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2023年4月からの
フジテレビ系列
水曜よる10時『わたしのお嫁くん』
原作:柴 なつみ
講談社Kiss連載『わたしのお嫁くん』
漫画が原作ですが未読のままに、
ドラマの感想を書いていきます。
※ドラマのあらすじやネタバレとともに感想を書いています。
ドラマの顛末を知りたくない方は注意ですよ~!
ドラマ・わたしのお嫁くん第2話の感想
1話の流れだと、ずいずいと山本に押し切られていく穂香かと思っていたけど、この2話目で穂香も山本を気にかけるようになっていた。
2人とも持ちつ持たれつ。
見ていて楽しい2人。
そして…
シュウマイ食べたくなりました(そこ?)
穂香から山本へのパワハラ・セクハラ?
プロポーズをしたつもりはないけれど、速見穂香(波瑠)が言った一言を真に受けた様子の後輩・山本知博(高杉真宙)くん。
これを気にしていたらしい穂香は、変な夢を見て飛び起きた。
変な夢…
穂香の言った言葉は、パワハラかセクハラか。
穂香は裁判にかけられ、パワハラ・セクハラ音頭なる奇妙な踊りを周囲が舞い出した。
たしかに、仕事の先輩である穂香が山本に言った言葉は、傍から見るとセクハラでパワハラだと思われかねない。
でも当人の山本が全くそう思っていないのだから問題ないんだけど、穂香としては山本の心の内がわからない。
自分の発言が失言だったかもと気に病むのも仕方がないよね。
けれど山本の方も、本気でプロポーズされたとは思っていなかったらしい。
そうだよね。
あれを本気にしていたら、それこそちょっと…やばい人かもしれない。
山本からの提案に流される穂香
そのまま山本が鵜呑みにして、穂香もそのまま流されてしまうのかと思いきや、ちゃんと山本は考えていた。
山本くん、意外とちゃんとしていて安心。
で、一回試してみませんか?と、
嫁入りシミュレーション…もとい、
お試しルームシェアを提案していた。
お試し期間は次の日曜から金曜までで、それがうまくいけば正式に一緒に暮らす…と、トントンと話しをしていく。
まだ先輩として引け目を持っている?穂香は、自分の変な誘いを真に受けなくていいと話すが、これに「嘘つき!」と言う山本。
「俺のことお嫁さんにしてくれるって言ったくせに!
先輩は、弄ぶだけ弄んで、俺のことを捨てるんですね…」
そう言って泣き出す…フリをする。
駄々っ子かよ。
穂香が慌てて取り繕うと、あっさりにこやかに「なら決定で」と決めてしまう。
こいつワルイわー。
案外、目的のためには手段を選ばないというやっかいなタチなのかも…。
いやこいつ、けっこうこわいよ?!
食いついたら離さないタイプ。
意外だった。
酒に酔ってるときと変わらない…気がする。
親友の君子からすると疑うのは当然
山本とのことを親友の高橋君子(ヒコロヒー)に報告すると、さっそく「なんか騙されてない?」とツッコミが入る。
確かに、家事能力ゼロの穂香と一緒に済むメリットは、穂香にしか無い。
しかし詐欺でなければ、その山本くんはもしかして…と君子は思い当たったことがあったようだが、口にしなかった。
何故言わなかったのか。
穂香にうっかりそう思わせないほうがいいと思ったのかな。
違っていても申し訳ないしねぇ。
山本知博の思惑
家でおかずを作りながら、山本は1人でブツブツ言っていた。
「嫁になったら、あとはこっちのもんだよなぁ。
そのポジションを利用して、徐々に距離を詰めていって…」
と言い、ハート型にした人参を食べた。
長兄の正海(竹財輝之助)には、誰かの胃袋をつかもうとしていると見透かされている。
山本は後輩だし、そもそも穂香は仕事第一人間みたいだし。
普通にしてれば山本は、穂香には見向きもされないだろう。
でも本気らしい山本は、ここぞとばかりに穂香にグイグイ迫るつもりらしい。
だから細かいことは気にせず、ときには鈍感に、ときには泣き落としでもなんでも使って、穂香に近づこうとしているんだね。
山本くん提案の嫁入りシミュレーション
君子に言われて少々山本を疑った穂香だったけど、それは違うと山本は誤魔化した。
そろそろ実家を出たいけど、お金が…というテイで。
山本が穂香が好きだとか言わないのは、やはり警戒されるのを恐れてなのだろう。
下心ありと思われれば、遠ざけられるかもしれないからね。
でも近づいてご飯で胃袋を掴み、家事をして信頼を得ようとする山本の地道な努力は感心する。
じわりじわりと相手に「いないと困る」という感覚を植え付けていくわけだ。(言い方…すまん)
すごいなぁ。
山本知博の嫁アピール
穂香への嫁アピールが凄かった。
山本がどれだけ穂香を繋ぎ止めておきたいのかがわかる。
◇夜ご飯
山本は穂香がシュウマイを避けたのを見計らって、グリンピース嫌いだと見抜き、食べさせた上で料理上手を主張。
・嫁アピールポイント1
「俺が来たら、栄養失調とは無縁です」
◇睡眠
夜寝るとき、布団がフカフカになっていることに穂香が気づいた。
山本が昼間のうちに干しておいたようだ。
・嫁アピールポイント2
「俺が来たからには、睡眠の質も保証します」
◇朝ごはん
朝起きるとすでに朝食が出来ていた。
そしてお弁当の用意までもしてある。
・嫁アピールポイント3
「俺が嫁に来たからには、3食バランスよく食べさせます」
この至れり尽くせり感に思い当たった穂香は、実家のようだと思う。
山本は出汁を、昆布と鰹節でとっているらしい。
この至れり尽くせりの山本の嫁っぷりに、
穂香は「なんて甲斐甲斐しい」と絶賛。
親友の君子にも、快適で大歓迎だと言っていた。
しかし君子からは、穂香は旦那らしいことをしたのかと聞かれ、特に何もしていない穂香は困惑する。
「嫁入りシミュレーション」って嫁ばかり注目しそうだけど、たしかに旦那の役割として何かお返ししないと悪い気がするよね。
でも旦那の役割って…一般的になんだろう。
家事以外に何かを任せられる安心感?
それとも月イチのお給料…あとは…なんだろうね…謎。
移動してきた先輩・古賀を気にする山本
福岡支店から異動してきた古賀一織(中村蒼)は、福岡で営業成績トップ。
古賀と穂香が楽しげに話すのを見ていて山本は不満顔。
同僚の春日が、古賀と速見(穂香)は理想の嫁と旦那って感じでお似合いだ、と言っていたのを聞いて気にする山本。
勝手に対抗心を燃やして家事に頑張りすぎる山本は、会社であくびしたりダルそうにしている。
やり過ぎはなんにしても影響が出る。
頑張りすぎる山本と気にする穂香
「俺が嫁に来たからには、出汁1つ手を抜きません」
だからって朝の4時半に鰹節から削るって…ここまでされると流石にわるい…というより重いよ。
というより、行き過ぎてこわい。
弁当も豪華になりすぎててこわい。
穂香は申し訳なくなってきたと言っているけど、たしかに。
そこまでされても穂香は何も返せないわけだし、何かいろいろされればされるほど、逆に追い詰められる感じがするよね。
そして山本は睡眠不足と疲れがたたり、仕事のミスが出てくる。
穂香は心配して、最終日の金曜には仕事が残っているから自分のことは気にしなくていいと伝えるが…
そう言われた山本からすると、突き放されたように感じるのかも。
穂香と同じく残業していた先輩の古賀が、
「いいもの食わしちゃるけん」と言ってカップ焼きそばを穂香に食べさせていた。
なんか古賀さんの方言の話し方がいい感じ。
どっしり構えた年上の方が安心感はあるよね。
そして穂香が見ていた動画、
「九州男児の雑めしグルメ」が古賀のチャンネルだということが判明。
話の流れで古賀に、最近知り合いが家に泊まりに来ていてジャンクなものを食べさせてくれないと話す穂香。
古賀が自分の母親みたいだと言ったその言葉から、穂香は腑に落ちた。
穂香は山本のことを同じように思う。
「もはやお嫁さんというよりお母さんですよね~」
まったく同感だ。笑。
しかしそれを聞いてしまった山本。
穂香に夜ご飯を届けに来ていたのだった。
山本と穂香の思いの行き違い
「俺は先輩の嫁になったのであって、
先輩を産んだ覚えはありません」
当たり前のことだけど、真面目に言われると面白いもんだね。
でも山本は本気で言っている。
穂香は言う。
「私のお世話ばっかりして自分のこと後回しにして、そんなの頼んだ覚えないのに」
山本がした「よかれと思って」に穂香は突っかかる。
「自分は何も返せないのに」と。
これ、どちらもわかるんだよね。
頼んだ覚えもないことをされても、自分は何も返しようがない。
だから度々になると悪い気はするし、押し付けられれば「頼んでないのに」と言いたくもなる。
相手が良かれと思ってしてくれたことはわかるんだけど…
で、逆によかれと思ってしたことでも、相手が求めていたことでなかったら、やはりそれも相手にとっては負荷?になる。
なんかこの辺は難しいよね。
頑張りすぎている山本に、穂香は心配もあり負担にも感じていた。
2人の思いは行き違い、シミュレーションは失敗だと山本は言って謝っていた。
手抜きを教えるのはやはりベテラン
穂香は突然やってきた母・良子(富田靖子)に出汁の事を聞いてみた。
すると粉末だしを使っているのだという。
今どきはそんな家庭が多いでしょう。
やるとしてもせめて、いりことか昆布、鰹の削り節くらいで…
鰹節から削るってのはすごすぎるよね。
本物なんて触ったことないですわ。
結果的に共同生活を始める2人
わかりやすくしょげて会社にやって来る山本を待ち構えて、穂香は話をする。
今回の嫁入りシミュレーションの結果、導き出された答えがあるという穂香。
それは、山本が嫁として頑張れば頑張るほど、穂香は居心地が悪くなるということだった。
家事代行サービスなら1時間数千円。
それだけの労働を嫁だから無料で提供してもらうのに穂香は抵抗がある。
だから一緒に暮らすなら、生活費を全部支払う大黒柱になるという。
そして一緒に暮らすなら山本くんがいい、と
「正式に私と暮らしてもらえませんか?」と言った穂香。
山本は引き受けるが、その代わり本気出すと言い出した。
早速山本は引っ越しを提案。
物件を見て回り、家電も購入して新居へ移った。
これはルームシェアというよりは、ほんとに同居で同棲。
で、家賃や光熱費は穂香持ち。
営業成績トップなら金銭的に問題はなさそうだけど、わずか一週間のシミュレーションの後に同居生活は…
いろいろ問題が出てきそうだね。
引っ越してから早速、問題発生
引っ越してからやはり片付かない穂香のダンボールが廊下に山積み。
山本が穂香の部屋に入り、片付いていないと小言を言っていると、ダンボールが崩れて部屋の扉が閉まってしまった…。
崩れるのが想定できそうなほどのダンボールの積み方してたから、やっぱりだよね…。
で、案の定。
扉が開かず部屋から出られない。
そして携帯は2人ともリビングに。
部屋は3階、窓はあっても出られない。
朝になってから助けを呼ぼうということで、とりあえず寝ることになった2人。
山本が言いにくそうにしていると、穂香はあることにようやく気がついた。
「山本くんは大事な嫁だから、たとえ同じベッドに寝ようとも、絶対に指一本触れないから安心して」とのたまう。
穂香は男前だ…?
山本も不可解な顔をしている。
完全に男だと思われてないよね、山本くんは。
さすがの山本くんもわかりやすく落ち込んでるわ。
すごいな穂香は。
そんな山本くんはとうとう言ってのけた。
「そっちが大丈夫だとしても、俺は朝まで嫁でいられるか分かりません」
さて、穂香はどう出るかな?
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