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2023年1月からの日本テレビのドラマ
「ブラッシュアップライフ」
第3話「1週目で死んだ日」の感想。
今回は人生2周目の麻美が、薬剤師になったあとからの話。
2週目の幼少期から麻美が取ってきた行動で、1週目との違いが出てきています。
そのため、1話・2話と違って、どうでもいいわけのわからない会話がなく、ちょいちょい伏線が回収されるので退屈時間がなく、全般に楽しめました。
ここからあらすじと感想を書きますが、どちらもネタバレを含みますので苦手な方はお気をつけて~。
ブラッシュアップライフ第3話のあらすじ
人生2周目の近藤麻美(安藤サクラ)は薬剤師をしている。
最近、勤務先が変わった麻美。
祖父(綾田俊樹)が体調を崩しがちになり、2年後に亡くなったことが気になっていた麻美は、よく様子を見に行くようにしていた。
心臓が弱い祖父は、毎日薬を飲んでいる。
その薬をチェックしていると、違う病院で出された薬と飲み合わせが悪いことに気付いた。
これが祖父の命を縮めたのかもしれない。
麻美が1週目で付き合っていた大学の同級生、田邊勝(松坂桃李)が年商10億の実業家として雑誌に紹介されていた。
自分と付き合っていた1週目とのあまりの違いに麻美は驚く。
なっち(夏帆)とともに、みーぽん(木南晴夏)の誕生会をする麻美。
同級生の話をしていると、久しぶりの玲奈(黒木華)が声をかけてきた。
1周目にはなかったことだが、麻美の2週目での行動によって麻美との距離が変わったのだ。
玲奈には4年付き合っている彼氏がいるというのだが、それはたまたま麻美の職場の先輩、宮岡徹(野間口徹)だった。
しかしこの宮岡は既婚者である。
麻美はその場では言えなかったが、1週目と同じくカラオケに行くと、2人に相談。
そして玲奈を呼び出すことにした。
久しぶりに会った玲奈がどういうタイプの人物なのかわからない3人は、玲奈にどう話すか悩み、シミュレーションまでするのだった。
玲奈がやってくると、麻美は宮岡が既婚者であることを告げる。
すると玲奈はスマホを取り出し、宮岡に連絡。即座に縁を切ったのだった。
そしてコンビニ前…
1週目の麻美はここでみんなと分かれたあとで事故に遭い、死んでしまったのだが…今回はこれを免れた。
ここからは知らない人生だと喜ぶ麻美。
しかし翌日、やはりトラックに轢かれてしまうのだった。
そして再び白い空間の受付所。
転生先はインド太平洋のニジョウサバだという。
まだ徳が足りなかったようだ。
麻美は自分の人生、3周目をやり直す。
卒なく幼児期を過ごし、面倒な玲奈の父親問題も解決したのだった。
3話目はここまで。
ブラッシュアップライフ第3話の感想
人のちょっとした行動やその意味に、すごく注目されているなと思うこのドラマ。
前回は世代がかなり近くないとわからなかったことも多く、退屈な時間が多く感じられたんだけど、今回は違った。
けっこういちいち共感ポイントがあるものだよね、と感心して見ていました。
人によって変わる話題
麻美は昼ごはんを食べていた店で、人生1周目の職場である市役所勤務の元同僚たちを見かけたのだが、そのときにしていた会話が恋愛話だったことに麻美は驚いた。
自分が居たときには職場のことや愚痴ばかりだったのに…と。
それは自分がそうさせていたのかと気にする麻美。
自分が居るときと居ないときで違う話をしている、なんてことはよくあることだと思うんだけど、改めて思うと気にするよね。
自分の前では職場の話ばかりで、プライベートの話は出てこない。
そして愚痴ばかり。
自分が居ないと個人的な話になるというのは、その2人がただ個人的にも仲がいいということなんだけど、
愚痴話が多いとなると、自分が愚痴ばかり言っていて、他の2人を巻き込んでいたのか…と自己嫌悪に陥る。
人が何人が集まれば、その環のなかで影響力?が強い人の望む話になり、皆がそちらへ引きずられるということがあるし、
何の話であれ、それに同調すれば盛り上がり、背けばその中では浮いた存在になってしまうということもある。
群れなんてそんなものよな~と思う。
よくもわるくも、人が集まればそうなるんだろうな。
でももし自分が、マイナスな方向に周りに影響を与えていたとすれば…
やはりいい気はしない。
そういうことにもっと早く気づいていればなぁ…と思い当たることも多々ある。
人生のやり直しってできたらいいよね~。
もちろん、記憶を持ったままでね。
祖父の薬と寿命
相性の悪い薬を飲んでいたことから体調を崩してしまう麻美の祖父。
このことが直接、祖父の死と関係していたかは不明だけれど、気をつけるに越したことはない。
こういうことって多々あると思うので、自分は大丈夫だとは思わずに、しっかり調べるのも大事だと思う。
一つ一つの薬の説明なんかを見てみると、副作用などの危険性もけっこう書いてある。それらの殆どは説明されない。
薬の影響は大きい。
飲み合わせもそうだけど、その時はわからなくても、後からその薬自体がよくないものだったと分かることもある。
身近な人が、明らかによくない方向へ行っているのだとすれば、できれば正してあげたいと思うよね。
これを見てうちの祖母を思い出した。
あれよあれよというまに病態が悪くなり、なんで?というようなことになった。
そして祖母が亡くなってから、祖母が生前どんな人だったのか、という事を知ることになった。
孫から見ていた祖母とは違う祖母を知った。
まだ間に合う人は是非、身近な人に何事もない、日頃のうちから交流して欲しいと思います。
出会う人によって人生は変わる
麻美が1週目と違う行動をした影響で、人生が変わった人物。
- 大学時代に付き合っていた田邊
1週目で麻美と付き合っていた田邊は、お金にルーズで博打にハマり、仕事も続かず借金まみれ…というロクでなしだった。
2周目で麻美は、それを知っているから田邊に関わらなかったのだけど、しかし田邊は年商10億の実業家になった。
麻美が人生をやり直した影響だけが原因だとすれば、それは1週目で麻美と付き合ったからロクでなしになり、2周目では付き合わずにいたから大成したか…もしくは、麻美でない別の誰かと付き合ったから大成したということになる…
そのあたりはわからないけれど、それでも麻美は気になるよね…。
人は誰に出会ったかで人生が変わる。
例えばピアノの先生。
教え方が上手い先生に習うか
教え方がヘタな先生に習うか。
そしてプロに教わるか、
ちょっと弾ける程度の人に教わるか。
極端な例だけど、これで違いが出るのは当然。
若い頃によい出会いがあるのが一番いいよなぁ~と思う。
私が若い頃は、そんなこと思いもしなかった…(遠い目)
- 引っ越さずに済んだ玲奈ちゃん
生徒会長の宇野真里ちゃんはパイロットになっていた…と、麻美たちの会話に登場していた。
その直後に現れた玲奈(黒木華)ちゃん。
黒木華(はる)さんが演じるのは宇野真里ちゃんだ、という予想は、当たったと思った直後に外れた。フェイントかよ、作りがうまいなと思た。
それにしても、実は妻帯者だった恋人への啖呵(たんか)は素晴らしかった。
さすが黒木華さん、サイコーです。
麻美は2周目で玲奈ちゃんの父親の不倫を阻止して引っ越しを免れるんだけど、玲奈ちゃんとしても、引っ越さずに済んでよかったのかもしれない。
…が、玲奈ちゃんの見事なキレ具合を見るにつけ、玲奈ちゃんにもいろいろあったのかなと推察する。
玲奈ちゃんかっこよかった。
さいごに、わかりみと謎とゲスト
- 分かれた途端に相手がキモくなる
それはすごくよくわかる…
みんなそうなんだね~(?)
これって女性特有なのだろうか。
- 謎の女(水川あさみ)
麻美が事故に遭うはずの場所で登場したので、反射的に死神かと思ったんだけど…どうなのだろう。
まず、普通の人なのか。
(人間かどうか疑うってどうよ…)
- 2周目の事故現場近くの男
2周目に麻美が事故に遭ったのは、近くでやっていたドラマの撮影現場に居た男を見ていたから。
この男、水10でやってるドラマ、リバーサルオーケストラの土井拓郎役状態の前野朋哉さんでした。
こういう、ちょい役ゲストって楽しい。
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