
「はい、全く!」と言い切る穂香に、知博は情けない顔をしていた。
長兄・正海は、知博のこの顔を見てきっとわかってるんだろうな…。
だからなのか、正海は穂香を試す。
「あなたは知博の同棲相手としてふさわしくない。もはや母として2人の同棲を認めない」と穂香に言っている。
弟思いのいい兄ちゃんなんだろうけど、なんとも面倒な人だね~。
山本家のお茶会への準備を頑張る穂香(波瑠)
山本の長兄・正海は、穂香を山本家のお茶会に誘った。
穂香は正海に同棲を認めてもらうため、シフォンケーキ作りに挑戦する。
数ある洋菓子の中で、どうしてシフォンケーキなのかはよくわからんが、穂香のイメージなんだろう。
穂香は山本に対して恋愛感情は全く無いけど、山本くんのいない生活は考えられない、というくらいには手放したくないらしい。
穂香はケーキ作りの練習を親友の高橋君子(ヒコロヒー)にお願いするが、即答で拒否られる。
穂香が使った後のキッチンは地獄のように汚いからだとか…一体どんなだよ。
しかし部屋の惨状を見ているとわかる気もする。
穂香は山本くんの助けは借りられないと思い、新人の花妻蘭(前田拳太郎)に教えを請うことにした。
素直にはじめから山本くんの手を借りていればよかったのかもしれないけれど、これが後に功を奏すということになるので、結果的にはよかったのかな。
山本知博(高杉真宙)の同僚・赤嶺麗奈(仁村紗和)は鋭い
赤嶺麗奈が鋭いというより、山本知博がわかりやすいのか…。
穂香が山本のことを男として見ていないことを見抜いている赤嶺は、当の山本にズケズケとまくし立てている。
赤嶺はわかりやすい。
はじめは「怖いよこいつ」と思っていたけど、ちょっとクセになってきた。
はっきり言うので逆に裏がなさそうで気持ちがいい。
いや、実際には裏?がある。
赤嶺はきっと山本が大好きなのだけれど、屈折しているので山本くんに対する態度がずれている。
だから裏があるとはいえ、ある程度だだ漏れているのでそこは裏があるようでいて無いように見えるから面白い。
先輩の古賀一織(中村蒼)に相談する山本
赤嶺にズケズケと言われてさらに気にする山本知博は、穂香が新人の花妻くんと仲良くしているのを遠巻きに見ている。
営業部の先輩である古賀一織(いおり)は、そんな山本くんに声をかけた。
山本があまりにわかりやすいので、古賀はなんとなく山本と穂香との間に何かあることをわかっていたのだった。
自分が男として見られていないことを気にしている山本は古賀に相談し、秘策とかないですかと聞くも、「ないです」とあっさり。
うん。実際、秘策とかはないんだろうね。
人それぞれで、人と人のことだし。
秘策があるとか言って話すやつは、やばいことしそうだというイメージすらあるよ。
古賀先輩は「山本くんに必要なのは駆け引きかもしれんね」とのたまう。
「今まで押し続けて効果ないなら、ちょっとは引いてみらんね」
たしかに、ずっと一緒に居て気にならなくても、いきなり遠巻きにされると、気になってくるものである。
それはある意味、秘策かもしれない。
それにしても、古賀先輩の話しぶりは落ち着きがあっていいね。
んで、この人の九州弁もやっぱいい。
方言は、話す人・話し方によってはキレイにも汚くもなるんだよね~。
花妻蘭(前田拳太郎)のノリと見栄、そしてアドバイス
花妻くんのノリにはやっぱちょっとついていけないけど…本人は必死そう。
そんな毎回、気を使って可愛らしく見せなくてもいいのに…と思うんだけど、それはこの子の性格なのか。
穂香においしいシフォンケーキの作り方を教えることになった花妻。
レシピまでイラスト入りで描くほどの気遣いと頑張り。
しかし頑張りすぎるがゆえに、見栄も貼っちゃう花妻くん。
先日、みんなに配っていたアイシングクッキーは手作りではなく、買ったもの。
うまく出来なかったから、つい見栄を張っちゃったんだとか。
そんなに無理しなくてもよさそうなのに、どうしてもそうしたかったのだろうね。
人によく見られたい。
そう思うのは向上心でもあるから、ある意味力にはなるけれど、そこを偽っては間違うこともある。
でもきっとこの子はその偽りも解消するくらいに上手くなるんだろうから、それはそれでいいのかも。
穂香は花妻くんには話しやすいんだね。
いろいろと状況を話して相談するみたいになっていて、どちらかに恋人ができたときにどうするのか、というルールも決めといたほうがいいと花妻は穂香に言っていた。
全くそのとおり…なんだけど、
そのルールづくりに考えが及ばなかったのは、山本にはまずその考えがないこと。
山本くんは穂香しか見えていないからねぇ。
そして穂香は自分に恋人ができるという考えがないから、相手についてもそんなことがあるとは考えが及ばない。
人ってそんなもんよねぇ。
客観的に見ればわかることでも、自分自身や身内のこととなると見えないものだ。
なんとなくギクシャクする穂香と山本
花妻の言葉を気にする穂香。
古賀のアドバイスを実行する山本。
古賀のアドバイス通り?引いてみる山本だったが、ただ機嫌が悪いようにしか見えない。
山本は自分でもどうすればいいのかわからないながらに行動しているのが、なんとも可愛らしい。
「相手に恋人ができたら…」という花妻の言葉を気にする穂香は、赤嶺と山本の仲を気にしだす。
赤嶺と山本の関係は同僚というだけ。
でも赤嶺はおそらく山本が好きなんだろう。
赤嶺はいちいち態度が横柄。
腰に手を当て「ごきげんよう山本くん」
という赤嶺に対して、
「普通におはようじゃ駄目なのそれ~?」
という山本。
赤嶺は相当屈折してるんだろうなぁ。
それが面白くていいんだけど。
しかしそんな赤嶺を、山本くんはまともに対応してくれるから嬉しい。
山本は基本優しいよね。
赤嶺が山本に壁ドンして何かを迫っているやりとりを見てしまう穂香。
赤嶺はここで穂香と初対面らしい。
自ら名乗る赤嶺は堂々としているが…めっちゃ緊張している様子。
なんだか虚勢を張っているようにも見えなくもない。
穂香は何か見ちゃいけないものでも見てしまったかのように、言い訳をしてその場からそそくさと立ち去って行った。
しかし穂香はしっかり気にしていた。
なかなか引いた効果が出てるっぽい?
まったく相手がフリーより、誰かの影を感じるほうが人は焦るもの。
自分の方ばかり見ていた山本が、いきなり違う方を向くようになった…
それだけで気になってくるんだろうね。
(嫌いな相手でない限りは。)
山本からすると、好きな穂香に対しては遠慮がある。
しかし赤嶺に対しては遠慮がない。
この2人はお互いに遠慮がないから、仲が良いようには見える。
山本にとって赤嶺は、穂香への本音を話すことができるほど、話しやすい相手ではあるのだよね。
どうも思っていないからこそ話せる、ということもある。
ゴリラの朝食…なんて失礼だな、穂香
二日酔いで朝食が用意出来なかった山本は、りんごとバナナを食卓の上に置いていった。
これを見た穂香は
「ゴリラの朝ごはんかな?」と言うが…
朝、りんごとバナナは身体にとって、とてもいい選択だと思うぞ。
自分が二日酔いで辛くても、穂香の朝食を気にかけている山本くんの気遣いだ。
でも穂香は食べたとしても、きっとバナナくらいかねぇ…。
りんご剥くのが面倒…とか思いそう。
それもちょっとわかるけどな。
山本家のお茶会で同棲のメリットをアピールする穂香
お茶会の前日になって、兄からの連絡でお茶会のこと知った山本(知博)。
山本の2番目の兄・薫(古川雄大)はパティシエ。
はじめから穂香がどうあがいても勝てるわけがない相手。
穂香は長兄の正海に試されているだけだということを、山本が一番よくわかっていた。
穂香は家でシフォンケーキを作ってみるが、何度やっても失敗してしまう。
想定通りといった具合に、見事にへしゃげているシフォンケーキ。
考え事をしながらひたすら泡立て過ぎだよね…。
そもそも山本と穂香の関係がややこしくなるのは、山本が素直に穂香に対して好意を持っているということを伝えないからだ。
お茶会当日、実家へ行くとものすごい種類のお菓子が用意されていた。
姑スイッチの入った長兄・正海は、自分で掃除した机を指先でなぞってホコリを見る仕草をする。
姑ポーズまでするのか、この人。
この長兄・正海に対して穂香は、正直に失敗したシフォンケーキを見せ、プレゼンを始める。
山本くんと穂香が一緒に暮らすと、ギブ・アンド・テイクのギブしかない。
その点は生活費を全額、穂香が負担することで、山本くんにはテイクをしてもらっている。
それは実家に居ても同じだと主張する正海に対して穂香は、自分と一緒に暮らすと山本くんは営業神になれる、というメリットを話す。
家事が駄目な穂香との共同生活は、家電会社の営業にとって大切な、新たな気付きや発見を与えることができる。
(…でも基本的に家事をやらない穂香は、自ら家電を使うこともあまりないのでは…というのをちらっと思ったけど、そこはスルーしておこう)
たとえば…ということで、ここで穂香が失敗したシフォンケーキを、山本くんがラスクにしてくれたことを話し、お互いにメリットが有るということで締めくくった。
次男の薫は絶賛。
長兄の正海もそれで納得したが、まだ弟を心配している。
そんな正海に穂香は誓約書を見せる。
このルームシェア中に、大事な弟さんに絶対手を出さないと誓う、と穂香は言い切った。
これに知博は驚いているが、正海は満足した様子。
しかし知博が納得できていない様子を見て、薫は理解したようだ。
知博の方が穂香に好意を持っていることに。
山本くんのわかりやすい行動や表情を見て、わからないはずもないよね。
むしろ穂香がわからないのが不思議すぎるよ。
穂香はそれほど、恋愛や結婚のことは考えていないということだ。
また一歩、進展した2人
山本家からの帰り際、穂香は山本くんに好きな人が出来たら応援すると言い出した。
どこまでも話が噛み合わない。
でも山本が嫁を解消すると思うと、穂香は寂しく感じるようだ。
それを穂香にしっかり確認した山本。
穂香はお兄さんに約束をしたが、自分からは手を出してもいいと山本は理解している。
山本は積極的になり、穂香の手を繋いだ。
もう引くのは辞めると言って。
穂香も山本くんのことは、まんざらでもなさそう。
でもまだ、日々一緒に過ごす中で
「情が移った」レベルかもしれない。
山本はじわじわと穂香の心の中に入ってきている。
このままうまくいくのかな?
なんて簡単にはいかないのだろうね。
次回はどうやら古賀先輩が何やら言ってくる?みたいだし…
でも、山本の気持ちを聞いておいてからの邪魔はしないでしょう。
そんな性格ではなさそうに思える。
古賀が行動するとすれば…
後輩の山本くんに良かれと思って何かをするのかな?
期待しておきましょうか。
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