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リバーサルオーケストラ第2話の感想…音楽定番?のお金問題

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リバーサルオーケストラ#2のあらすじ&感想
2023年1月開始のドラマ
日本テレビ「リバーサルオーケストラ
第2話
「ポンコツ改造計画スタート!仲間の窮地を救え!」の感想。

 

2話目を迎えて、
わかりやすくて違和感なども特にになく
楽しく見れる安定のドラマ。

演奏を聞くとやはり気持ちは上がります。

 

ここから先は、あらすじと感想を書いて
いきますが、ネタバレしていますので
ご注意くださいな。

リバーサルオーケストラ第2話のあらすじ

西さいたま市の市長・常葉修介(生瀬勝久)
から直々の指名で地元の児玉交響楽団
(通称:玉響)の広報に就任した谷岡初音
(門脇麦)は、

市役所から西さいたま市民センターの
事務局にデスクを移動した。

広報という肩書は表向きで、
実際は玉響のコンサートマスターを
務めることになっている。

玉響の練習は通常、公演前のみだが、
市長から玉響の指導を押し付けられた
マエストロ・常葉朝陽(ときわあさひ)
(田中圭)が来てからは、毎日練習がある。

 

フルートの首席・庄司蒼(坂東龍汰)は
遅刻の常習犯。

朝陽は蒼の遅刻を注意するが、蒼は
公演もないのに招集された理由を聞く。

そこで朝陽は団員たちに、
公演は二週間後にあることを告げた。

市長の決定で、
市内の中学校の吹奏楽発表会のラストに
演奏をすることになったのだという。

曲は「威風堂々」

 

早速練習が始まったのだが、
朝陽はフルート首席の蒼に対し、
「寝ぼけながら吹くのはやめてください」
と注意する。

初音は朝陽から、蒼の遅刻の理由を
探って報告するようにと指示される。

蒼は工事現場の他にいくつもバイトを
掛け持ちしているようだ。

 

蒼の元には家賃の督促状がきている。
そこへSBK交響楽団(通称:S響)から
選考結果の通知が来るのだったが落選。

翌日、初音から報告を受けた朝陽は、
工事現場でバイトをすることは
プロの自覚に欠ける行為だとして蒼に注意
する。指を怪我したらどうするのかと。

それに対して蒼は、給料を上げてほしいと
要求するが、これに朝陽は応えない。

 

玉響の給料は手取り15万。
一流オケの半分だという。

蒼は奨学金の返済、防音マンションの
家賃、楽器のローンと、とにかくお金が
かかるので、これでは食べていけない。

足りないお金のためにアルバイトをする
ので、練習したくても時間がない。

 

初音が家に帰ると、妹の奏奈(かんな)
(恒松祐里)がパソコンで企業セミナーを
受けていた。

これを見て初音はオンラインレッスンを
思い付く。

 

玉響のSNSアカウントを使い、
奏奈が玉響応援団長として
玉響の動画を配信することになった。

そこで団員紹介としてフルート主席の蒼を
紹介、最後にオンラインレッスンの
生徒さんの募集をかけたのだ。

 

後日、蒼は無断欠席をする。
朝陽は、明日も時間通りに来ないようなら
彼を解雇すると言う。

初音が抗議すると、だったらあなたが
何とかしてください、と朝陽は言うのだった。

 

初音は蒼のマンションを尋ねたが、
蒼は居留守を使う。

蒼は悩んでいた。

蒼の家賃の督促状が実家にも届き、
母親は戻ってこないかと蒼に言う。
そして初期ではあるが、父親にがんが
見つかったと母親に泣きつかれたのだ。

再度初音が蒼を尋ねると、
今度はドアが開かれた。

蒼は実家に戻る決心をしていた。
オケを辞め、マンションを引き払って
家業を継ぐと。

初音は蒼に自分の経験を話す。
家族に心配をかけまいと舞台を降り、
それでもバイオリンが好きでやめられ
なかったこと、10年回りを道したこと。

そして初音が玉響に入ろうと思った最初の
きっかけが、蒼のフルートであったこと。

 

初音は蒼とともに走って練習へ向かい、
なんとか10時に間に合った。

チューニングをしていると、小野田
(岡部たかし)が蒼の両親を招き入れた。

朝陽は蒼に指示し、同じところを何度も
一人で演奏させる。

それから朝陽は蒼に言った
「やっと目が覚めましたね」

 

小野田によると、前日、蒼の母親が心配
して事務局を訪ねてきた。
蒼がお金のことでオケに迷惑をかけて
いないかと。

そのときに事情を聴いた朝陽が
両親を練習に招いたのだった。

 

蒼は両親と話し、ここでオーケストラを
続けたいと両親に頭を下げる。
庭師をしている父親のように、自分の演奏
で誰かに喜んでもらいたいと。

蒼の両親は息子を認めたようだ。

朝陽が問題の解決策を蒼に問うと、
これに初音も口を添える。

すると朝陽は家について追求してきた。
蒼はマンションを引き払う予定だ。

防音のレッスン室を持つ初音の家は
両親は長野に移り住んでおり、
部屋が余っていることを突いて来る朝陽。
無表情で無言の圧力をかけてくる。

これに屈した初音は、蒼を家に下宿させる
ことを決めたのだった。

 

朝陽は自室に戻ると、小野田に告げた。
「他に逃げるやつがいる、気をつけろ」

小野田が事務所に戻ると、
退団願が机の上に置かれていたのだ。

 

朝陽は西たま議員の本宮を通して
高階フィルのオーナー高階藍子(原日出子)
に招かれていた。

高階は朝陽に、高階フィルの常任指揮者に
なってくれないかと告げる。

 

2話目はここまで。

リバーサルオーケストラ第2話の感想

2話になって、少しずつ登場人物の
キャラクターが出てきました。

玉響のメンバーも癖のある人がちらほら。

マエストロ朝陽の性格もキツイばかりじゃ
なかった。

そして一人の団員が注目される今回は、
音楽をやる上で必ず出てくるお金問題が
やはり出てきたのでした。

市長と朝陽と市議の本宮

市長の「あーさひっ♪」という
市長で父親のご機嫌な発言を聞くと
朝陽は嫌な顔をする。

「そんな顔するなよ~」と言われても、
市長は何を言い出すかわからないから
嫌な予感しかしないのだろう。

朝陽のご機嫌伺いに、息子の大好きな
ピヨピヨ堂のプリンを買ってきた市長。

朝陽は、いつの話だよ、と返すが
「カスタードとチョコどっちがいい?」
と聞かれると「カスタード」と応え、
「やっぱり食べるんじゃないか」と市長。

なんだこの親子。仲がいいじゃないか。

 

市長が特にニッコニコのときには
決まって何か魂胆がある。

西さいたま市議会の本宮雄一(津田健次郎)
に嫌味を言われた市長は、いきなり
思いつきで講演会を無理くりねじ込んだ。

本宮は市長を引きずり降ろし、
自分が取って代わろうとしている。

そもそも玉響の顧問を押し付けられた原因
もここにある。

 

玉響は市長の肝いりだが、
本宮はこの玉響も潰したい。

市長は本宮に宣言してしまったのだ。
シンフォニーホールを満席にできなければ
市長を辞める、と。

シンフォニーホールの座席数は2000席。
玉響の通常の観客動員数は300程度。
けっこうな無理ゲーである。

これをどうにかするために市長は、
息子のマエストロ・朝陽に泣きついたのだ。

 

親が思いつきで丸投げしてくると
子どもは大変だね。

音楽では食っていけない

音楽や美術などの芸術系では
必ず問われる問題。

「食っていけない」

やっぱり定番だよね。

蒼の母が言っていた
「音楽で食べていけるのは一握り」

まったくその通り。

この世の中、その道で優秀な人であっても
なかなか食べてはいけないようだ。

 

だからなのか、音楽や美術をやっていると
軽く見られがち。

趣味なら褒められたりもするが、
仕事にしているとやっかまれたり、
タダで仕事を持ちかけられることもある。

どうもラクをしているとか、
好きなことやれていいねだとか思われる。
(好きだからやっている面はあるけれど)

場合によっては、お金持ちの遊びみたいに
皮肉を言う人もいるのだよね。

 

そして最終兵器、
「才能があっていいね」

それはやっかみの塊だ。

才能とは何か?

蒼はオケを諦めるときに、
「大きなオケに入る才能もない」
と言っていた。

才能ってなんだろうかと思う。

才能があっていいな、とか
才能が無くて自分はだめだとか。

でも才能ってなんだ?というと、
殆どの人はあまりよくわからない。

 

すぐに卒なくできちゃうのが才能なのか。

だとすればその人には練習が不要なはず。

才能があると言われている人たちも、
その道を突き詰めて練習をする。

裏を返せば、その練習あっての才能だと
言ってもいいものだと思う。

 

よく言われる才能って、
センスみたいなもので。

センスがあれば伸びが早かったり
することはたしかにあると思う。

センスがある人と同じ練習をしたところで
追いつけないということも事実ある。

 

それでも、
好きなことを今やれているのであれば、
諦める理由にはならないと思う。

今回の蒼の場合は、少ないとはいえ
音楽でお金を貰えているのだから。

それで才能がないからと諦めるのは
勿体ないし、ただの辞める言い訳にすぎない。

 

「才能がない」という言葉は便利なもので
お金が無いとか親に心配かけたくないとか
現実的にわかりやすいものじゃないから
ある意味使いやすい。

才能があるないというのは誰にもわから
ないからね。理由として便利なんだよね。

 

実際は、自分には才能があると思っちゃう
より、才能がないと思うほうが自分のため
にはなるんじゃないかと思う。

自分には才能がある、つまり自分は凄いと
思っている人って、それに甘んじて
伸びなかったりするんだよね。
練習しないから。

でも自分には才能がないけどやりたい!
って思えば、才能のある人に追いつこうと
ものすごく練習をするとか、
何かしらの努力をすることになる。
しないと駄目だと自分を追込むから。

その人はすごく伸びるよね。

だから一般に、何事も継続することが大事
と言われるのはそこなんだよね。

 

芸術系でやっていこうとすると
だいたい周りが無理だと決めつけて
引きずり下ろそうとするし、

本人も情に負けたり
お金の問題だと理由をつけては辞めていく。

でもそれは自分がやれる自身がないから
そこにのっちゃうんだよね。

 

芸術系に限らず、なんでもそうか。
誰もが何かでそんな経験はあるでしょう。

マエストロの屁理屈

ある日、朝陽は練習の開始時間である
10時を30秒オーバーで入ってきた。

マエストロも30秒遅刻したと団員が言うと
朝陽は遅刻ではないという。

遅刻というのは、10時の約束に
10時1分以降に来ることを言い、
自分は10時0分30秒に到着していると。

苦しい言い訳…。

この日、10時を30秒オーバーしたのは、
直前まで蒼の母親の応対をしていたから
なのだが、これを言い訳にしなかった朝陽。

そこはえらい、と思う。

でもどうやら朝陽は、本気で1分以内なら
遅刻ではないと思っているようなのだよね。

何か定説でもあるのかと調べてみたけれど
これはなさそうだった。

 

日本ではもちろん、
10時を少しでも回れば遅刻。

タイムカードなんてものがあるくらいだ。
1秒未満とか関係なさそう。

会社によっては10分前や20分前に来ていて
当然だと言われることもあるし…。

それでは外国は?というと…ゆるい。
というかけっこうゆるいみたい。

なので1分以内ルールは朝陽の個人的な
ルールなのだろう。

朝陽は意外と面倒見がよさそう

蒼がどこに住むかの問題で、
初音に無言の圧力をかけてきた朝陽。

庄司が初音の家に下宿することが決まると
そのまま無表情で
「大変いい解決策だと思います」
と言った朝陽は、振り返って去るのだが…

満面の笑みを浮かべていた。

この手のやり取りは好きだなぁ。
人に厳しく、おそらく自分にも厳しい
だろう朝陽だけど、このシーンを見ると
自分に正直なんだなと思える。

あの笑みは自分の誘導がうまく行ったから
なのか、問題解決ができたからなのか…
いい話にまとめたと思ったからなのか
わからないけれど。

とりあえずめでたし。

こまかい余談です。

細かいところだけど、ちょっと気になること。

一目惚れ…ではなく、一耳惚れ

蒼がフルートを始めたきっかけは、
造園業を営む父親の手伝いで行った先で
女の子がフルートの練習をしていた。

その音を聞いて一耳惚れしたのだ。

一耳惚れという言葉は辞書にはない、
と思けど、日常的に日本語を使っていれば
なんとなく意味はわかるという言葉。

人の声とか音楽とか、
楽器そのものの音など、音全般に
一度で惚れること。

実際はこれらもひっくるめて一目惚れと
言うのだと思うけど、一耳惚れって実際
誰もが経験あると思います。

 

一耳惚れとは関係ないけど、
その言葉の関連で「イヤーワーム」という
言葉が目についた。

イヤーワームって何かと思えば、
歌や音楽が頭の中でぐるぐる回って
止まらないやつ。

日常で突如現れて離れないから
不快に思う人が多い。

ちょっと違うんだけど、
このドラマについて考えようとすると
なぜか「のだめカンタービレ」でOPに
使われていた曲が頭の中で流れます。
(ベートーベン:交響曲第7番イ長調Op.92第1楽章)

これはイヤーワームというよりは、
条件反射ですね。

のだめは3周くらいは観てるので、
オケのドラマといえばこちらの刷り込みが
強く残っているらしい。

気になるフレーズ

朝陽が遅刻の言い訳をすると
玉響団員のバイオリン・土井(前野朋哉)が

「謝ると死ぬ病気にかかっているのでは」

というが、この言い回し、
なんか昔あったよね…と懐かしい。

なんだっけ、思いだせない。

唐揚げにマヨ

蒼に初音が渡した弁当。
「やっぱり唐揚げにはマヨだよね~」

と言ってマヨネーズ一本出てきたの驚いた。

唐揚げに何をかけるか。

唐揚げにマヨネーズは、油に油…
油まみれ。
でもおいしいんだよね。

 

唐揚げに勝手にレモン汁絞って問題にした
ドラマがあったけど、あれ大好きだった。

そういえばあれも音楽やってるドラマで、
「カルテット」(2017年TBS)でした。
これはもう一度見たいドラマ。

 

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