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2023年1月開始のドラマ
日本テレビ「リバーサルオーケストラ」
第3話の感想。
あらすじ、感想ともにネタバレを含んでいます！
ご注意を～。
リバーサルオーケストラ第3話のあらすじ
谷岡家にフルート奏者の蒼(坂東龍汰)が下宿を始めた。
手作りの朝ごはんを久しぶりに食べたと喜ぶ蒼に、妹の奏奈(恒松祐里)は嬉しそうだ。
オケの練習に集まると、ティンパニストの木之崎が辞めたという知らせが入った。東都フィルにスカウトされたらしい。
玉響を潰そうとしている、西たま議員・本宮(津田健次郎)が仕組んだようだ。
練習が終わると指揮者室に呼び出された初音(門脇麦)は、朝陽(田中圭)からティンパニストとして藤谷耀司(渋川清彦)という人物をスカウトしてきてほしい、と頼まれた。
初音は、蒼とバイオリンの玲緒(瀧内公美)とともに藤谷を尋ね、オケに誘うのだが断られる。
藤谷はバンドでドラムを叩いていた。
初音は、ライブハウスのステージで演奏する藤谷を見て、以前S響で共演していたことを思い出す。
初音は再び藤田を訪ね、当時の思いを捲し立てるように話し、オケに勧誘する。
オケの練習中に、市長の常葉(ときわ)(生瀬勝久)と市議の本宮らが突然視察にやって来た。
本宮はティンパニストがいないことを騒ぎ立てるのだが、そのとき丁度、入り口にティンパニストの藤谷がきていたのだった。
朝陽は市長らに対して、練習を邪魔され時間をロスさせられたことを激しく抗議するのだった。
西たま市、中学校吹奏楽発表会の当日。
玉響は発表会のあとで演奏することになっているが、初音は10年ぶりの舞台に不安を抱えていた。
吹奏楽が終わると、市長の閉会の挨拶。
会場のセッティングに時間がかかるため、観客が帰らないよう市長から告知してもらうはずだったが…
市長の話が長すぎて、帰る人が続出。
その上、市議の本宮が会場入口で豚汁を配り、客の帰りを促している。
そこへ人気バイオリニストの三島彰一郎(永山絢斗)が現れることで客は戻り、ホールは満席になるのだった。
そしてステージは成功した。
帰り際、三島が初音に声をかけてきた。
そして初音をハグし、復帰おめでとう、と言う。
3話目はここまで。
リバーサルオーケストラ第3話の感想
今回は、初音がステージに復帰する演奏会と、ツンツン朝陽のデレ感が見られた回でした。
そして初回から出ていたものの、なかなか主要メンバーとの接触がない三島…は、また来週ですね。
うきうきマックスの初音の振り幅
ティンパニスト藤谷を勧誘する初音を見て、初音はこんな人だったのか、とちょっとびっくりした。
初音は21年前、何年何月何日にどこでS響と共演したとかよく覚えている。
初めてのコンサートで、子供の頃の記憶でも特別な日だったから、記憶が鮮明だということなのだろう。
ウキウキしながら怒涛の如く話す初音を見ると、よほど楽しい記憶だったに違いない。
これまでの回のなかで一番はっちゃけているといった感じで、市役所に居た暗い人物とは思えないくらいの変わりよう。
人は好きなことを失うと抜け殻みたいになるし、好きな事をやっているとエネルギーがあふれて生き返ったようになる。
それがよくわかる感じだね。
やっぱいきいきしている人はいい。
今回、ティンパニストとして加わった藤谷耀司を演じるのは渋川清彦さん。
数々のドラマでお見かけするが、今回の役もいい感にハマっている。
高階フィルがキライな朝陽
高階フィルに誘われた朝陽は、これをきっぱりと断った。
断った理由に「高階フィルが好きじゃない」と言った。
自分の理想の音は出ないからだ、と。
しかしよくオーナーに直接言えるもんだ。
玉響事務局の小野田からは、完全に喧嘩売ってる、と言われていたが、
朝陽が言うには「好きじゃない」というのは「オブラートに包んで十分配慮した言葉」だったらしい。
包んでいなければ、「大っ嫌い」って言ってそうな朝陽…こわいものはないんだな。
これだけはっきりと好き嫌いを主張してくれるのは清々しくていいよ。
オケのマスコットキャラクター
もうマングースしか…
いや、
ついタヌキのような着ぐるみを想像してしまったんだけど、あんなまんまるなキャラでくるとは思わなかった。
これって実体化までするのかな…
やりづらそう。
今後このキャラは生き残るのか。
初音の妹・奏奈と朝陽
初音の妹・奏奈は、朝陽を呼び出して「朝陽君」と下の名前で呼んでいた。
そして話し言葉はタメ口。
たしか初音も朝陽をよく知っている感じだったし、朝陽も初音を知ってるふうだった。
でも幼なじみだとか同級生とかいう具体的な描写ってまだなかったよね…？
奏奈は朝陽に対して、
そんなんだからみんなと仲良くなれないんだよ、とまで言っている。
けっこうな暴言なんだけど…
これは子どもの頃から知っているって感じだよね。
でも久しぶりに合う人に、こんなことは言えないよね。
ここに何かあるのかな？
初音ははじめ、朝陽をフルネームで口にする上に避けていたから、苦手人物だったのだろうということはわかる。
朝陽は初音にも奏奈にも、デスマス口調だけど。
このあたりもいずれ掘り起こされるのだろね。
朝陽のギャップ
朝陽はステージの袖で初音に声をかける。
初音が久しぶりの舞台に不安を持っていることをわかっていて、
怖いですか、逃げますか、初音が説得した二人はもうステージに出た。
大丈夫です、ひとりじゃない。
と、初音を勇気づける。
そして舞台上で「おかえり」
普段のあのツンツンした人とは思えない優しさを初音に見せていた。
あんな懐の深い朝陽を見せられるとは思わなかったよね。
そして演奏が終わると、満面の笑み。
朝陽も満足のいく演奏だったみたい。
この満面の笑みを、おそらく初めて見る玉響のメンバーは、みな驚いていた。
それだけすごくいい笑顔だったから。
これで初音もちょっと気を持っていかれるんじゃないのかな。
普段冷たい感じのキャラが笑顔を見せるだけで、けっこう好い人に見えるんだよね。
このギャップってすごい。
年がら年中ニコニコしている人より、この笑顔だけで信頼を得られたりもする。
朝陽は団員に対して、このままのツンデレの感じでいくのかな。
まだカッコ悪い面はあまり出てない感じなんだよね。
カッコ悪さも見たいところ。
朝陽を演じる田中圭さん、すごくいい感じだった。
田中圭さんの、ゆるキャライメージはだいぶ抜けました。
初音と朝陽、そして三島
このふたりはオケの相性がいい、みたいな話を小野田さんか誰かがしてたと思うんだけど、初音と朝陽は個人的な付き合いに発展するのかな。
だいたいはそうなるよね。
今、初音を気にしているのはフルートの蒼。
蒼はなんだか、やたら初音を見てニッコニコしている。
この人はとてもわかり易いタイプ。
朝陽はまだ通常運転、みたいな。
バイオリニストとして一目買っているだけ、という感じに見えるんだけど。
でもこの手のキャラは顔に出さないからな…なにしろツンデレだから。
朝陽はもしかすると、子供の頃に好きな子いじめをしていたタイプかもしれないな。
だとしたら、いじめられていた記憶があるから、1話で初音は、やたら朝陽から逃げ回っていたのかもしれない…そう思うと辻褄が合うんだよね。
そしてもうひとり、ソリストの三島。
この人は幼なじみでライバルなだけなのか…？
少女漫画的発想だと、この三島もやはり初音に好意を寄せているということになるけど。
たしか、初音の記憶でちらっと出ていた相手は三島。
三島とは何かしらの分かれ方をしているような感じ。
それがバイオリニストとしてなのか、告って振られたとか…なにかしらある。
でも初音のキャラだと告らないか…。
少なくとも、三島が初音になにかしらの思い入れがあるのは確かだね。
しかし初音にハグしてるとき、無表情だからなこの人。
なにか根に持ってるとかの類なのかもしれないな。
妨害大好き、市議の本宮さん
本宮は玉響を潰そうと、度々妨害工作をしてくるのだが、最後の豚汁配り作戦は…客としてはありがたいな。
この人は市長をなんとか引きずり降ろそうと、裏でいろいろ仕掛けるんだけど…
なんか憎めないんだよね。
こざっぱりしているその姿からなのか、あまりに声が良いからなのか…それは置いといて。
市長に対してはイヤなことでも、なにかわかりやすい悪事を働いているわけではないからなのかな。
ところでこの本宮さん本当に声がいい。
安定の発声。
本宮雄一を演じるのは津田健次郎さん。
私はこれまではっきり認識がなかったのだけど、たぶん見たことはある。
そして声はなんだかとても聞き覚えがあるなと思っていたら、この方は声優業もしてらしたようです。
これまでのお仕事をWikiで見てみると、出演作品がすごい沢山…
なるほど納得でした。
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