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2023年1月開始のドラマ
TBSテレビ「100万回言えばよかった」
第4話「カラダの痛み」の感想です。
あらすじと感想にはネタバレを含んでいます。
苦手な方はご注意を~。
100万回言えばよかった第4話のあらすじ
直木のスマホが、関栄橋の近くの川で見つかった。
投棄した人物の特定は難しいという。
高原涼香の遺体は現場にそのまま放置。
直木の体は見つからない。
高原のスマホは見つからないが、
直木のスマホは捨てられていた。
魚住(松山ケンイチ)は、行動パターンが違うため、同一犯じゃないということもあると言う。
直木(佐藤健)は自分の体を探すことにした。
洋食屋ハチドリのオーナー・池澤英介(荒川良々)は刑事から、直木が事件に関わっていることを聞く。
直木が行方不明になった13日の16時22分、
直木が池澤に電話した通話記録が残っている。
この件について池澤は、直木と食材の相談をしていたという。
そして直木から尾崎莉桜(香里奈)に会うと聞いたが、自分はその子のことを全然覚えていないと刑事に話したのだった。
悠衣(井上真央)は直木の私物を持ち帰るよう、池澤から店の鍵を預かる。
直木が樋口幽霊(板倉俊之)に促され、紙ナプキンを動かそうと思いきり息を吹いたところ、紙ナプキンは動かなかったが、悠衣には口笛が聞こえた。
直木の口笛のことを魚住に報告した悠衣。
直木は元々口笛が吹けなかったので喜び、これで意思の疎通ができると悠衣は喜ぶ。
池澤から、店の鍵を開けたいと電話がかかってきた。
子ども食堂に来ていた木内海翔くんがいなくなったのだという。
直木には心当たりがあり、悠衣を通じて池澤にキャンプ場に行ったのではと伝えた。
車に乗り込む池澤に、直木も付いて行く。
すると池澤は、何であんなところに…と独り言をつぶやくのだった。
海翔はやはり、キャンプ場の山小屋に居た。
直木は山に誘われるように入っていった。
海翔は池澤に、怖いものを見たから一緒に来てほしいという。
そして直木の遺体は見つかった。
悠衣は、霊安室の直木に会いに来ると、所持品の中にあった植物に目を留めた。
遺体発見時、左手に握られていたようだ。
悲しみ、路上で座り込む悠衣に、直木は大きな古時計を口笛で届ける。
悠衣と直木は、里親の家へ向かった。
リビングには、あったはずのカーペットが無くなっていたのだ。
そしてテーブルに置かれた植木鉢には…
直木が握っていた花が枯れ残っていたのだった。
悠衣はアルバムを探して棚を探ると、一枚の写真が落ちてきた。
子供の頃の悠衣と莉桜、そしてもう一人写っている。
裏を見ると、スズカと書いてあった。
高原涼香…。
直木は近くにあった剪定ばさみを見る。
そして壁掛けの古時計が音を鳴らした時、突然直木は胸を抑えて苦しみ出し、ついで
フラッシュバックが起きて頭を抱えて倒れ込んだのだった。
第4回目はここまで。
100万回言えばよかった第4話の感想
今回は直木の遺体がついに発見されました。
そして悠衣が忘れている子供の頃。
尾崎莉桜とともに高原涼香とも面識があったことがわかった。
池澤英介と直木
直木が行方不明になった13日の16時22分、直木が池澤に電話した通話記録が残っているという。
池澤は直木と食材について話したと言うことだったが…これが本当かわからない。
直木のスマホから着信があったとしても、直木本人が池澤に電話したとは限らないからだ。
誰かが池澤に電話を入れ、そして用が済んだので直木のスマホは川に捨てられた…という可能性もある。
電話をかけた人物が池澤なら、自作自演になるけれど、発信エリアと着信エリアが同じだと、それはそれで疑われるかも…
エリアまで見てるかどうかは不明だけど。
もし莉桜が直木のスマホを使って池澤に電話をかけた…とすれば、直木を殺害したのは莉桜だということになるが…
体力があったとしても、女性が1人で直木を山中に遺棄するのは、車が入れない場所なら難しそうだ。
海翔くんがいなくなり、キャンプ場へ向かうときに池澤は、何であんなところに…と独り言をつぶやいていたのだが、これはどういう意味で言ったのだろう。
子どもたちへの愛情はウソではなさそうな池澤。
海翔が山小屋で、道中に怖いものを見たと言った時の反応は、普通に見えた。
もし直木を遺棄したのが池澤だったとしたら、もっと違う反応になったに違いないと思う。
表面的には池澤が直木をどうにかする理由は見当たらない。
池澤の店は直木で成り立っているようなものだから、居なくなっては困る存在。
直木に手を出すとすれば、何か秘密を知られてしまったか、成り行きでそうなったのか、何かしらの問題が勃発した…?
池澤は怪しいと思うものの、理由は全く分からずで、どのみち答えは出ない。
樋口幽霊と直木の成仏
友達認定して距離を詰めてくる樋口幽霊と直木が話をしていると、成仏するという話になる。
樋口幽霊は自分が成仏できなかったことを、自分の死んだ経緯がわかっていないからかも、と考えていた。
死んだ前後の記憶が無いのだと。
それでも願ってみると体が見つかったので、魂と肉体は引き合う気がすると言っていた。
今回、直木は自分の体を発見することになったのだが、ではどの段階で成仏するのか…。
樋口は体が見つかっても成仏していないのだから、やはり自分の死んだ経緯を知れば成仏という形になるのだろうか。
だとすれば、警察が捜査をしている以上、直木が成仏するのは時間の問題となる。
莉桜は悠衣に接触しようとしている
莉桜が悠衣に接触しようとしているのはきっと、何かを確認したいがため。
実際会おうとした時には、邪魔が入った。
一度目は悠衣が連絡を取った時。
待ち合わせの時間、悠衣の前に池澤が現れたので、莉桜はその場にいたのに離れて行った。
次は悠衣の仕事場に客として訪れたが、世間話をして名乗ることは無かった。
そして次に、弁当屋の前で列に並んでいる悠衣に近づこうとした時、宋が寄ってきたので、莉桜はまた去って行った。
どうやら莉桜は、美容師と客としてならばいいけれども、悠衣と個人的に会っているのを人の目には晒されたくない様子。
相当警戒しているのは何故なのか…。
それは、警察の捜査以外にも莉桜を狙う人が居るからではないかとも考えられる。
悠衣の悲しみ
直木が死んでいると知って居たとしても、実体に触れると現実味が増すのか、また悔しさと悲しさが湧き上がるんだろうな。
直木が悠衣を包むように後ろからハグしていたけど…
あれって、幽霊にされると寒気しかないんじゃ…と、見ていて寒くなりました^^;
ホントは温かいシーンなんだろうけど、ねぇ。
魚住は姉ちゃんの叶恵(平岩紙)に、
やっぱ人間は体がないと駄目なのかなぁ、あんだけ気持ちが通じ合ってんなら体なんか要らねえじゃん、って言うのだけど…
そりゃあね、霊体同士ならいいかもしれないけど、人間と幽霊じゃ、通じ合っていても意志の疎通が直接しにくい…というより、通常はできない。
なによりお互いにそこに居るという実感ができないよねと思う。
姉ちゃんの言うことは正しい。
頭で考えるより、体で感じたことのほうが強い。
そこに居るという実感が全く違うのだろうね。
それでも、死後に意思の疎通ができるというのは、とても羨ましいことなのだと思う。
一番寂しいのは、心残りだろうから…。
直木が亡くなった場所
里親の家で直木は殺されたようだ。
里親の家のリビングから消えたカーペット、直木が握っていた花。
この状況からすると、直木の殺害現場はこのリビングで間違いはなさそう。
直木の遺体は二つ折りのブルーシートの間に挟まれていただけで、山中に放置されていた。
里親の家からは出したものの、完全に埋めて隠したりしていないのも謎。
もしかすると突発的な出来事で、穴を掘る道具が無かったのか…掘りたくなかったのか。
汚れるから?体力使うから?時間が無かった?
しかしカーペットは見当たらない。
一体どこへ行ったのか、別の場所に捨てられている?
なんだかちぐはぐ。
幽霊の直木は剪定バサミを見ていた。
胸を押さえていたのは、そこが致命傷を受けたからなのか…?
でも遺体を遺棄した人物が、ハサミが凶器だとするならばそのまま置いていくとは思えない。
ブルーシートをかけてあった直木は、どこに外傷があるのか外見では分かりづらかった。
少なくとも直木が亡くなった現場が里親の家とするならば、里親と関わりのある人物が関係者だと考えるのが自然。
そうすると今のところ、尾崎莉桜か池澤英介しかいないよね?
それともまだ第三者が出てくるのか…。
魚住は、高原涼香と直木を殺害した犯人は別の可能性もあると言っている。
たしかに、涼香の遺体はその場でそのまま放置してあったが、直木は山中に運ばれ、ブルーシートがかけられていたという違いがある。
同じ人物の仕業だとすれば、この違いは不可解…あるいは、涼香の遺体は持ち出せなかったとか理由がなければ、別人がやったと考えるほうが自然っぽい。
一枚の写真
里親の家で一枚の写真が出てきた。
悠衣が子供の頃に、尾崎莉桜とともに高原涼香とも面識があったことがわかった。
しかし悠衣は涼香を覚えていない。
あまり親しくなかったのか、一緒に居た期間が極端に短かったのか…
もしくは何かがあったために、悠衣の記憶から掻き消えているのかもしれない。
この写真が持つ意味はなんだろう。
ネットで他の考察がないかと見ていたら、
尾崎莉桜と高原涼香の入れ替わり説というのがあった。
もしそれがあるとして、個人で行ったのか里親を介して行ったのか、あるいは親も絡んでの取り替えっ子なのか…
闇が深い話になっていくね…。
どのみち情報が出揃っていないので、また次回を待つとしましょう。
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