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ブラッシュアップライフ最終回の感想…4人の最期の行く末は

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ブラッシュアップライフ#10(最終回)のあらすじ&感想
2023年1月からの日本テレビのドラマ
ブラッシュアップライフ
第10話で最終回、
「帰る場所」のあらすじと感想です。

どちらもネタバレを含みますので苦手な方はお気をつけて~。

ブラッシュアップライフ第10話・最終回のあらすじ

宇野真里(まりりん/水川あさみ)は毒を盛ると言った。
ちょっと動けなくなるようにするだけ。

薬学部と医学部を出ている近藤麻美(あーちん/安藤サクラ)に、そういう薬がないかと真里は聞く。

食中毒とか。

しかし機長がそんな事になれば、直前に口にしたものを調べられる。

自分たちはただでは済まない。

 

麻美は再度、スケジューラーの堀口(江口のりこ)に頼んでみるが、無理だという。

そこでまた中村(神保悟志)に頼んでみると、中村は空港資格が切れるという仕事上の理由だが、

麻美は幼なじみが乗るからというプライベートな理由で、代われというのは度を越えている、と強く言われた。

もう強硬手段に出るしかない。

 

麻美と真里は、日頃の中村の行動から、薬を盛る計画を立てる。

自分たちもついに犯罪者か、としみじみ話す。

 

そしてフライト当日。

出発二時間半前、いよいよ作戦決行。

麻美は予定どおりにクルーラウンジの窓際の席に座りながら、犯罪行為であること、しかし180人の命には変えられないことを考えていたそんな矢先…

麻美は不意に呼びかけられた。

河口美奈子(三浦透子)だった。

 

河口は好んで同じ人生を繰り返していたが、麻美の話を聞いて新しいことに挑戦してみようという気になったらしい。

それでたまたま見た雑誌に、麻美がパイロットとして載っていて、航空関係もいいなと思い、麻美のいるこの会社を受けたのだ。

 

河口はこれからフライトだが、昨日、中村キャプテンから、明日乗客で自分の知り合いの大河内という人がいるから頼むと言われ…調べてみるとその乗客は、中村キャプテンの愛人だった。

河口は市役所時代、中村に窓口で詰められたことがあり、嫌な感じだったからハッキリ覚えているという。

税金泥棒とか言っておいて、自分は愛人乗せて公私混同かよとムカついた河口は、即行、匿名で奥さんに電話してチクった。

そしたら今日、まんまとフライトキャンセルになったという。

 

得意げに話す河口に麻美は、937便かと聞くと、麻美の携帯が鳴った。

言葉も出ず大喜びして河口を抱きしめ、あんた救世主だよ~!と麻美。

麻美はこの170年の中で一番のスーパーファインプレーだと思った。

 

不倫を阻止したことが親友の命を救い、大勢の命を救うことになる。

 

麻美と真里は念願の937便に、機長と副機長として登場することになった。

意気揚々と歩く2人に、一人の男が近づいてきた。

 

男は高城と名乗り、手荒な真似はしたくないという。

高城は自分はタイムリーパー、つまり人生2周目だと言い、937便の航路を変更してもらえないかという。

高城には別れた妻が居て、復縁したいと思っていたがその矢先、彼女の乗った飛行機が墜落した。

その原因を説明して、高城は航路の変更を訴える。

真里と麻美は元々そのつもりで、言われなくても航路は変更する予定だと話した。

真里は6周目、麻美は5周目だ。

 

高城は人生やり直しているのに、離婚は回避できなかったようだ。

そして自分をタイムリーパーと言うのはダサい。

 

2人は無事に、台北行き937便に搭乗することが出来た。

そして悲願の航路変更を果たした。

遠くにスペースデブリが落ちていくのが見える。

そして937便は無事、台北空港に着陸。

疲れがどっと出た2人。

特に真里はこのためだけに生きてきたのだから、200年くらいは張り詰めていた。

 

エスカレーターを降りるとそこには、みーぽん(米川美帆/木南晴夏)となっち(門倉夏希/夏帆)が待っていた。

2人は機内アナウンスで麻美と真里に気付いたと興奮して話していた。

麻美と真里は、みーぽんとなっちと一緒にご飯に行く。

 

中2のときにラウンドワンで撮ったプリクラを見せ合うと、全く同じポーズで写っていて、まるで一緒に撮ったみたいだ。

麻美は2人に、75年ぶりに「あーちん」と呼ばれて喜んだ。

いつの間にか真里は「まっさん」と呼ばれていた。

 

無事ミッションをクリアした麻美と真里は
翌年、パイロットを辞めて地元に帰ってきた。

妹の遥(志田未来)は夫の中山賢治(田村検太郎)と共にすぐ近くに住んでいる。

麻美は8か月後に地元で再就職した。

 

そしてあっという間に3年が経ち…
麻美はついに40歳を迎えた。

真里は保育園で保育士をしている。

麻美の再就職先は市役所。

そして河口も市役所に居る。

ずっと市役所勤めをしていたから、市役所しか無理な体になっていたようだ。

務めたのは336年。

でも仕事以外はいろいろチャレンジしようと思っているらしい。

 

地元に戻ってきてからは、月2くらいのペースで4人でご飯を食べている。

この日は麻美の誕生日。

プレゼントの紙袋が丸見えなのが麻美は気になり、自分から切り出した…

けど違った。

でもあるよ、とプレゼントを出されたけど、麻美はとても恥ずかしかった。

だから麻美はぶっちゃけるが、紙袋をチラ見していたのもバレていた。

4人は延々と雑談をして楽しく過ごす。

真里のあだ名は「まっさん」から「まっちょ」になっている。

 

その後は結局いつものようにラウンドワンでカラオケ。

受付にはチーフの福ちゃん(福田俊介/染谷将太)。

福ちゃんのサービスポテトの話になると、売上に貢献したい4人は追加で何かを頼めばいいが、もう入らない。

ということで人を呼ぶことにした。

しーちゃん(田上静香/市川由衣)、加藤(加藤直人/宮下雄也)、ぺーたん(島本加奈子/うらじぬの)、みさごん(丸山美佐/野呂佳代)が来てプチ同窓会。
福ちゃんも仕事を終えて合流。
みんなで思い出話に花を咲かせている。

そして延長に延長を重ねて朝まで歌い明かした。

帰り道も4人でたわいもない雑談話。

 

58年後。
北熊谷メディカルホーム。

麻美たちは4人でホームに入っていた。
相変わらず歌ったりドラマの話をしている。

ところで真里はなぜか「ぴょろたん」と呼ばれているが、理由はわからない。

4人は全員、基本寿命を全うし、麻美はこの年の冬に、その生涯に幕を閉じた。

享年98。合計232歳。

 

遥は孫に声をかけられた。

鳩が4羽、並んで止まっているのを見ていた。

 

10話目…最終回はここまで。

ブラッシュアップライフ第10話・最終回の感想

さて、最終回。

登場人物がみんな、最後まで楽しそうでよかった。

このドラマは、雑談に始まって雑談で終わったが、何気ない日常が一番大切だということをしみじみ感じるね。

麻美と真里の目的達成とその後

麻美も真里も、折角パイロットとしてやってきたのに、目的を終えたらあっさりやめちゃって。

地元に戻って一周目の人生の続きをやる感じになっている。

 

真里は、なっちとみーぽんが飛行機事故にさえ遭わなければ、地元でずっと仲良くやっていたのだろう。

麻美は4周目で真里と会わなければ気づかなかったけど、5周目では真里と共に4人でいる楽しさを取り戻した。

それまで麻美は繰り返す人生をそれなりに楽しんではいたけれど、ずっと短命だったもんね。

でももし長生きしていたら、なっちとみーぽんは若いうちに亡くなってしまって、麻美は寂しい思いをすることになったはずだ。

その寂しい思いをずっと抱えながら、6周目にして願望を叶えた真里はすごい。

 

このドラマはずっと目的がよくわからなかった。

麻美は人間に生まれ変わるために頑張るし、そこがゴールだと思っていたけど、それは違った。

真里の出現で、目的がゴロっと変わった。

最終的には、人間に生まれ変わることが一番いいということではなく、どう生きるかが大切だと知らしめた。

幸せな最終回はよいねぇ。

麻美の人生は1つも無駄じゃない

麻美の人生、
1周目は市役所
2周目は薬剤師
3周目はテレビ局
4周目は研究医
5周目はパイロット

これまで何周もしているなかで、以前やっていた経験が役立つことは多々あった。

人生を何周もしていなくても、通常でもそういうことはある。

でもこれだけのやり直し人生を歩めるのはいいよね。

 

今回はパイロットとして働く中で、まさか薬学部と医学部に居た知識が必要になるとは思わない…

しかも薬としてではなく、毒として人に使おうとすることがあるなんて。

犯罪行為で逮捕されたときの影響と、それでも180人の命には変えられないと考える麻美。

逮捕されれば地元には帰れない。

真里は、そうなったらどこか遠くで2人で暮らそうと言った。

実際は毒を盛ることなく、無事に済んでよかったけど、もしそうでなければ…

180人を救い、その関連する影響までもなかったことにした2人に対して、あまりに辛いものになってしまっただろうね。

そう考えると本当に河口は救世主だ。

河口と麻美がお互いに影響した

4周目の人生で河口に出会った意味がここに来た。

すごいね。

1周目に居た人がどうして、なんでこのタイミング?って思ってた第8話

何の意味があるのだろうって。

4周目の麻美と出会ったことで、8周もずっと同じ人生を歩み、繰り返すのが好きだった河口の人生を変えることになり、麻美はここへきて救われたのだ。

それは5周目の真里が4周目の麻美と会い、何周目か話したことと少し似ている。
それによって今回、真里も救われた。

少なくとも麻美は河口のお陰で犯罪者にならずに済んだし、937便の機長として飛ぶことが出来た。

そしてその先に、180人の命が救われた。

河口と麻美と真里で成し得た伏線回収

まさに、不倫を阻止したことが親友の命を救い、大勢の命を救うことになった。

麻美が作ったドラマ「ブラッシュアップライフ」の打合せでの話が、ここで回収される。

監督と脚本家の話が重なる。

「不倫を阻止するぐらいじゃ弱い」

その不倫ぐらいが、

「死んでしまった親友の命を救うとか」
「大勢の命を救うとかね」

そんな大きなことに繋がった。

 

河口はただ自分のウサを晴らしただけなんだけど、それが麻美を救い、真里を助けることになって、大勢が救われた。

大きなことも、小さなことの連鎖なんだなと思わせられる。

 

河口もやはりその後、市役所に戻っているから、きっとあのときそうする役割があったのだ。

本人は知らなくても。

本人はまさかそんな大きな事があるなんて思ってもみないだろう。

麻美はきっと言わないだろうから。

生まれ変わるなら何がいい?

真里は麻美に聞いていた。

次、生まれ変わるなら何がいい?

人間?

麻美は、人間なら嬉しいけど、なんだかんだもう170年人間やってきたから、もう絶対人間がいいとかはなくなった。

でもまた地元に生まれたい。

知らない場所に人間として生まれるんだったら、他の生き物でいいから北熊谷がいい。

 

そう思える地元愛っていいなぁ。

ずっと地元に居るからこその愛着なんだろうね。

子供の頃に何度か引っ越しをしていたりすると、その気持はいまいちわからない。

だから幼なじみとずっと一緒とか、正直ちょっといいなぁと思う。

近藤一家の何気ない日常会話

麻美の家は、お父さんの話を本人が居るところで話す。
お父さんが会話に加わっていない状態で。

そして父・寛(田中直樹)は、そういうのは本人がいないところでする話じゃないかな…と言うと、

じゃあお父さん一旦お風呂に行っといでよと…家族は父を動かそうとするんだよね。

 

このパターンが何度かあったんだけど、
このくだりはけっこう好きだった。

今回は遥がいなくて麻美と母・久美子(中島ひろ子)だけなんだけど、同じような会話をしていた。

これは家族が仲良くないと、なかなかこんな会話で楽しめないよね。

お父さんは少しディスられてる感じでも、根底はちゃんと愛されている。

このほのぼの感と、お父さんのとぼけっぷりがよかったなぁ。

それと、お父さんの靴の中の貯金ね。

麻美が何度か勝手に拝借したりしてた。

今回も、遥にいつもありがとう、と送り代として、寛の小銭を遥に渡していた。

なっちの塾の友達の現在(けっこうどうでもいい)

これも伏線回収かぁ。
なっちの塾の友達の話はこれまで何度も出てるよね。

でも大人になった人物まで出てくるとは思わなかった。

なっちとみーぽんが2人でラウンドワンで遊んだとき、なっちの塾の友達とばったり会った。

なっちはその子を紹介しないままにガッツリ話し出して、自分はトイレに行ってしまい、知らない者同士残された。

 

これもよくある感じだよね…。
どうしていいかわからないし、なんか気まずいの。

残されたみーぽんと名前も知らないその子はクレーンゲームをやって、その子はでっかいポッキーを取った。

その子は大物になるね、という話だが、

その子は霞中のすーさんで、今は市議会議員の鈴木康子だという。
(たしか、すーさんてあだ名は既出だったよね?)

ちゃんと駅前にポスターが貼ってあった。
(写真は近藤春菜さん)

みーぽんは25年経って名前知れたと言っていて…なっちは連絡しようかとスマホを取り出すけど、それは満場一致で、いらないよね。

ここで呼び出されてもお互いに困りそうだよ。

 

でも大昔、自分もやっちゃったことがあるかもしれないなぁ…なんて思う。

麻美はけっこうきっちりしたい人

麻美はちゃんと伝えたい人なんだよね。
けっこう細かい?ことに突っ込む。

カラオケで、福ちゃんが音楽を辞めた話になったとき、ラストライブを麻美と真里が見たと話した。

でも途中で終わったと言ったときに、福ちゃんは、駅前だから規制かかっちゃって、と言った…。

するとみんな、すごくない?という。

ここを麻美は訂正した。

 

福ちゃんの言い方だと、人が集まりすぎて規制かかったみたいだけど、違うよ。

普通に歌っちゃいけない場所で歌ってたから、お巡りさんに止められただけだよ。

たしかにそのとおり。
言い方で印象が変わることって意外と多い。

麻美は、あまりにも印象操作が…
と言っている。

完全に伝説の路上ライブみたいなの想像したよ、と言うみーぽんに、

ある意味伝説だったよね、
朝から8時間やってたからね、と麻美。

 

麻美の言うことは全くもって真実だけど、
なかなかに辛辣なんだよね…。

麻美はけっこう厳しい。

麻美も真里も、長年切磋琢磨してきた人だからか、ちょっといろいろ厳しいところがあるように思う。

でもそれも当然なのかもな。

麻美や真里からすれば、福ちゃんはけっこう甘いところがある。

 

才能が無かったという福田に、みんな何気に納得していた。

気付いてよかった、えらいよ、って。

みんなそう思ってたんだよねきっと…。

福ちゃんは「そんなことないよ」を期待してたみたいだけど、

自分で言ってるから否定しようがない、というのも賛成。

このへんのやり取りわかるわ…。

 

自分のことを才能ないから…という発言は、言われた方は困るんだよね。

どうとも言ってあげることが出来ない。

そうだね、と思っても言えないし。

そんなことないよ、とは…
思っていれば言えるけど、
思っていなければ言えないよね…。

嘘をつくことにもなるし、期待させてしまうことでもある。

 

才能ってけっこう「才能」だけの問題でも無かったりするものだしね。

懐かしの歌とともにドラマの話を96歳で…

今回も懐かしのドラマの題名が出てきた。

しかもみんなでホームに入って4人で話しているときに。

でもこの年代のドラマの話題を96歳でって…

あぁでも、その頃には今よりもっと、過去のドラマが簡単に見れているのかもね。

音楽と紐づいてるとけっこう覚えてるものだし…

でもさすがに96歳って想像できないな。

 

会話に出ていたドラマの題名と主題歌。

・「踊る」 (踊る大捜査線)
1997年1月-火曜9時
主題歌:Love Somebody
(織田裕二withマキシ・プリースト)

・「お金がない!」
1994年7月-水曜9時
主題歌:OVER THE TROUBLE (織田裕二)

・「振り返れば奴がいる」
1993年1月-水曜9時
主題歌:YAH YAH YAH (CHAGE&ASKA)

全部、織田裕二さん繋がりですね。

劇中の登場曲はわからなかったので、公式へどうぞ。
ページの一番下に出ています。
→ [日テレのドラマ公式ページ第10話]

 

それと、またもう一つ拾ってた。

4人はホームで、フリーザが乗ってるやつみたいな乗り物を使ってたよね。

たしか33歳で、コンビニ前でそんな話をしていたはず。「ザーボンさんっ」て…。

これまでドラクエとかドラゴンボールの話題とかちょこちょこ細かいのが入ってたけど、拾いきれなかったよ。

ブラッシュアップライフを見終えて、最後に。

全般にいろいろなものがバラ撒かれて、至るところで回収がされているドラマ。

だからもう一度見返してみると、取りこぼしていたことも見つかるかもしれない。

はじめは意図がわからなくて、ずっと雑談ばかりのイミフドラマだと思っていたけど、見続けていくうちに、なかなか面白くて楽しめて、いろいろな発見や気づきが得られた、いいドラマでした。

ちょっと心残りだったのは、最後のみんなでのカラオケで、玲奈ちゃんが居なかったことかな~。

 

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