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2023年1月のドラマ
フジテレビ「忍者に結婚は難しい」
第5話のあらすじと感想。
ネタバレしてます。
忍者に結婚は難しい第5話のあらすじ
赤巻議員が殺害された件で、犯人と思われる人物の姿が防犯カメラに写っていた。
その姿と振る舞いは蛍そのもので、悟郎(鈴木伸之)は蛍(菜々緒)が甲賀の女だと疑わざるを得なくなった。
悟郎は書棚の隠し扉から、甲賀に関して記してある書物「甲賀忍者帖」を取り出して読む。
蛍の姉・楓(ともさかりえ)が意識不明だと連絡を受けた。
蜂の毒によるアナフィラキシーショックで、医師の処置が施された今は、目を覚ますのを待つばかりだ。
蛍は月乃家に伝わる「生延の術」を、楓に施せないかと父・竜兵(古田新太)に聞く。
“人の体に入った毒やウイルス、菌を吸い取って回復させることのできる秘伝の術”
この術は施す側も受ける側も一度きり。
竜兵は25年前、楓に一度使ったと言い、どうやら母親の死とも関係があるようだ。
当時、竜兵は重要な任務を任され成功したのだったが、あるとき竜兵が家に帰ると、妻の雪子と楓が倒れていたのだった。
幸いにも蛍と雀は他の部屋で無事だ。
雪子にはまだ意識があり、毒を注射されたと言った。
犯人は、竜兵の任務の結果、逮捕された斎藤という男で、与党・民自党党首の第一秘書であり、伊賀の忍びであった。
雪子は生延の術を楓に使ってほしいと願い、楓が意識を取り戻すと、雪子はもう亡くなっていたのだ。
雪子と楓を襲った斎藤はその後行方不明。竜兵は、斎藤を見つけ出して決着を着けると言った。
竜兵は蛍の事を思い、月乃家はもう終わりにしようと言うのだったが、しかし蛍は甲賀の娘だということに誇りを持っているという。
そんな蛍に竜兵は「生延の術」の秘伝書を渡した。
そして山田から届いた、伊賀の末裔の居場所に関しての報告書を蛍に見せる。
明治時代から伊賀忍者は、郵便局に多く登用されており、今でも限られた局には居るのだという。
東京では世田谷郵便局、悟郎の勤務先だ。
竜兵は、悟郎本人は知らなくとも、伊賀側の何らかの罠かもしれないという。
蛍と悟郎の2人はお互いに疑心暗鬼。
心の内とは裏腹に、表向きにはにこやかに振る舞うのだが、それをまたお互いに怪しんでいる。
蛍は悟郎の上着にGPSを仕込み、後を付けるていると、小夜と合流したために浮気を疑うのだが…他の郵便局員も服部ビルに入っていく。
伊賀の本拠地は昔から江戸城の近くにあるというが、服部ビルは皇居に近い。
愕然とする蛍。
帰宅した蛍は書棚に違和感を感じ、隠し扉を見つけた。
その中には悟郎が忍者だということが明らかな道具や書籍が収められていた。
蛍と悟郎は互いに、知ってしまった以上はケリをつけるしかないのだと覚悟を決める。
そしてその夜、最後の晩餐だと、互いに武器を持って挑むのだった。
5話目はここまで。
忍者に結婚は難しい第5話の感想
いよいよお互いに正体が分かって、直接対決へと向かいますね。
今回の話はその前段階でした。
日頃の心構え
蛍はいつもノンアルコール飲料を飲んでいる様子。
それはきっと、いつ任務が入るかわからないから、その備えとして。
甲賀者の蛍は1人で任務をこなすから、自分だけが頼り。
だからいつでも気が抜けないのだと思う。
これに対して悟郎の方は、少々緩そう。
伊賀の方は、郵便局の上の人から招集の指示が出て、それから集団で命令を受け、そして任務に当たる。
甲賀と伊賀では、はじめから心構えが違いそうだよね。
そんな二人が直接対決しようとすれば、蛍の方が優勢という感じがしないでもない。
集団の伊賀に対して、甲賀は毎回1人で挑むのだから、いろいろな面で出来が違っても当然だろうと思う。
さて次回、どうなるかな。
小夜の思惑はどこにある
小夜は悟郎に、防犯カメラの女の人に心当たりがあるのかと聞いていたけど、
小夜はきっと、悟郎の妻・蛍が防犯カメラの女に似ているとわかってるんじゃないかと思うよね。
実際に会って話をした相手って、何かしらの雰囲気を掴めたりするから、なんとなくでも蛍が怪しいと思うのではないかと。
でも、小夜が蛍を怪しいと悟郎に言ったところで、蛍が一般人だと思い込んでいた悟郎にはきっと伝わらない。
それに憶測で疑って、もし間違っていたなら悟郎の信頼を損ねかねない。
小夜は伊賀の総帥、風富城水(市村正親)の孫だということなので、きっと優秀なのだろうから、どこまで感づいているのだろうかと思う。
伊賀の書籍
悟郎が所持していた「伊賀全集」とか…
甲賀に関する事が記されている「甲賀忍者帖」とか、
隠密で秘密の集団なのに、製本された書籍があるというのが少し不思議に思ったのだよね。
この物語の中では、一応伊賀も甲賀も世に名前を知られてはいるけど、実はまだ実在しますよという話。
製本された書籍は、表に出ていることや研究結果が記された誰でも手に入るような書物なのか、伊賀一族だけに伝えられているものなのか。
その両方ということなのかな。
悟郎が読んでいた「甲賀忍者帖」には、秘伝の術として生延の術について書かれてあるんだけど、
その本には「戦国時代、急病で命を落としかけていた武将を救った」と書いてあり、
「人の体に入った毒やウイルス、菌を吸い取って回復させることのできる秘伝の術と言われている」と書かれてある。
そして「その情報は術を施された武将の言のみである」と。
これがいつ書かれたものなのか不明だけども、そんな時代にウイルスとか菌とかいう概念があったのかというのは不思議なので、このへんは後付なんだねと思う。
というか、ドラマの作り込みは大変だね。
こういうチラッとしか出ない場面を一時停止して見てみるのも結構面白い。
蛍の母と姉を襲った人物の手法
蛍の母と姉を襲った斎藤という人物は、伊賀者のはずなんだけど…毒を使って二人を襲ったというのがなにか違和感があるんだよね。
毒を使うのって甲賀の得意とするところなんでしょ。
何故わざわざ毒を使うのか。
どのみち警察に手を回して隠蔽を図るのだとしたら、毒でなくてもいいはずなんだよね。
伊賀お得意の、昔ながらの道具を使ってでもいいはずなんだよ。
ここに何か謎があったりするのかな…と、何か引っかかります。
赤巻議員のときも毒が使われているしね。
ちなみに、今回出てきた「生延の術」は、いずれ蛍が悟郎に使ったりするのじゃないかな～とか勝手に推測してみる。
蛍の父・竜兵の思い
蛍の父・竜兵は、蛍に月乃家を終わりにして、任務を辞めて一般人になってもいいよと言う話をしていたけど、
蛍は甲賀の娘として誇りを持っていると言い、任務を続ける意思が強いとわかってから、山田からの報告書を渡している。
竜兵は、蛍が任務を辞めると言っていたら、山田の報告書を見せることはなかったんだろうね、きっと。
一般人として暮らすようにすれば、悟郎にバレずにそのままの生活が続けられると思った親心なのかもしれない。
でもそうすると、やはり悟郎は伊賀の忍者なのだから、敵対する一族の嫁ということになり、いづれ蛍が知ることになれば、狭間で苦しむのではないかとも思う。
だからどのみち、今の時点でわかって良かったのだろうと思う。
子どもが出来てからだとややこしそうだしね。
武器を隠している場所
蛍はキッチンのいたるところに武器を仕込んでいた。
これは蛍のテリトリーで、悟郎は決して触らないだろうから、わかる。
しかし悟郎は、家の前の花の植え込みから武器を取り出したのだった。
花壇の花は普段誰が手入れをしているのかね…。
今週の山田は精肉店
今週の山田は、お店の名前が山田精肉店という名前だった。
精肉店の店員さんは、片寄涼太(GENERATIONS)さん。
特に山田なにがしという名前は出ていなかった。
この手の店は常時開店しているのだろうか…そうでも無さそうだけど、不審な店に見られそうだよね。
隠れているのかそうでないのか、山田の基準がよくわからない。
もう一人、竜兵の若い頃の回想シーンでも山田が保険屋を装って出てきたけど…
折り紙の内側に思いっきり丁寧に指令が書いてあったよね。
うっかり落としちゃったりすれば大事。
あの手の、見てすぐバレそうな紙…というか、もろそのまんまのメッセージや報告書なんかは、毎回どんな処理をしているのかと思う。
指令自体を暗号化しなくていいのだろうか。その辺はけっこう緩いんだねと。
今週のエンディング
エンディングの漫画はちゃんと全てがつながっている。
今回は、二人が喧嘩をして蛍が居なくなったのだけど、蛍は木の上にいた。
悟郎は蛍が以前言っていた言葉から、居所を探して見つけることができたのだ。
ドラマ本編で語りきれない2人の馴れ初めなんかを、エンディングで漫画で伝えるってわかりやすくてとてもいい。
二重で物語を見た感じでお得感もあるよ。
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