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蛍光灯を交換したのに点かない。その原因は点灯管の寿命かも

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

蛍光灯が点かないときの原因と対処
家の蛍光灯を何気なく点ける。

あれ…点かない?

まぁ、これはよくあること。

蛍光灯が突然点かなくなるということは
ままありますが、たいてい前触れは
あるはずなんですよね。

点灯に時間がかかる、
光がチラチラする、点滅する、
蛍光灯が黒くなっている…などなど。

なんか調子がよくないな~なんて
思っているうちに、とうとう切れてしまった。

すると通常、蛍光灯を交換しますよね。

しかしそれだけでは
点灯しないこともあるのです。

蛍光灯を交換しても点かない原因

家の蛍光灯が点かなくなったとき、
だいたい新しい蛍光灯に交換すれば
無事に蛍光灯が灯ると思いますが…

たまに、蛍光灯を新品に変えたのに
点かないよ?

なんてことがあります。

そんなときには次のことを疑います。

  • 接続方法が間違っていないか
  • 蛍光灯自体が壊れていないか

この2つに当てはまらなければ、
次のことを試してみましょう。

点灯管がゆるんでいないか

  • 点灯管がゆるんでいないか

点灯管というのは、蛍光灯の近くに付いている
小さな部品です。

豆球くらいの小さな円筒形の部品が
蛍光灯の近くに付いていると思います。

蛍光灯が点かない場合、これが緩んでいる
ということもあります。

点灯管は、回して固定するように
なっているので、緩んでいれば時計回りに
回してみましょう。

点灯管をかっちり締めて、
これで蛍光灯が点灯するならば緩みが原因。

だめなら、次のことを試しましょう。

点灯管の交換

  • 点灯管の交換

さきほど、ゆるんでいないかを確認した
点灯管ですが、これが壊れたり、
あるいは寿命を迎えたということもあるので
その場合は交換が必要です。

…と、その前に、
そもそも点灯管ってなに?
ってことになりますが、次に説明します。

点灯管とは

蛍光灯には3種類の点灯方式があります。

  • グロースタータ形
  • ラピッドスタート形
  • インバーター形

このうち、よく家庭で使われているのは
グロースタータ形の蛍光灯で、
グロースタータ(点灯管)を使うものです。

点灯管は、グロースタータのほかに
グローランプ、グロー球とも呼ばれています。
(以下、ここではグロー球と書きます)

 

このグロースタータ形の蛍光灯を
点灯させるためには、グロー球が必要です。

グロー球と蛍光灯は一対であるため、
蛍光灯を新しいものに変えたとしても、
対のグロー球が壊れたり寿命が来たのならば
蛍光灯は全く反応しないのです。

点灯管(グロー球)を購入しよう

グロー球は電気屋さん以外にも、
ホームセンターや100円均一のお店などでも
売られています。

点灯管(グロー球)の種類

グロー球には「点灯管」と「電子点灯管」
があり、性能と値段が違います。

【点灯管】
値段:安い
使用:蛍光灯を交換するときに合わせて
点灯管も変えるのが理想。

【電子点灯管】
値段:点灯管に比べて高い
使用:点灯が早い。寿命が長い。

電子点灯管のほうが性能がよくて長持ち、
という感じでしょうか。

どちらを選ぶかは、性能と価格見合いで。

価格はだいたい以下の通りです。

【点灯管】1個100~150円前後。
【電子点灯管】1個500~700円台。

点灯管(グロー球)の形状

グロー球は形状が2種類あり、
対する蛍光灯によって口金の形が違います。

【E形】
E形の形状は電球のはめ込み口ように
ネジ状になっている。

【P形】
P形の形状は2つ脚になっている。

購入するときには型番を確認しよう

蛍光灯のグロー球の形状と型番
購入するときには、切れた蛍光灯の
グロー球の型番を確認しておきましょう。

グロー球は蛍光灯ひとつに対して1つ。

対になっているものなので、
その蛍光灯に合うものが必要です。

たとえば30型と40型の蛍光灯がついている
照明器具ならば、
30型用のグロー球と、40型用のグロー球が
ついているはずです。

グロー球の型番は照明器具にも書いてあるし、
グロー球自体にも書いてあります。

心配ならば、古いグロー球の型番を
スマホなどで撮影して持参するか、
現物を持って行き、店員さんなどに聞くと
教えてくれるでしょう。

【参考】
[ウィキペディア:点灯管]
こちらに、日本国内規格の蛍光管と、
これに対応する蛍光灯の記載があります。

点灯管(グロー球)を交換してもだめなら

もしグロー球を交換してみても
蛍光灯が点かないということならば、

安定器と呼ばれる部分の
故障かもしれないです。

安定器は通常、10年くらいで交換するのがいい
ということなので、古い蛍光灯を使っていても
交換した覚えがないならば、
この安定器が故障したのかも。

あるいは、照明器具自体が故障してしまって
いるということもあるでしょう。

この場合、どちらにしても電気屋さんに
依頼して見てもらうほかはないようです。

 

安定器の交換は電気工事の免許がないと
してはいけないので、
素人が手を出せる部分ではないのですね。

なので最終的には、故障修理になるか
買い替えるということになります。

 

蛍光灯の生産は順次縮小、終了していき、
今後すべてLED照明へと切り替わっていく
ことになるので、

もしこれから買い替えるということならば、
LED照明にするということになります。

この機会に照明器具の買い替えを
検討するのもありではないでしょうか。

[関連記事:蛍光灯の紐が切れたり戻らないとき]

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