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リバーサルオーケストラ第1話の感想…気軽に楽しめるドラマ

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リバーサルオーケストラ#1のあらすじ&感想
2023年1月開始のドラマ
日本テレビ「リバーサルオーケストラ
第1話の感想。

このドラマ、リバーサルオーケストラは
原作があるのかと調べてみると、
原作のないオリジナル作品なのだとか。

なのでこのドラマがどんなものなのかは
まだ誰にもわからない。

 

まずはオーケストラ。

そして、強引な指揮者(マエストロ)が
元天才ヴァイオリニストを従えて
ポンコツオケを立て直すドタバタドラマ
なのだという。

もう「のだめカンタービレ」しか
思い浮かばないよね。

ドラマのキャッチ画像なども、
雰囲気や色合いなどが、のだめに似た印象。

 

のだめカンタービレはあまりにもよかった。
好評がすぎるので、これに似ると
比較されるだけで厳しそうなのだが…。

それでも楽しみなので見てみることに
したのですが、さて、どうなるものか。

 

ここからあらすじと感想を書いていきますが
ネタバレしているので苦手な方はご注意を。

リバーサルオーケストラ第1話のあらすじ

ドイツ公演で指揮をしていた
常葉朝陽(ときわあさひ)(田中圭)は、
演奏後に日本からの緊急連絡を受けて帰国。

…が、母危篤との連絡は父親の嘘だった。

西さいたま市の市長である父、常盤修介
(生瀬勝久)は、地元の児玉交響楽団(玉響)を
立て直したいがために息子を呼び戻し、
無理を言ってオケの指導を押し付けたのだ。

一方、元天才バイオリニストの谷岡初音
(門脇麦)は、市役所に勤務している。

 

西さいたま市は”おんがくのまち”という
キャッチフレーズがあるようだが、
お抱えの玉響の演奏はひどく、
音楽コンクールは教室の発表会レベルで
実際の音楽レベルはとても低い。

ここに審査員として駆り出された朝陽は
イライラが止まらない。

しかし飛び抜けた演奏をするバイオリン奏者
から、朝陽は初音の身元を割り出した。

玉響の救世主となるはずの初音を
どうにかオケに引き入れたい朝陽は、
たびたび初音につきまとう。

 

初音が頑なに朝陽の誘いを断り、ステージに
立つことを拒否していた理由は妹にあった。

初音の妹、谷岡奏奈(恒松祐里)は10年前、
初音の最後のステージとなった日に倒れて
病院に運ばれた。

初音はステージに立ちはしたが、
妹が心配のあまりに上の空。
演奏が始まったのだが、居てもたっても
いられずにステージから飛び出したのだ。

病院へ駆けつけた初音だったが、
両親は日頃から演奏会に飛び回る初音に
付きっきりで忙しく、妹は気を使って
心臓病の兆候があるのを隠していたことを
知る。

自分のせいで妹が倒れたのだと思う初音は
二度とステージに立たないと決めたのだが、
妹はそれを望んでおらず、そんなことを
されると心苦しいと姉を説得する。

リバーサルオーケストラ第1話の感想

小難しいことは一切なく楽しめるドラマで
配役もなかなかの勢ぞろい。

もちろん、オーケストラの演奏ありきで
気持ちは上がる。

このドラマがどう展開していくのか
誰にもわからないという部分も
楽しみのひとつになるかもしれない。

マエストロ、常葉朝陽(田中圭)

強引な指揮者(マエストロ)役ということで
田中圭さんなんだけど、

どうもこの人は最近の役柄から
ゆるキャラの印象が強い。

年末に「あなたの番です」の劇場版を
見たので余計に印象に残っている。

今回の常葉朝陽(ときわあさひ)という役は
強引な人物で、自身が気に入らないことは
はっきりと言い、思い通りにならないことも
あの手この手でどうにかするタイプ。

しかし両親の押し切りには勝てないらしい。

現に、初音を玉響に入れるために
昼夜構わずつきまとい、あの手この手で
詰めてくる。

最終的には玉響を朝陽に押し付けた
元凶である市長まで使うのだった。

冒頭でのドイツのオケの指揮は、
これまでの田中圭さんのイメージから
なんとなく浮いて見えたのだが、その後は
すんなり違和感なく見ることができた。

コンマス、谷岡初音(門脇麦)

幼い頃から天才ヴァイオリニストの名を
ほしいままにしてきた谷岡初音(門脇麦)は、
10年前にステージから姿を消した。

現在は市役所の職員として働いているが、
顔を隠すように大きな丸い伊達メガネをかけ
地味な服装で勤務。

職場の同僚には、音楽にはあまり興味がない
と応えていた。

どうやら周囲には、バイオリン奏者である
とことを隠している様子。

しかし表舞台での演奏はしなくなったが、
家では毎日のように演奏し、
母親から引き継いだバイオリン教室では
子どもにバイオリンを教えている。

 

初音役の門脇麦さんは、
テレビドラマでもよく見かける役者さん。

最近は二重人格(ミステリと言う勿れ)やら
サイコパス(親愛なる僕へ殺意をこめて)
やら、癖の強い役を演じていたので、

今回の元天才バイオリニストという役は
これら影があるような人物ではなく、
その才能以外では普通の女子のようなので
逆に新鮮味がある。

 

ところでコンクールのシーンで登場した
初音の教え子。
とんでもなくバイオリンが上手すぎて
凄すぎて驚いた。

子役の役者ではなく、本物のバイオリン奏者
なのだろうか…というか、きっとそう。
あれは吹き替えじゃないでしょう。

児玉交響楽団(玉響)

公民館で行われた玉響の演奏はひどかった。

この演奏会をたまたま覗いていた初音も、
あまりの酷さに唖然とする。

微妙に音がズレていたりテンポが合わな
かったりと、全体的にガシャガシャしていて
とても聞きづらい…というか耳障り。

そして演奏途中でコンマスのバイオリンの
弦が切れ、これを期に、当時の指揮者は
途中で演奏を中止して出ていってしまう。

 

しかし玉響のメンバーは、こんな状態でも
新たにオープンするシンフォニーホールでの
演奏はできるだろうと、意識が低い割に
態度はデカい。

神経はなかなかに図太いらしい。

 

朝陽が玉響の指揮を勤めはじめて一週間。

玉響メンバーのあまりの態度と惨状に、
本気でやらないなら今すぐ解散したほうが
いい、と叱責する朝陽はまともだ。

初見で、市民サークルのひとつかと思って
見ていたんだけど、給料をもらって活動
しているプロオケだったらしい。

 

たとえ給料が低くても、演奏することで
お金を貰っているのなら、玉響メンバーの
態度や愚痴は、見ていてとても腹が立つ。

そんなに嫌ならやめろと、代わりはいくら
でも居ると言いたくもなるのは当然のこと。

真面目にやっている市民サークルのほうが
よほどいいかと思うほどだ。

追う朝陽と追われる初音

あからさまに朝陽から逃げ回る初音は
明らかに過剰反応。
朝陽を嫌がる理由が何かあるのかと
不思議に思う。

市役所の人間に、自分の過去である
元天才バイオリニストという肩書を
知られたくないために、
そんな行動に出るのかもしれないけれど。

単に誘いを受けたくないからにしても
あまりにも全力で走り逃げ回る。

この行動が、のだめと千秋を思い起こさせる
という感想を見たが、たしかに。

 

大人になってから全力で走って逃げ回るとか
日常でなかなかないものだよね。

初音を捕まえた朝陽は、初音のメガネを
取り上げて顔を確認するが、これもなかなか
普通はしない…というかできないこと。

まぁしかし、コメディだからこのくらいの
大きな動作があるほうが丁度いいのかも
しれない。

朝陽の父と、隣りにいるおじさん

西さいたま市の市長、常盤修介(生瀬勝久)は
朝陽の父。

冒頭から朝陽を騙し討ちしていたのだが、
ほかにもいろいろと勝手なことをしてくれて
玉響を朝陽に押し付けた、超押しの強い人。

しかし茶目っ気たっぷりな振る舞いから
憎めない存在。

役を演じる生瀬さんらしいハマりキャラ。

 

市長や朝陽の隣りによくいるおじさんは、
市長の古くからの知人で玉響事務局の
小野田隼(岡部たかし)。

前クールのドラマ、
「エルピス-希望、あるいは災い-」で
とても印象に残る役を演じられた岡部さん。

今回のドラマでは別の意味で印象深い
役になりそう…?

記憶力が突出しているキャラのようで
メリハリのある長台詞が印象的。
(…というか大変そう)

玉響と初音の初合わせ

朝陽と小野田さんに連れられて、
初音は玉響の練習室へ行く。

朝陽は初音に一通り演奏を聞かせる。

初見の玉響の姿に比べれば、
見(聞き)違えるほどにはなっていたのだが

朝陽によると、
「フレーズはバラバラ、リズムはズレてる。
最低でしょ。でも…音は悪くない」

そして初音も演奏に加わる。

 

初音が加わると、さきほどの何気なく
バラバラとしていた演奏が、
初音に導かれるように揃う。

すごくよくて涙が出てきた。笑。

初めて合わせてあれだけの演奏ができて
しまう…って、

いきなり完成度を上げ過ぎじゃないかと
思ってしまうほど。

違和感なく安心して見られる

それにしても初音役の門脇麦さん。

まるで本当に演奏しているかのように見えて
感激してしまった。
どれだけの練習をしたのだろう。

他の演奏者役も然り。

こういうところが演者さんって
すごいなぁと思う。

 

楽器の扱いや演奏する所作って、
慣れないとそれらしく見えないもの。

演奏者「らしく」見えないとそれだけで
違和感しかなくなり、成立しなくなる。

らしく見えるかどうかってすごく大事。

 

このドラマは小難しいことは全くないし、
演者の所作なども違和感なく
安心して見ることができる。

そして全体にコメディのようなので
楽しく見られるのもいいところ。

何よりオーケストラはやっぱりいい!

いい演奏を聞けば、嫌なことも吹っ飛ぶし
気持ちも上がる。

毎週見るのが楽しみになりそうです。

 

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