忍者に結婚は難しいドラマ第2話感想～これといって進展なし

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2023年1月開始のドラマ
フジテレビ「忍者に結婚は難しい」
第2話の感想です。

甲賀と伊賀。

古くから敵対している一族の末裔である
蛍と悟郎は、お互いに自分の素性を隠して
結婚した。

2人は互いに相手は普通の人だと思っている。

けっこう無理のある話だと思うのだが、
やはり1話目ですでに離婚話が持ち上がって
いるのだった。

しかしこの夫婦。

自分の素性を隠したまま結婚したから
うまくいかないのではなく、

お互いが噛み合わないところから
ズレが生じている。

2人が忍者だということを除けば、
これは普通の夫婦の話であることに
違いはない。

さて、2話のあらすじと感想を書きますが
ネタバレを含んでいるのでご注意を。

忍者に結婚は難しいドラマ第2話のあらすじ
忍者に結婚は難しいドラマ第2話の感想

忍者に結婚は難しいドラマ第2話のあらすじ

蛍(菜々緒)と悟郎(鈴木伸之)は離婚の危機に
あるのだが、しかし2人には温度差がある。

蛍は悟郎に離婚届を突きつけて家出中。
父親の住む、ひかげ荘に身を寄せていた。

甲賀としての任務で赤巻邸に侵入した蛍は、
鍵のかかった地下室で、対象者である赤巻の
遺体を発見。

その遺体には注射痕があり、どうやら毒殺
されたようだ。

一方、悟郎は赤巻邸で侵入者を目撃。
棒手裏剣を侵入者に放つが、かわされる。

伊賀側は赤巻を殺害したのは甲賀だと疑い、
警察より先に捕らえると息巻いている。

警察の鑑識から、赤巻の体内からは覚醒剤
以外検出されず、他に薬物の使用は認められ
なかったようだ。

注射痕があるのに他の薬物の痕跡がない。
そのことから、解剖しても痕跡が残らない
薬物を用いた可能性が指摘され、
やはり甲賀ではないかということになった。

そして蛍にまた指令が来た。

次はイベント会場で起こる爆弾テロを阻止
せよ、ということだった。

しかしこれは伊賀側の罠であるようだ。

…というところで、3話へ続く。

忍者に結婚は難しいドラマ第2話の感想

2話は全体的にゆるっと進んだ感じ。

特段、新たな話の進展はないようですが、
蛍と悟郎の夫婦関係は余計にこじれて
しまいました。

それは、悟郎の幼なじみが出現したから…
というベタな展開になりましたよ。

令和に手裏剣はダサすぎる！by伊賀の娘たち

どうやら伊賀と甲賀とでは
根本的に違うところがあるらしい。

蛍と妹の月乃雀(山本舞香)は、
「令和に手裏剣？ダサッ」と話していた。

手裏剣は古臭いという感覚のようで
伊賀ではすでに使わないようなのだ。

まぁ、令和の現代ならもっと効率的な道具を
作れるはずだしねぇ。

伊賀は伝統を守るというところに重きを
置いているのだろう。
それにしても…という感じもするけれど。

手裏剣って重いだろうし、
なにより嵩張りそう。

伊賀と甲賀の違い

妹の雀は、忍者をモチーフにして
動画配信をしている。

現代に忍者はいないだろう、という認識を
利用しつつ、楽しんでいるのだ。

忍者っぽいコスプレ装束を着て、
現代に残る忍者の情報を提供。

今回そのなかで解説していたのは
伊賀と甲賀の違い。

雀いわく、
「伊賀は頭より体を使うガテン系で
縦社会の体育会系。
甲賀は薬に強い頭脳派でつるまない一匹狼」
なのだそう。

なるほど、確かにそのように描かれている。

悟郎が所属する伊賀忍者は、いつも集団で
任務に就いている。

招集がかかると会議室に集まり、
上から指示を出して実行する人たちは
それに従う。

了解の返事は、「御意」

それにしてもいくらガテン系で体育会系
だからって、前回のように、鍵の付いた扉を
バールでこじ開けるって…

そんなのありか？と思う。

こんなことやってたら、秘密裏に工作する
なんてことはできやしないでしょう。

これに対して、甲賀側の蛍は一人で行動し、
鍵をスマートに解錠していた。
もちろん、侵入した痕跡は残さない。

そういえば1話目で、甲賀は野党を押して
いるということだったが、伊賀は与党側。

権力者側に就いているから、何かあったとき
には裏工作をするというより、圧力をかけて
問題解決をする、ということにでもなって
いるのだろうか。

まさに力技だな。

そうすると、与党側の権力を維持するために
伊賀は存在し、それを潰すために甲賀が
裏で情報収集などをしている、という構図に
なっているのか。

悟郎と同僚の音無

悟郎はどこかズレている。
そのために蛍ともうまく噛み合わない。

悟郎は、蛍の言い分を聞いてはいるのだが
理解がずれているのだ。

悟郎の相談相手はいつも
同僚の音無祐樹(勝地涼)。

音無は悟郎にさまざまなアドバイスを
くれるのだが、それはほとんど見当違い。

悟郎は蛍の話を聞いているようで
聞いておらず、右から左へ。

しかし音無の話はなぜか素直に
受け入れる。
同性だからなのか他人だからなのか
幼なじみで長い付き合いだからなのか…。

今回も音無は、奥さんが愛想を尽かしたのは
悟郎が仕事への意欲が薄いからではないかと
お門違いのことを言う。

そして、男なら出世しないと…と、
持論を押し付け悟郎を焚きつけるのだった。

音無は悟郎の奥さんを直接知らないのに、
安易にアドバイスをすることで逆に
引っ掻き回している。

しかしよく考えれば、他人のアドバイス
なんてそんなものなのかもしれない。

悟郎と蛍の家

悟郎と楓の家は、
若い郵便局員と薬局の薬剤師の家としては
不釣り合いなほど大きく、隠し扉のある
一軒家。

しかしこれは賃貸で、
悟郎のおじの持ち家であるらしい。

なるほど、これで納得。

第1話めの疑問がここで解消されました。

悟郎と蛍の関係

悟郎はこれまでのことを反省はしている
らしく、蛍に帰ってきてほしいがために
家事をしだし、ことあるごとに蛍へ
LINEメッセージを送る。

蛍はLINEを見ないようにしていたのだが、
しかしそれを姉の月乃楓(ともさかりえ)が
既読にしてしまった。

蛍は仕方がなくメッセージを見るのだが、
毎日何気ないことや家事をやったことなどの
報告をしている悟郎に気持ちが和らぐ。

そして蛍は家へ戻るが悟郎は不在。
部屋はやはり散らかっていた。

人間の習慣て、そんなすぐには変わらない
ものだよね。

やる気が出たときには家の片付けや掃除も
するが、日々の生活のなかではなかなか
続かない。

バタバタしていたら日頃の習慣が出てしまう
のも仕方がない。

蛍もきっとそう思ったのだろう。
呆れながらも部屋の片付けをし始めた。

そこで、いらんことを目撃して
しまうんだよね。

悟郎の幼なじみ、風富小夜(吉谷彩子)登場。

蛍は特殊能力ばりに耳がいいようで、
室内から家の前の会話が聞こえてしまう。

悟郎と女性の声が聞こえ、
2人は互いに初恋の人だと知る。

悟郎が少しずつ変わり、
せっかく蛍の気持ちがほぐれたその矢先。

うまくいかないときはそんなもんだよね。
何もかもタイミングが悪い。

はたして悟郎と蛍の関係は
再びこじれるのだった。

もう完全に、自分の家系が忍者だからとか
相手が普通の人(だと思い込んでいる)だから
とかは殆どまったく関係ないよね～。

それにしても、蛍が帰ってきたときの、
嬉しそうに駆け寄る悟郎の姿はまるで
子犬か小学生かといった具合…

やはり悟郎には、
悟郎の言う「蛍がいないとだめ」らしい。

蛍への指令は突然現れる

蛍が昼食を買いに行ったキッチンカーで、
店主(遠藤憲一)から合言葉が発せられた。

キッチンカーの責任者の名前を確認すると
山田健作と書いてある。

2回目指令役の遠憲さんも、
短時間の出演なのに面白キャラなのよかった。

指令はいつも違う人のようなんだけど、
なぜか必ず名前を確認しているんだよね。

1話目は確か、山田澪だった。
そして2話目の今回は、山田健作。

両方山田性なのは、一家が指令役なのかな。

そして1話目・指令役の広瀬アリスさん。

「澪」って名前で「広瀬アリス」に
覚えがありすぎるので調べてみると、
やっぱり！！

「知ってるワイフ」の澪だった…！

知ってるワイフもうまくいかない夫婦の
物語だったよね。

ちゃんと公式にヒントがありました。
全く見てなかったので気付かなかった。

山田澪…
そしてこの衣装はまさか…#知ってる…？#雪だるまが10個は作れそうですね #忍者に結婚は難しい #フジテレビ

— 木曜劇場『忍者に結婚は難しい』【公式】🥷 (@ninja_fujitv) January 5, 2023

で、山田性は甲賀忍者の諜報部員だそうです。

山田役は毎回ゲストさんが演じる
ということなので、

今後の「今週の山田」さんに注目～。

エンディング

そして最後に、エンディング。

前回は蛍主演の漫画だったけど、
今回は悟郎主演の漫画のコマが流れる。

どちらも結婚前の心情が綴られており、
表の仕事と隠密との両方で擦り切れていく
日々のなか、2人とも、お互いに出会った
相手に救われたようだ。

…って、これも公式のツイートがありました。

毎日、仕事と任務の二重生活。そんなとき出遭ったのが、あなただった。

決められた相手じゃなくて、好きな人といたい。君となら。

フツウの幸せへの憧れ
惹かれあって結婚した二人
まさか敵対する相手だったなんてhttps://t.co/Uh0sz5bYNM #フジテレビ #忍者に結婚は難しい #ますだみく #横関大 pic.twitter.com/sBhdVRakrh

— 講談社文芸第二出版部 (@kodansha_piece) January 13, 2023