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2023年1月のドラマ
フジテレビ「忍者に結婚は難しい」
第9話のあらすじと感想です。
ネタバレしてるので、気にする方はお気をつけて~。
忍者に結婚は難しい第9話のあらすじ
捕まった悟郎(鈴木伸之)はロープで縛られ、狭い一室に監禁されていた。
そこへ3人の伊賀者と音無(勝地涼)が入ってきた。
蛍(菜々緒)との電話で何を話していたのかと問う音無に、悟郎は2人で話したいという。
蛍は服部ビルに侵入しようとしたところを見つかり、大勢の伊賀者に追われた。
追い詰められた矢先、煙幕が投げ込まれて蛍は窮地を脱した。
するとそこには宇良(藤原大祐)が居たのだ。
宇良は閉店後のNINNINへと蛍を案内する。
宇良は忍者なのかマニアなのかと蛍が考えていると、宇良はあっさり、自分は忍者だという。
しかも伊賀だという宇良に、蛍は驚く。
宇良は蛍に自分と組まないかと誘い、赤巻議員を殺害した犯人を探しているので、一緒に探したほうが早いという。
伊賀の本部とは別に単独で行動しているという宇良は、まだ正式に忍者になると決めたわけではなく、親に先輩の仕事を見てこいと言われて郵便局のインターンになったのだ。
すると任務先で殺人事件が起き、伊賀の先輩たちを監視してこいと親に頼まれた。
宇良が伊賀だと局内では誰も知らないため、親から怪しい言動があれば報告するようにと言われているという。
宇良もはじめは蛍を疑っていたが、調べるうちに違うとわかったらしい。
蛍の調査で、音無が議員の代理で薬物の売人に金を渡し、薬物を受け取っている姿が動画に映っていたことがわかった。
悟郎はこのことを音無に話して問い詰める。
蛍は父・竜兵(古田新太)の家に来ていた。
宇良と手を組んだことを話す。
本部に呼ばれた音無は、蛍が甲賀であることを悟郎は認めたが、知ったのは最近だと報告する。
小夜(吉谷彩子)は、知らずに結婚したなら伊賀への裏切り行為にはならないと松下に確認を取るが、蛍が赤巻議員殺害の犯人だと確定すれば話は別だと。
しかし蛍が犯人ではないとわかれば、離縁すれば厳重注意で済むかもしれないという。
蛍と宇良は、音無を探るために自宅を訪れるが、なにもわからなかった。
悟郎のもとに小夜が来た。
小夜は蛍の居場所を問い詰めるが、悟郎は蛍の潔白を証明したい。
小夜はそんな悟郎に、蛍と出逢ってから変わった、自分が好きだった悟郎に戻ってというが…しかし悟郎は、今の伊賀の組織に疑問を持っていると言った。
赤巻から洗い直すしかないという蛍に、宇良は応える。
衆議院議員、民自党の百地創人(はじめ)を訪ねた。
宇良は一緒に内部調査をしているという名目で、伊藤と名乗る蛍を紹介する。
百地は赤巻と個人的な付き合いはなく、お金に汚いという噂があるようだ。
赤巻議員の元秘書、大原聖人からは、報酬がかなり良かったという運転手を紹介された。
しばらく身を隠していた雀(山本舞香)が帰ってくると、街中で蛍と宇良にばったり出会う。
音無が悟郎にご飯を持ってきた。
小夜の指示だ。
音無は悟郎に話す。
赤巻に会ったのは一年前。
音無の父が赤巻の父親に世話になったらしく、親と食事をしたきりだった。
しかしひと月前に突然連絡があり、場所を指定されて、封筒と引き換えにあるものを受け取ってこいと言われた。
いつも頼んでいる人たちは感染症でみんな寝込んでしまい、音無家の者なら信頼できると思ったと。
家の名を出されたので断れず引き受けたが、そのときの一度だけだ。
赤巻を殺していないと知らされた悟郎は安堵した。
伊賀と悟郎とのことは別だと音無は言うが、伊賀に刃向かう悟郎には協力できない。
伊賀が裏切り者だと断罪を決めたら、音無は悟郎を追う。
そして、好きだから離れるという選択肢もある、一生伊賀に追われる人生なんてかわいそうだと悟郎に言うのだった。
竜兵の家に、蛍と雀、宇良が居た。
そして宇良は、蛍としのびぃ(雀)が姉妹であることを知る。
ドアがノックされた。
クリーニング店を装った山田だ。
例の運転手の身元調査についての回答だった。
翌朝、蛍と宇良はタクシー会社へ行き、運転手の浅川啓吾を訪ねた。
警視庁の警察官のフリをして、赤巻議員がどこに行っていたのかを聞き出す。
群馬県の上草村、いつも同じ場所で、一回だけ人と待ち合わせをしていたという。
その人物は、未来党・衆議院議員の豊松豊前だとわかった。
イベント会場で命を狙われていた議員だ。
赤巻とは敵対関係にあるはずだが…
伊賀本部では小夜と音無に、明日からはどんな手を使ってでも白状させろと松下から指示が出た。
宇良が携帯を見て驚く。
親からの本部情報で、草刈りへの暴行が解禁されたという。
小夜が悟郎に取引を持ち掛ける。
伊賀は古臭くて男尊女卑、だから自分は認めて貰えない。
そういうクソみたいな組織を変えたい。
悟郎が支えてくれればできる気がする。
風富の家に入れば悟郎の両親も喜ぶと。
このままだと悟郎は制裁を受け、蛍も制裁を受け一生伊賀に追われるが、自分と結婚したら蛍の自由と安全は約束するという。
蛍は由良の助けを借りて服部ビルに侵入。悟郎に会い、お互いに抱き合う。
逃げようという蛍に悟郎は、音無と小夜が言った言葉を思い出す。
一生伊賀に追われるか、蛍の自由と安全か…。
悟郎は蛍に口づけし、蛍に早く逃げてと部屋から出した。
警報が鳴る。
蛍は伊賀に囲まれると、風富小夜に会わせるよう、要求する。
城水(市村正親)は息子・城一郎の状態を見て、ある男を捜すよう電話越しに命じる。
甲賀の男と、その娘を。
対峙する小夜と蛍。
蛍は、悟郎を開放するよう要求する。
小夜は蛍に、伊賀の任務を引き受けてもらいたいという。
任務の報酬は悟郎の自由。
小夜は、この人を殺してもらいたいとタブレットを見せる…。
9話目はここまで。
【原作本】
・楽天ブックス…忍者に結婚は難しい [ 横関 大 ]
・Amazon…忍者に結婚は難しい
忍者に結婚は難しい第9話の感想
だいぶ大詰めになってきた。
宇良は忍者だった…これは想定内。
小夜が暴走してて痛いな…と思ってたけど、想像を超えてやばい人だったりするんだろうか…
伊賀側も主要メンバーはそんなにいないからよくわからないよね。
でも今までに出ている人が黒幕でないと、なんだかへんな話しになってしまう。
宇良の正体は伊賀忍者…の卵?
宇良は忍者だった。
しかも伊賀。
任務先で殺人事件が起き、伊賀の先輩たちを監視してこいと親に頼まれた。
それは伊賀の内部にも疑いを持つ者がいる…ということだね。
宇良の親はなんか公安みたいな役割でもしているのだろうか。
郵便局内の伊賀の人たちが、宇良のことは伊賀だと知らないというのもおかしな話だ。
それならそもそも、身分が明かされない立ち位置に宇良の一族が居るということなのかもしれない。
でも宇良の親は議員が世話になっているというほどの人物だ。
議員と顔見知りだったり、親の七光りパワーだとか言っていたけど。
もし親が有力者だとすれば、伊賀だと内緒でその息子が局に勤めることなんて可能なんだろうか…
親が知られた人物なら、その息子はすぐ身バレしそうだから、表と裏で違う役割を持つ家柄だったりするのかもしれないね。
音無は潔白だった?にしても…
音無が怪しく描かれていたから、音無が黒幕かあるいは加担しているのかと思っていたけど、
ただのツリだったね…?
まんまと引っかかりました。
それにしても、そんなことある?
一度だけ呼ばれて使われて、それきりで…
なんじゃそりゃ、だよ。
まぁ、二度目に会った時がひと月前だから、もしそのまま赤巻が生きていたらずっと音無は代理人として使われていたのかもしれないけど…
それにしてもね。
ヤバそうだと思ったら、まずそもそも親経由での知人なのだから親に確認してみればいいと思うのだが…。
ともかく、音無は潔白だということでいいのだよね。
またこれが覆ることもなさそうだしね。
意外と敷居が低い月乃家
蛍は自分が信用した人物なら、竜兵の家に入れちゃうんだよね。
悟郎を竜兵の家に入れたのは驚いたけど、今回は宇良だ。
ま、悟郎とはよくぶつかって話をした上、よく人となりもわかっていることだからいいにしても…
宇良は今回は協力者だとしても、その後はどうなるものかわからないよね。
でもあのキャラに極端な裏があるとも思えないんだけどさ。
でも込み入った話をするには、親父の家が丁度いいのかもしれない。
外だと誰がどこで見ているのかわかったもんじゃないからね。
運転手を演じた人物は、粉雪を熱唱した人
なんか似てるな…と思ったら、同じ人でした。
運転手役で出ていた宮下雄也さん。
今期のドラマ「ブラッシュアップライフ」で、成人式のあとのカラオケで「粉雪」を熱唱していた加藤くんと同一人物でした。
今回蛍たちが訪ねていくタクシー会社でも、鼻歌で「粉雪」を歌っていた。
一回見ただけじゃあ、そこまでは気づかなかったよね…。
小夜はエゴを正当化する
小夜は自分の思い通りにならない悟郎に苛立っているようだ。
蛍と会ってから悟郎は変わったとか…
そりゃあ、結婚するほどの相手と出逢い、それが壊れかけたのにまた持ち直したのなら、なおさら人は変わるだろう。
小夜は、自分の知らないうちに人が変わったからといって責めるような口ぶり。
悟郎に、蛍と出会う前の、自分が好きだった悟郎に戻ってほしいというのは…
この人のエゴでしか無い。
自分が悟郎にそうあってほしい、という自分の思いばかりを押し付けている。
悟郎は蛍と一緒にいることに幸せを感じているのに。
小夜の横暴はすごいね。
そして小夜は伊賀の体質を憂いている。
古臭くて男尊女卑、だから自分は認めて貰えない。
男だったら今頃もっと上に行っていたのにと。
古臭くて男尊女卑があるのは最もだ。
もし男だったら…というのは小夜の思い込みか根拠のあることなのかは不明だけれど、小夜は自分に自信があるんだろうね。
悟郎に取引だと持ちかけた話は酷いものだ。
今の伊賀の組織には疑問があるという悟郎に漬け込み、自分も同じだという小夜。
悟郎が言う組織の疑問と、小夜の言うそれは違うもののような気もするんだけど…
自分も悟郎と同じ思いだと言い、いきなり悟郎が風富の家に入る話をする小夜。
上忍になれるんだから両親も喜ぶと。
悟郎自身はそんなことに惹かれなさそうだけど、親を持ち出されるとつらいだろうな。
そして蛍が一生、伊賀に追われると脅迫めいたことを言う。
悟郎を助けるためだという理由付けをしながら、ただ小夜の願望を果たしたいだけだの痛い提案だ。
風富家は上忍で、そのトップに座るような家柄ならば、甲賀者とは知らなかったとはいえ、そんな相手と結婚してしまった悟郎を受け入れはしないだろう。
それも蛍と別れればバツイチになる相手に、新婚の小夜を差し出す名家の親はあまりいなさそう。
小夜が無理に結婚したとしても、悟郎は肩身の狭い思いをするだろうね。
その前に、そもそも悟郎は蛍しか居ないと宣言しているのに、よく横槍を入れようと思うものだ。
小夜は悲しすぎる。執着がすぎる。
自分と結婚したら蛍の自由と安全は約束する、なんて…
幼なじみで信頼していただろう小夜に言われた悟郎は、かなり引くだろうね…
もう嫌われても仕方がないことを言ってしまったよ、小夜さんは。
どこまでも自分の思いを突き通す感じの小夜さんだが、相手まで貫いてどうするのか。
悟郎の幸せなんて微塵も考えていないように思う。
いや、悟郎のためを思いながら、悟郎のためと言いながら、自分の理想とする型に悟郎をはめ込もうとしていることに小夜は気付かないのか。
そして最後に蛍への依頼。
ある人物を殺してもらいたい、って…
その相手が誰なのかわからないけど、もうそんな依頼をすること自体がやばい人。
赤巻に関しても、この人が黒幕かと思ってもおかしくはない。
でもこれも音無のときみたいに、引掛けだったりするのかな?
城水が探せといった人物はもちろん
最後に城水が言っていた男って、もう蛍の父ちゃん、竜兵だよね。
それと蛍。
5話の、月乃家に伝わる「生延の術」
それを知っているということは、城水は竜兵と関わったことがあるんだね。
城水は「あの忌々しい甲賀の男」と言っていたから。
あとはまだ、蛍のお母さんの事が解決されていないけど、城水とかは関わりがあるのだろうか。
今週の山田はクリーニング屋扮する瀧本美織さん
今週の山田は、瀧本美織さん。
山田クリーニングとして竜兵の家に来た。
「あなたにも妹、いたんですね」
と言い残して行ったんだけど、
はじめは何のことだかわからなかった。
でもこれ、あのドラマの匂わせでした。
瀧本美織さんはお姉ちゃん。
で、雀役の山本舞香さんが妹。
2人は「Sister」で姉妹役だった。
あのお姉ちゃん役では、これまでと見た目の雰囲気が全然違うように見えて、はじめは誰だかすぐには気づかなかったんだよね。
黒髪で元気な子、というイメージが強かったから。
あのドラマ、2人とも怖かったからな…。
お姉ちゃんは壊れた人格を持ち、それにはもちろん理由があるんだけど…
妹もまた壊れていったのだよ。
あまり救いがないドラマだったよね。
ある意味笑えるけど、恐ろしいドラマ。
ドロドロ好きな人は是非見たら面白いけど、ハッピーエンドが好きな人には向かないよ~。
あぁこういう終わり方ね…というパターンの終わり方だったからね。
今週のエンディング漫画は、結婚後
今週のエンディングは、2人の結婚後。
蛍は仕事と家事と任務とで忙しい日々だが、悟郎との生活のためなら大丈夫と自分に言い聞かせ…
悟郎の帰りが遅くなると蛍の機嫌が悪いが、悟郎は任務のことを話せない。
お互い本当のことを話せないということに、わだかまりが増えていく…。
お互いに相手に言えない秘密があるって、寂しいね。
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