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金木犀はトイレの香り?なぜか芳香剤のイメージが根強い理由

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

キンモクセイの香りのひみつ
秋口になると、
どこからともなくいい香りが漂ってきます。

その正体は、
金木犀(キンモクセイ)。

秋口に咲く金木犀の花は、
甘いようでなんとも言えない、いい香り。

それでいて、どこかなつかしい香り。

 

金木犀の花は、なんとも可愛らしい
橙色の小さな花がたくさん付くのです。

 

昔から金木犀の花の香りが好きなのですが、
子供の頃、金木犀の匂いを好きだと言うと

「あー、あの芳香剤の匂いね~」

そう返した子がおりました…。

 

ちがうわっ。
生の金木犀を知らんのかっ。

…まぁ、その子は知らなかったのでしょう。

しかし調べてみると、
金木犀と芳香剤との意外な接点が
あったのです。

キンモクセイはトイレの花?

金木犀の匂いについて調べていると、
衝撃的な記事を見つけました…

[産経新聞:強烈だから香水、クリームでブーム再来!?「便所花」は過去の話…「♪さわやかサワデー」キンモクセイ物語…]

 

便所花、ってヒドイよねぇ…。

しかし昭和の時代には、
金木犀をニオイ消しの目的で
組取り式トイレの近くに植えていたそうで…

それでそんな呼び方をされていたのだとか。

 

なるほど、その流れからの
トイレの芳香剤ということなのですね。

 

そして「トイレといえば金木犀」
というイメージがあまりに強烈にあるために

その後は逆に消費者が遠のいたのだとか…

 

それから若い世代にはそのイメージはなく、
昔からなじみの香りである
金木犀が見直されて

今ではいろいろな商品に使われだした
ということです。

金木犀の香りの効果

金木犀の香りは、
次のようなリラックス効果があるようです。

  • イライラを鎮める
  • 気持ちが落ち着く

 

あとは、血圧や心拍数を下げる
作用もあるんだとか…

血圧が低い人には注意が必要なようですよ。
(私もですけど)

金木犀の香りが一番心地いいのは、
風にのってどこからともなく漂う香り。

これがまたいいのですよね~。

 

ちなみに銀木犀(ギンモクセイ)の香りも
好きなのですが、これは近所にはなく…
(もちろんウチにもない)

どんな香りだったのかうろ覚え。

金木犀よりも銀木犀のほうが好きだった
ような覚えもあるのですが…

あまりに昔のことで記憶がぼんやりですよ。

 

そのうち銀木犀も金木犀も、
小さい鉢でいいので
手元に置いてみたいものです。

金木犀の自然な香りと人工の香り

大人になってからも、
職場の人に金木犀の香りについて話をすると

「芳香剤の匂い」

という言葉が帰ってきます…(TдT)

 

まぁ、ある一定の年齢層以上の人は
どうも芳香剤のイメージが強すぎて、
その感覚しかないのでしょう。

金木犀の香り

そんなに本物の生の金木犀というのは
地味な存在なのでしょうか?

ネット検索をしてみると、
やはりそんなことはないのです…!

 

今では「金木犀の香り」と検索すると、
金木犀の香水などの情報も
たくさん出てきます。

芳香剤ではなく、香水ですよ!

 

キンモクセイの香りの商品が
たくさんあるじゃないかぁぁぁ…!!!

香水からハンドクリーム、
アロマオイルにエッセンシャルオイル…

そして芳香剤… これはいらん。

精油とアロマオイルの違い

ここでちょっと疑問を持ちました。

この2つの違いってなに?

  • エッセンシャルオイル(精油)
  • アロマオイル

どちらも自然な香りのイメージが
あったりするのですが… はて。

 

この2つの違い。
調べてみると、次のようなものだそう。

  • エッセンシャルオイル(精油)
    植物由来のオイルで
    植物の芳香成分を抽出したもの。
    天然100%と思われがちだが、
    人工的な処理をされているものもある。
  • アロマオイル
    植物由来の香料や精油、
    合成香料、アルコールなどを含む。

つまり簡単に考えると、

エッセンシャルオイル(精油)は
自然なものが多く、
植物由来のものではあるが
なかには人工的に抽出するものもある。

アロマオイルは、
人工物などを必ず含んでいるもの。

といういことです。

 

いい香り、好きな香りには
ずっと浸っていたい。

やはり一番は自然の香りですからね。

しかし花が咲いている時期じゃないと
この香りには浸れない…。

 

一年中、好きなときに
この香りを嗅ぎたい…と思えば、

やはり少々人工的なものも
仕方がないのでしょう。

けれども人口の香りというのは
いろいろと差し障りがありますからね。

それでも、ほんのりと香る程度ならば
まだいいのですけど、

芳香剤ともなると、とりわけ強烈。

 

芳香剤は匂いを解消するものではなく、
強烈な匂いで他の匂いを打ち消すもの。

これはキツくて当然ですよね。

香水であっても、
ほんのり香ればいい香りだけれど、
付けすぎれば強烈になって臭く感じるだけ。

近年では科学的な匂いの成分から
化学物質過敏症を発症する場合もあるので
気をつけたいものです。

 

余談ですが…
ニオイ繋がりでもうひとつ、
ちょっと面白いものがあります。

それは、雨の匂い。
誰もが知っているこの匂い、実は香水もあるのですって。
[関連記事:雨の匂いってなに?]

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