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リバーサルオーケストラ4話の感想…オケは軽く見られがち?

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リバーサルオーケストラ#4のあらすじ&感想
2023年1月開始のドラマ
日本テレビ「リバーサルオーケストラ
第4話の感想。

あらすじ、感想ともにネタバレを含んでいますのでご注意を~。

リバーサルオーケストラ第4話のあらすじ

玉響の演奏が終わると、谷岡初音(門脇麦)は人気バイオリニストの三島彰一郎(永山絢斗)に呼び止められ、ハグをされる。

それを見た団員たちは騒然。

 

玉響はSNSの動画配信にも反響が出てきており、もっと玉響を広く知ってもらおうと、団員たちは出張オケを提案。

これにはマエストロ・常葉朝陽(田中圭)も賛同する。

 

定期演奏会の曲が決まった。
「チャイコン」こと、チャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルト(協奏曲)、ソリストは初音だ。

オケの練習が始まるが、初音の演奏はうまくいかない。

実はチャイコンは、10年前に初音がステージを投げ出したときの曲で、初音はあれから一度も弾いていなかったのだ。

 

ビオラ首席の桃井みどり(濱田マリ)は、オケの仕事をしていることに引け目を感じているようだ。

みどりの娘・亜美は、友達と同じ私立に行きチアをやりたいようだが、父親が国立大学ヘ行けとうるさいので半ば諦めている。

みどりは自分のことを持ち出し、亜美に好きな道へ進むことを勧めるのだが…しかし亜美はみどりの日頃の行動から、説得力がないと反発するのだった。

そんなある日、亜美がストレス性の胃腸炎で倒れた。

みどりは亜美の不調に気づかず自覚が足りなかったと悔いて、玉響を3月いっぱいまで休団することにした。

 

団員はみどりを呼び出し、休団する前に出張オケだけでも協力してくれるよう頼むのだが、みどりは、夫と娘に聞いてみないと…と口を濁す。

そんなみどりに朝陽は言う。

これはあなたの仕事で、プロの演奏家としてプライドを持ってやれないなら、出なくて結構だと。

 

出張オケの日。
到着したのは亜美が通う高校だった。

受験生の応援ということで校内放送され、生徒たちが集まる。

朝陽とビオラのみどりだけがホールに立ち、そしてビオラの演奏から始まった。
そこに弦楽器、管楽器が順に加わり、演奏は大盛況のうちに終わった。

演奏曲は「Mela!」で、亜美たちがチアの最後の大会で踊った曲だった。

 

亜美はみどりに謝り、そして私立に行ってみんなと一緒に好きなことを続けたいと言うのだった。

みどりは玉響を休団することをやめた。

 

西たま議会で、本宮雄一(津田健次郎)が報告する。

高階フィルが、西さいたまシンフォニーホールとのフランチャイズ契約を内諾した。

赤字続きの玉響を維持するより、高階フィルを呼んだほうがいいと。

市長は窮しながら、こけら落とし公演は玉響と高階フィルの双方に出演してもらい、そこでホールのフランチャイズ契約を懸けた勝負をする。

そしてもし玉響が負けたら、玉響は解散する!と宣言してしまうのだった。

本宮はたたみかける。

玉響をゴリ押しした市長は、責任を取って辞めるという解釈でよろしいですね、と。

 

玉響の練習が始まろうとしていたとき、突然女性が入室してきた。

いきなり朝陽の名を呼ぶと、朝陽の頭をわしゃわしゃとかき回したのだった。

 

4話はここまで。

リバーサルオーケストラ第4話の感想

ようやく三島彰一郎なる人物が出てきましたね。

彰一郎は初音と幼なじみのようですが、好意を持っているというよりは、因縁の方が重いですよ。

そして役者は出揃った…と思ったら、もう一人最後に出てきましたね。
相武紗季さん。

また新たな展開が出てくるようですが、それはまた次回。

三島彰一郎という人物

彰一郎は初音にハグをし、表向きでは復帰を祝うが、腹の中はそうではないらしい。

久しぶりに会う初音に、わざわざ嫌味を言ったくらいだ。

オケに入ったことを、
「一人じゃ無理だもんな」って…

なにやら相当、根に持ってるね。

 

初音は3歳の頃から彰一郎と同じ教室に通っていて、彰ちゃんと呼んでよく懐いていたらしい。

初音はバイオリンが楽しく弾ければよく、コンクールの勝敗は二の次だったようだ。

しかしジュニアコンクールでは、初音がいつも優勝し、彰一郎は二番手。

彰一郎は初音より1つ年上だし、初音が後からバイオリンを習い始めた。

彰一郎は勝ちたかったはずなんだよね。
でも、初音は突然表舞台から去った。

これでは永久に勝てない彰一郎。

 

日本に帰国してみると、ずっとライバル視していた初音が、いつの間にやらオケで復活している。

これは心穏やかじゃないよね。

朝陽も言っていた。

「久しぶりに帰国したら、消えた天才が復活した、穏やかじゃないだろうな。」

 

そして彰一郎は実際、荒れていた。

谷岡初音の復帰に焦っているのか、と聞かれて、そんなはずはないと言ってはいたが…焦りが音に出ている。

 

初音に勝ちたい一心でがむしゃらに練習してきて、その目標がいきなり消えたら…勝ち逃げされたらどんなに悔しいか。

しかし子供の頃に勝てなかったライバルのことを、ずっと根に持ってるって…

そんなもんなの?と思うけど、
それこそ初音が「天才」なのだとすれば、その天才がやる気を出したときにどうなるものか…と考えると、

子供の頃に追い越され、どうしても勝てなかった経験を思い出すと、初音に追い越されるかもしれないという恐ろしさが湧き上がるのかもしれないね。

それほどの存在ってすごいなぁ。

 

圧倒的に勝てない相手が自分と同じ道を歩むと考えると…悔しさよりおそれ、おそれより…絶望するのかな。

リスペクトできればいいのだろうけど、それには初音はあまりに身近に居すぎたのかもしれない。

初音は彰一郎にとって、どう変化するのかわからないダークマターなのか。

ちょっと考えすぎか…。

みどりの心持ちと周囲の反応

みどりはオケの仕事について、家族や周囲に引け目を感じていた。

娘の亜美が言っていた。
演奏会があることを言わず、楽器も隠す。夫にばかにされても言い返さない。

オケの仕事に誇りを持っていないのではないかと。

みどりは何も言い返せない。

 

みどりが休団届けを出すときにも亜美は、簡単に仕事を休もうとすることを適当だと責める。

亜美を思っての休団だったんだけど、自分のために休むとか言われる亜美からすると、嫌だよね。

ヴィオラなんて目立たないし、1人くらい抜けたってどうってことない、その程度ってことだよね?と亜美に言われて、これにも言い返せないみどり。

全く図星なんだろう。

 

みどりはオケの団員に言った。

オケの仕事はなかなか理解されない。
趣味の延長みたいに捉えられがちだと。
家族でもそうだと。

でもこれって実は、みどりがそう思っているから、それが態度に出てしまっているという面もあるんだよね。

趣味の延長みたいに見られる…それで悪い気がして、引け目に感じるんだよね。

自分だけ好きなことしていて悪いなぁ…とか、どこか後ろめたく感じているから、それが周りに伝わる。

周りの人も、半ば嫉妬みたいなものもどこかにあるのだろう。

自分の知る範疇から外れている人は全て、普通ではない、として阻害する。

それがまた、芸術系となるとやはり、取るに足らないものとして下に見る。

 

いい例が、みどりが夜中にカラオケボックスに出入りしていたことを、PTAが問題視したこと。

みどりはカラオケボックスでビオラの練習をしていたのだ。

だいたいPTAが口を出すのもおかしな話なんだけど、受験生の親が今の時期にそんな練習をする必要があるのか、とか言うのは何様だよと思う。

普通の会社(?)に勤める人と比較するのも意味不明で腹が立つ。

 

みどりは玉響を休団する理由として、娘のつらい時だから支えてあげないと、と言うのだけど、支えるってなんだろうね。

亜美は、みどりが好きなことを仕事にしていることを、堂々と誇りを持っていてほしかったんだよね。

それが心の支えになって、好きなことを貫く強さにもなりそうだ。

 

最終的にはそうなったのでよかったと思うんだけど、

実際、音楽や美術的な活動ってほんと下に見られるし、趣味の延長だと思われることが多くて、なんだかな~と思う。

楽器の演奏は技術が必要だし、それだけの修練もしている。
上手ければ上手いほど、それは職人さんだと思うのだけどね。

初音への、蒼の思いと朝陽の思い

朝陽が定期演奏会の曲に、初音に因縁のある「チャイコン」を選んだことについて。

蒼は朝陽に、わざわざこの曲を選んだことを酷いと言って、朝陽を責めていた。

それは、朝陽が意地悪をしていると言わんばかりだったが…

 

しかし朝陽はきっと、初音にこれを克服してもらいたかったからわざわざ選んだんだよね。

そうでなければ、克服できずに失敗するかもしれないような曲をわざわざ選ばない。

それにこれは朝陽の、初音なら必ず克服できるという信頼の現れでもあるのだと思うよね。

蒼くんはまだまだ青いなぁ…

初音と朝陽はかなり馴れ合っている

出張オケの編曲が気になる初音は、朝陽に進捗を聞きに行く。

朝陽はヘッドホンをしていて、声をかけて入室した初音に気づかず、いつの間にか真横に居た初音に驚いてのけぞった。

入ってくるなら声ぐらいかけろと慌てる朝陽に、楽譜を見せてとグイグイ迫ってくる初音。

そこへ咳払いする藤谷「邪魔?」

朝陽は藤谷にスコア(総譜)を見せて意見を求めるけれど、初音には見せない。

初音は藤谷にだけずるい、と駄々をこねる。

 

初音はかなり朝陽にグイグイ寄って駄々をこねていたけれど、かなり親しくないとあれほどの関わり方はできないだろう。

やはり幼なじみで遠慮がないといった感じで、しかし朝陽はあくまでも他人行儀に振る舞うんだけど…
でも気を抜いたら一緒に騒ぎ出しそう。

前回は藤谷にもけっこうなハイテンションだった初音。

2人とも子供の頃の古馴染みなので、初音の素が出やすいといったところだろうか。

 

それにしても朝陽は、演奏が終わるといつも満面の笑みで、そして必ず初音に微笑みかける。

まあ、指揮者とコンマスだから当然と言えば当然なのかもしれないけれど。

もう朝陽は完全に、子供の頃には好きな子いじめで初音をいじめていたし、
今は自制していても、初音のことが大好きなツンデレやろうにしか見えないですよ~笑。

 

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