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2023年1月からの日本テレビのドラマ
「ブラッシュアップライフ」
第6話「救世主」のあらすじと感想です。
どちらもネタバレを含みますので苦手な方はお気をつけて~。
ブラッシュアップライフ第6話のあらすじ
麻美(安藤サクラ)は3周目の人生を満喫している。
今世ではテレビ局に勤め、子供の頃から大好きだったドラマに携わり、今は自分が企画したドラマの準備に奔走している。
あるとき福ちゃん(染谷将太)が東京に来て、成人式以来9年ぶりに麻美に連絡してきた。
雑談から入り、何気なく自分のCDを麻美に渡し、今は事務所を辞めてフリーで活動しているという。
そして音楽業の他に、俳優業もやりたいというが、劇団に入っているわけでもない。
そして、もし何かあったら連絡して、と言い、名刺とプロフィールを麻美に渡した。
みーぽん(木南晴夏)となっち(夏帆)は頻繁に麻美の家に遊びに来ていた。
麻美は、嬉しいけど来すぎだと言う。
福ちゃんが麻美を訪ねてきた話をすると、きっとドラマをやっている麻美に売り込みに来たに違いない、ということになった。
幼なじみがプロデューサーなんてこんなチャンスは無く、福ちゃんは甘い、昔から変にスカしている、などという話になり、最終的には同情が入ってきた。
陰ながら応援しようということになり、麻美はCDを貰ったことを思い出して3人で聞いたみたのだが…
思いの外、ダサかった。
麻美の初企画ドラマ、「ブラッシュアップライフ」がクランクインした。
あるとき、予定している時刻に俳優が間に合わなくなり、吹き替えのエキストラを入れて撮ることになったが、見つからず…
ちょうど背格好が似ていて、スケジュールガラ空きの福ちゃんを使うことになった。
そしてついに、第1話目の放送日。
麻美はリアルタイムで一緒に放送を見ようと、みーぽんとなっちを家に呼んでいた。
家に帰る途中の横断歩道前、スマホでドラマの番宣を見ていると、一台のトラックが麻美めがけて突っ込んできた。
気づくとそこは、真っ白い空間。
麻美は29歳で事故で亡くなったのだ。
前回、自分が死にやすいのは三十代だと聞いていた麻美は、受付に苦情を言う。
そしてドラマの初回放送が見たくて仕方がない麻美は、受付の案内人(バカリズム)に、見れないのかとしつこく聞くが、だめだった。
麻美の来世の新しい生命は、
北海道のムラサキウニ。
こんなに頑張ってムラサキウニ。
ウニはキツイと言う麻美は、もう1度、麻美の人生をイチからやり直すことになった。
麻美の人生、4周目がスタート。
1989年、麻美は生まれた。
人間に生まれ変わるために、次は莫大な徳を積む必要があると意気込むが、まずはあまり手のかからないように成長する。
1994年、4度目の保育園
公園のツツジは公共のものだから…と、法律を交えて園児に説教する同園児の麻美(永尾柚乃)。
次に同園の早苗ちゃんには、本人の成長を促して玩具の独り占めを辞めさせた。
そして今回も洋子先生(中田クルミ)の不倫を阻止する。
また同じことをやるのがキツイ麻美は、直接、洋子先生に物申した。
先生のこと大好きだから幸せになってほしい、という前置きをし、理由も話した上で、不倫しないと約束してほしいと言う。
さらに今持っている紙は、玲奈ちゃんパパの(ポケット)ベル番だよね?と聞く。
洋子先生は麻美に言われるがまま、絶対に不倫はしないと約束したのだった。
1997年、麻美4度目の小学生
登校時のゴミ拾いと近所の人への挨拶も欠かさず、花壇に水をやり、勉学にも励む。
この段階からできることは全てやると意気込む麻美(和田愛海)だったが、その代償として、なっち(小吹奈合緒)とみーぽん(前田織音)と距離ができてしまった。
あるとき2人がシール交換をしているのを見かけて声をかけてみると、混ぜてはくれたのだが、どうやら気を使われてしまったようだ。
6話目はここまで。
ブラッシュアップライフ第6話の感想
今回で3周目の人生を終えた麻美。
今までで一番悔しかっただろうね。
好きな仕事に携われて、それを自分で企画して実現できて、さあ、初めての放送日!
という楽しみにしているときに…
その直前で人生が終わってしまうなんて。
受付係にしつこく、見れないかとゴネるのもわかる。
そして次に4周目。
これまではある程度順調な流れがあったけど、とうとうぶっ飛んできた感がある。
でも保育園の頃からあの状態だと、周囲の人は遠ざかりそう…。
親友2人とも縁が薄い感じになったしね。
次回はこれまでと違う展開になりそうなので、また期待してる。
謎の女(水川あさみ)がようやく出てくるようだしね。
特別出演・友情出演、の謎
ポスターやエンドロールに載せるキャストの順番は「番手」というらしい。
一番手、二番手とはここからなのか。
番手の順番を決めるのって、なんか大変そうだね…と思ったことがある。
しがらみ、忖度、いやぁ…大変そう。
出演者のすごく多いドラマや映画とか、大御所なのに、やたらちょい役で出てくる人とか、どんな扱いなの?と思ったことがあるよね。
「(特別出演)」と「(友情出演)」
これらは特別感を出すためのものらしい。
今回この謎を、麻美はゴンちゃんに説明していた。
これってたしかに、ずっとちょっとした謎だったんだよね。
あと、「トメ」と呼ばれる位置付けのラスボス感。
最後の方でどーーーん!て感じで、縦ロールとかだと上下の間隔がすごい開けられていて、一人の名前が流れていく…
確かに、ほんとにラスボス感なんだよね。
これは感覚的にも、おぉ!って思ってしまうのが不思議。
この「番手」の順番て、単純にその作品の出番の量とかで決めちゃ駄目なのかな、と思ったことがある。
気になる俳優さんが居た場合、スローにしたりして見返すこともあるだけど、結局よくわからなかったりすることもあるんだよね。
福ちゃんの売り込み
福ちゃん、麻美に9年ぶりに連絡してくるのは、あきらかに売り込みだよね。
みーぽんとなっちが、思ったことをそのまんま全部言ってくれた。
こういうのって、カッコつけてたまたまを装って訪ねてくるよりも、もっとガッツリ売り込んで来る方がまだ気持ちがいいのかも。
でもガッツリ来られても、だからって何でも受け入れて仕事を作ってあげられるわけじゃないから…
やっぱりなんとなく来られる方が、有耶無耶にもしやすいのかな。
同級生なら尚更、頼む方も頼まれる方も、なんだかやりづらそうだしねぇ。
そして福ちゃんの音楽CD。
すごいね、キツイね。
今回のはちょっと方向性が違うんだけど…
なんて福ちゃんは言ってたけど、方向性も何も、それ以前だと思うけど、
でもそんな福ちゃんの音楽を玲奈ちゃんは、けっこういいよ、好きだよと言ってたよね…
それはなんだか引っかかった。
同級生のよしみで買ってあげても、なにもいいことは無いよ。本人にとっても。
4周目の麻美の子供時代
徳を積みまくると意気込んでしまったが故に、かなり合理性だけを追求するような振る舞いをする子供になってしまっている麻美。
ツツジの蜜を吸う園児に対して、園児が法律を持ち出して説教をするという、なかなかシュールなことになっている。
しかしこの台詞をしっかり言える、麻美役の子役、永尾柚乃ちゃんもまた凄い。
(現在<幼稚園の年長さんで6歳だそう)
そしてその言葉を、ツツジを口にくわえながらじっと聞いている保育園児はかわいらしい。
そして次に早苗ちゃんという子への説教も凄まじく…
「早苗ちゃんてもう4歳だよね。
今はギリ泣けば許される年齢だけど、これからだんだん通用しなくなるからさ、小学校に入って困らないように、そろそろ我慢することを練習していこうね。この玩具を他の子に貸してあげることが成長の第一歩だと思ってさ、踏み出してみようよ。」
こんな冷めた保育園児、末恐ろしい…。
この場に居て直接見聞きしていたら、この子のことを怖いと思うかもしれない。
そして問題の洋子先生と玲奈ちゃんパパの不倫を阻止すべく取った行動がまたね。
もう麻美はめんどくさいのだろうね。
これまでは洋子先生に気づかれないように不倫を阻止していたのに、今回はもう直接話してしまった。
園児の口から、不倫しないでって。
笑えるんだけど、園児にこんなこと言われた先生は驚くよね…
さらに、玲奈パパから貰った紙にはポケベルの番号が書いてあると言い切り、当たっているんだから、洋子先生は麻美を一目置いたに違いない…
というより、予言して当たっちゃってるのだから、どう感じるやら。
この子には不思議な能力があるんじゃないかと思ってしまうよ。
麻美の幼少期のBGMはずっとセーラームーンだった。
ずっと正義の味方…というより、世の中を正すみたいなことばかりしていたに違いないが、生きづらそうだな。
方々でこんな感じに周囲の人に接してしまっていると、麻美ちゃんは孤立しちゃうよ…。
次回は、実際孤立してそうなので、どうなることやら。
楽しみにしている。
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