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夕暮れに、手をつなぐ第1話の感想…度重なる偶然が多発する

この記事を読むのに必要な時間は約 18 分です。

夕暮れに、手をつなぐ#1のあらすじ&感想
2023年1月からの火曜ドラマ
TBS「夕暮れに、手をつなぐ

第1話「出逢い」の感想です。

 

このドラマの1話めは端的に言うと、

とても偶然度の多い
ハチャメチャドラマです。

でもその辺はあまり気にしないし
楽しく見れればいいかな~
という人にはいいと思います。

いろいろツッコミどころ満載のドラマ
なので、あらすじのあとの感想では
けっこういろいろと書いていますが…

つまらないわけでもキライなわけでも
ないので、そこはご了承下さいな。

 

ということで、あらすじと感想に
ネタバレを含んでいますので
苦手な方はご注意を。

夕暮れに、手をつなぐ第1話のあらすじ

まず、名前が変わっていて
わかりにくいので人物紹介。

  • 海野音(永瀬廉)
  • 浅葱空豆(広瀬すず)

このドラマはこの2人の物語です。

 

2022年春、福岡。

横断歩道で空豆と音は、すれ違いざまに
肩がぶつかり、お互いの
ワイヤレスイヤホンの片方を落とす。

たまたま聞いていた音楽が同じだったため
取り違えたのだが、すぐに気づいて
無事にお互いのイヤホンを交換する。

 

2023年冬、東京。

空豆は長距離バスで宮崎から上京。

音は噴水近くのベンチに座りながら
思いついたフレーズを口ずさみ、
スマホで録音していた。

そこに、音の正面から噴水めがけて歩いて
きた女の子は、噴水の溜まった水で
顔を洗いだしたのだ。

音は驚いて女の子を見るのだったが、
目が合ったその顔に見覚えがあった。

「あのときの子だ」

音は傍に来た犬にスマホを舐められ、
驚いた音は思わずスマホを投げてしまう。

そのスマホを見事にキャッチした空豆。

音は空豆の手からスマホを取り上げると、
噴水が大きく吹き出し、空豆は水浸しに
なるのだった。

 

空豆はカフェで、幼なじみで婚約者の
矢野翔太(櫻井海音)と待ち合わせる。

空豆は濡れた服を着替えていたが、
パーカーにには「大東京」のロゴ。
そして席に座って足を拭いていた。

そこへ翔太が来ると、
空豆は九州弁で話し出し、止まらない。

ふたりは翌月、式を挙げることになって
いたようだが、翔太は
「なかったことにしてほしい」という。
理由は「ほかに好きな人ができた」

 

空豆は贅沢をしてから死のうと思い、
そのホテルで一番高い部屋を取って
高級中華店で高い中華料理を食べまくる。

丁度同じ店で、大手レコード会社の
磯部真紀子と音が話をして居た。

音は新人アーティストらしいが、
いい曲ができず、磯辺に意見されていた。

空豆は料理を食べたあと、酒を飲んで
酔っ払っい、翔太を想い泣いている。

そこへ音が通りすがると、目が合った
空豆は、音に難癖をつけるのだった。

 

空豆は橋の欄干にすがってうなだれる。

そしてクラクションの音に驚いて、
高校生の時に翔太から貰った大切な指輪を
川に落としてしまうのだった。

磯辺と分かれて店を出た音は、
橋の欄干から身を乗り出していた空豆を
見かけ、慌てて駆け出し、取り押さえる。

その反動で空豆の靴が片方、川に落ちた。

音は空豆に、靴がなくては歩けないだろう
からと背中を差し出し、泊まる予定の
ホテルまでおぶっていくのだった。

 

ホテルに付くと、空豆は音を引き止める。
部屋のカードキーの使い方が
わからなかったようだ。

部屋に着くと、音が怪我をしていることに
気づき、空豆は手当をする。

空豆のスマホが鳴り、翔太からだった。

スマホを切ると、空豆はもう一度翔太に
会いに行くと言い、音に動向してほしい
という。

 

音は雪平響子(夏木マリ)の家に下宿している。

響子は芸術家であり、資産家。
近くの銭湯が潰れる事を聞いて買い取り、
気が向けば番台に座るという勝手気ままな
生活を送っている。

 

空豆と音はホテルで待ち合わせて
翔太の家へ向かうのだったが、
翔太のマンションには今の彼女が居た。

空豆は翔太との結婚式の打ち合わせで
一時的に上京したらしい。

空豆の家にはウエディングドレスが
かけられ、祖母らは来月の翔太との式を
楽しみにしているようだ。

翔太と破談になったことなど
言えない空豆。

 

音は下宿先で曲を作っていると、
1Fから響子の呼びかける声が聞こえる。

響子は、湯当たりして倒れた女の子を
拾ってきたから、しばらくウチに住わせる
ことにしたという。

その女の子とは、空豆だった。

 

1話はここまで。

夕暮れに、手をつなぐ第1話の感想

このドラマの初見の感想は、
まず主人公の訛が強くて驚いたこと。

次に、主人公の性格…というか…
なんというか、いろいろ雑だなと。

そして次に、あまりにも偶然が多いこと。
同じ人と一体何回偶然出会うんだよと。

相当な縁がないと、
狭い地域でもそうそう合わないもの。

それを運命だと言っているのだろうけど…
少々やりすぎではとも思う。

 

それでもバタバタと賑やかで動きのある
ドラマは好きなほうなので、

コテコテの作られた感はあるけれど、
楽しく見られるのかなと想います。

主人公の浅葱空豆(広瀬すず)

主人公にはいろいろと思うところがある。

まず、何故名前が「空豆」…?

何か意味があって付けられたのなら
まぁいいとしよう。

しかし空豆の行動には違和感がある。

 

空豆は上京すると、
噴水に溜まった水で顔を洗った。

…まったく意味がわからないんですよね。

いくらなんでも、こんなやつおらんやろ、
と思う。

人里離れた山奥から出てきたんじゃない、
普通に九州の街中で暮らしてきた子じゃ
ないのか。

公式には「野性的で」とか書いてあったが
いくらなんでもこれはないだろうと。

上京した空豆があまりにも、
上京したての田舎者といった感じで
これみよがしに雑で恥ずかしげもない人物
のように描かれすぎている。

これが作者の田舎の人のイメージなのか。

なんだか田舎者を馬鹿にしてんのか、
とさえ思ってしまう。

 

そういえばこのドラマって、
ロンバケとパターンは同じなのか。

主人公の女性が結婚相手に逃げられて
ヤケになっているところへ新しい出会いが
あった、という…。

今ではけっこう使い古された話。

今回もそんな感じであっても、
そこはべつに気にはしない。

 

それにしても、婚約相手に逃げられたから
って、安易に死のうとか思うのって…

このキャラクターからはそもそも
あまり想像が付かない。

結果的にも、ただのいっときの
思いつきだったようだけど。

 

翔太の家に居た女性・七海に
「お手伝いさんか何かですか」と聞く
空豆は、何も勘ぐりのない真っ直ぐな
子なのか。

でもその後に恋人ですかと聞いている。

そんなことよく聞けるなぁと思うが、
ある意味、真っ直ぐで肝が座っている。

 

感情の起伏が激しい空豆。

若いからなのか、真っ直ぐだからなのか、
そういう性格なのか情緒不安定なのか。

翔太に対し、赤の他人に自分のことを
話したと激怒する。

ふたりの秘密・ふたりの宝物。
空豆はずっと、学生の時のふたりの思い出
にどっぷりと浸かっていたようだ。

方言がひどい件

今どきの若い子は、テレビやネット動画
などで標準語を聞き慣れている。

地元の友だちと話すときは多少訛っても、
上京して話すときや相手が標準語だったら
もう少しましな話し方をすると思う。

実際の九州弁がどんなものかは知らないが
地方の訛って、世代でもずいぶん違う。

年寄りはなまりが強く、若ければ若いほど
訛が浅かったりする。
もちろん、環境や人にも依るけれど。

 

おばあちゃんに育てられたからといっても
学校で同級生と混じれば言葉も少しずつ
周りに馴染んで浅くなる。

極端に強い言葉を使い続けるというのも
現代では珍しい感じもするのですよね。

 

ちなみに、空豆の一人称が気になった。
「わし」「おい」「私」

酔っ払ったときに「おい」は地が出るから
いいとしても、普通に音と話していても
「おい」と言っている。

かと思えば、ふとした時に出た独り言は
「私」と言っている。

一貫性がなさすぎて、
この使い分けがわからない。

 

空豆は、ばーちゃんが長崎でじーちゃんが
宮崎だから、言葉は長崎と宮崎のちゃんぽんだという。

九州弁については…あれでいいのか
是非、九州の人に聞いてみたいものです。

空豆の名前と翔太との思い出

空豆が婚約していた翔太との出会いは
小学生のころ。

同じ教室で同級生たちに空豆の名前を
からかわれて馬鹿にされていたのを
翔太がかばったのだ。

 

ここで空豆の名前の由来は出て来ず。
今後その由来について語られることが
あるのだろうか。謎すぎて知りたい。

 

空豆はその整った顔から、
一部の女子にやっかまれていた。

その女子たちは「よその学校の男子が、
山1つも2つも越えて見にくる」らしい。

…というか、この表現ってなんだろう。

山を超えてって…日本昔ばなしか。

 

作者は本当に田舎を馬鹿にしているんじゃ
ないかと思ってしまうんだけど、

交通の便がいい現代でも、こういう言い方
をするのだろうか。

 

高校でやる文化祭の演劇。
配役を決めるとき、そら豆に対して教師が
「べっぴんやし華がある」という言い方を
する。
今どき言ったら問題になりそうな発言ですよ。

 

このドラマは所々で偏りを感じる。

 

空豆と翔太の破局。

結婚の約束をし、式を挙げる予定だった
ふたり。

空豆はその式の打ち合わせで上京したはず
だった…のだが。

上京してみれば翔太から、
「なかったことにしてほしい」
「ほかに好きな人ができた」

それでも、マンションに行った空豆に
「もう空豆を愛してないんだ」
「七海を愛している」

すごいなこの男も。
ならもっと早くに言ってやれよと思う。

 

ふたりの結婚に、空豆の周囲の人達は
ノリノリだから言いにくかったのだろう。

ゴテゴテにしておいて、上京してくる
空豆一人にだけ伝えるほうが、
そりゃあラクだろうさ。

でもよかったね、空豆。
こんなやつと結婚しなくて。

ミュージシャンの卵、海野音(永瀬廉)

「あのときの子だ」

一年以上前の旅行先で、
ほんの数分言葉を交わしただけの人物を
一瞬で思い出せるだろうか。

 

噴水で、空豆がスマホをキャッチした後、
噴水が大きく吹き出るのを見て
スマホだけ掻っ攫うようにひったくる。

結果、空豆が濡れるのは想像通り。

 

これは酷いよね~。
水がかかるってわかってスマホだけ取る。
空豆に教えず自分のスマホだけ。

空豆ごと引っ張ろうにも、その位置まで
行くと、自分が水に足を突っ込むことに
なるから、手の届く自分のスマホだけ助けた。

 

こういう人は何かあればきっと
空豆を置いて自分だけ逃げるんじゃ…

なんて、ついそんなことを考えてしまう
のだよね~
歳を取るといやだねぇ。

だからある意味、若いっていいね。

 

海野音(永瀬廉)はミュージシャンを
目指しているようで…
でも芽が出るか出ないかはまだ不明。

音は、音楽をやっていると空豆に言うが、
見栄を張りたかったのか、もう会うことは
ないのだし…と、人の曲を自分が作ったと
嘘をついた。

 

この音という人物はまだよくわからない。

何かを主張するということをしないため、
活発という印象はなく、特に強い何かを
持っているというようにも見えない。

それは、大手レコード会社の磯部も
言っていたとおり。

今回はただただ、空豆に振り回されていた
だけ。

今後はきっと空豆に感化されて、
いい成長をしていくのだろう。

偶然がすぎる

このドラマはとにかく、あり得ない偶然が
重なりすぎる。

いくらたまたま近場に居たからと言っても
現実の世界ではそうそう同じ人に会うこと
は少ない。

空豆と音の2人が出くわすのは、
この回だけでもけっこう多い。

福岡で…
・横断歩道の真ん中

東京で…
・噴水前
・ホテルの中華店
・中華店近くの橋
・下宿先

偶然が重なりすぎるとけっこう白けて
しまうのだけど、
どうせ偶然また会うのだろうという
予測を飲み込んで観てしまえば、
意外とそれはそれで楽しめます。

 

もうね、資産家の雪平響子(夏木マリ)の
存在と、そこに音が下宿しているという
設定自体がとても都合のいい拠り所。

最終的には下宿先でまた合うんだろうなと
簡単に予測が出来てしまう。

 

ホテルの中華店での偶然も。

まだデビューもしていない新人の卵に
高級中華を奢る人…。

相当ご機嫌がよかったのか、
期待されているということなのか…。

不自然な偶然は、辻褄合わせという
違和感が出てくるのですよね。

今後気になる人々

芸術家で資産家の雪平響子(夏木マリ)。

キャラクターの雰囲気と
銭湯を買い取った…ということと、
もちろん夏木マリさんの声から

もう湯婆婆のイメージが頭から離れな
かった…。

夏木マリさんは多くのドラマに出演されて
いるので、ときどき混乱します。

 

大きなレコード会社で、音の担当である
磯部真紀子(通称:イソベマキ/松本若菜)

優柔不断で、店員に居てもらわないと
メニューさえ決まらないという。

そんな人が、大手レコード会社で
ミュージシャンの作る曲を選定して売る
という仕事をしているのだ…

いまいちよくわからない人物。

このイソベマキ役の松本若菜さんは
今回もまた癖のある役どころ。

この方の演技は見ていて面白いので
それだけで楽しい。

 

雪平響子の息子、雪平爽介(川上洋平)
この人は手軽な結婚相手を見つけるために
帰国したらしい。

その手軽な結婚相手は空豆なのかな。
それとも年齢からしてイソベマキ…。

それにしたって、
「大根買うみたいな手軽な相手」
ってなんだろう…。

本格ラブストーリーってなんだ

ところで、よくドラマの宣伝で
「本格ラブストーリー」っていう書き方を
されているんだけど、

これってなんだろうといつも思う。
今回もこれ、付いてますよ。

「本格」な、ラブストーリー。

ラブストーリーに本格も別格もあるのか。
ちょっとこの謎のワードに引っかかる。

「本格」とは、本来の格式・方式・規則
ラブストーリーの格式・方式・規則…?

 

「本格ラブストーリー」って肩書要る?

もう「〇〇なラブストーリー」で良さげ。

 

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