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女神の教室、第7話の感想…津山の死を受け止める雫と学生達

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女神の教室~リーガル青春白書~#7のあらすじ&感想
2023年1月からのドラマ
フジテレビ「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~

第7話のあらすじと感想です。

ネタバレを含んでいるので、苦手な方はお気をつけて~。

女神(テミス)の教室、第7話のあらすじ

柊木雫(北川景子)への恨みから、学生たちに嫌がらせをしていた津山が亡くなった。

刑事の風見(尾上松也)は、警察は自殺と断定した、と雫に報告する。

遺書は見つかっていない。

自分のしたことを悔いてのことか、それとも雫の言葉が津山を追い詰めたのか…わからない。

 

雫は藍井(山田裕貴)を訪ね、しばらく自分の代わりに課題を考えてくれないかと頼む。

自分が教えることが本当に正しいのか、自身が持てないという。

 

このところ桐矢(前田旺志郎)の様子が変だ。

廊下で桐矢を見つけた水沢(前田拳太郎)が声をかけると、やはり津山の死について悩んでいたようだ。

雫を許さず、死ぬほど恨んだ津山は、罪に問われず雫が一番傷つくことを実行した。

水沢は考えすぎだというが、桐矢は、辞めようかなと言う。

 

談話室で水沢は、桐矢のことを励ましてやってくれないかと照井(南沙良)に頼む。

照井は同じ検事志望だし、桐矢には照井の言葉の方が響くと思う、と。

自分もわからないと去ろうとする照井に、桐矢が辞めてもいいのかと水沢は言う。

 

雫を訪ねて麻里絵(佐藤仁美)がとんかつ弁当を持ってやって来た。
雫を励ましにきたようだ。

横溝(宮野真守)も昔似たようなことがあり、号泣する横溝と朝まで飲んだっけ、と昔話をする。
結局そうやって乗り越えていくしかないと。

雫の部屋にもう一人来た。横溝だ。
麻里絵と同じくとんかつ弁当を持っている。

そこへ藍井がやってきた。

藍井は、食欲はあるみたいだと鼻で笑い退出すると、雫は廊下まで追いかける。

藍井は実務実習の学生たちの答案を渡すと、せめて採点は自分でやってくれと言う。

答案を見ると4人分、桐矢の答案がない。

 

講義が終わると、皆でランチに行こうとするが、照井は断る。

4人でランチを食べながら、津山の件でショックを受けているのは桐矢だけじゃない、と水沢は言い、皆がそれぞれの思いを話し出す。

照井を気にかける真中(高橋文哉)に天野(河村花)は、照井が藍井ゼミに苦戦しているみたいだという。

 

談話室にやってきた雫は、勉強中の照井に桐矢のことを聞き、実務演習の課題を提出していないことを話すと、照井は相談があるという。

 

翌朝、雫は復活していた。

実務演習の課題は、裁判の判決をAI(人工知能)に委ねるべきか否か。

学生たちの意見はさまざま。

真中が意見をまとめると、AIを導入することにメリットはあるが、被告人の感情を理解するためにも、あくまで判決は人間が行うべきだという。

これに雫も同意する。

人が人を裁くのには痛みが伴うが、それは必要なことで、それが人を裁く法律家の責任だという。

雫は津山の死から目を背けるつもりはなく、彼に恨まれた事実を受け止めて、痛みとして一生抱えていくつもりだと。
それが責任だと思っているからという。

桐矢が、強くない人はどうすればいいのか、もし自分が同じような立場になったらと思うと、やっぱり怖いと話す。

怖いと思うのは真正面から向き合っている証拠で、むしろそういう人間らしい人にこそ、検事になってもらいたいと雫は言う。

また同じことが起きたらしんどいし怖い。
自分で乗り越えるしかないことだけど、誰かと分かち合うことはできる。

自分にはロー時代に出会った仲間が居て、彼らと会って弱音を吐いて、それだけで救われたりするから、そうやって乗り越えていくしかないと思うと。

桐矢にローを辞めてほしくないと思ってくれる仲間がいるのは幸せなことだ、と雫が言うと、桐矢はなぜ知っているのかと周囲を見渡す。

どうやら照井だ。

照井は雫に相談していた。
こういうとき、先生がどうやって乗り越えるのか教えてほしい、と照井は頭を下げた。

いい仲間が居てよかったね、と雫。

 

談話室で、皆からだと照井に夜食を渡す。
雫に相談してくれたお礼と、藍井ゼミで大変そうだからという理由だ。

真中は愚痴ならいくらでも聞くと言い、桐矢は人に話すだけでも気は楽になると言う。

照井は憎まれ口を叩きながらも、皆と同じ席に着いてお礼を言う。

照井はこれまで、睡眠時間を削ってとにかく勉強に時間を割いてきた。
でも藍井ゼミが始まり、完全にキャパオーバーで、どんどん余裕がなくなった。
でも諦めたくない。

司法試験まであと6か月。
それまではどうにか頑張りたいと。

照井以外の皆は来年受ける。
桐矢は照井を応援する、と場を盛り上げ、皆でエールを贈るだった。

 

雫は藍井に礼を言う。

藍井が実務演習の授業で出した課題は実務に寄せたもので、ちゃんと考えてくれたと雫は喜んでいる。

藍井は、ただ仕事をするだけで人に恨まれる仕事を、なぜ学生たちはわざわざ目指すのか。なぜ一生懸命、そんな仕事を教えようとするのか、自分には理解できないという。

 

談話室で皆で勉強しているさなか、桐矢がホワイトボードを運び入れて司法試験までの日数を書き込み、カウントダウン開始。

そして司法試験の前日。
皆と雫は、照井を送り出した。

司法試験当日。

教務室では雫がソワソワしている。
藍井は棒アイスを食べながら、トイレでも我慢しているのかと聞く。
雫は自分のときより緊張するという。

試験会場では、照井が落ち着かなそうにしているが、実務演習メンバーのチャットに届いたメッセージを見て、照井は顔を綻ばせる。

ありがとう、と返し、試験が始まった。

 

7話はここまで。

女神(テミス)の教室、第7話の感想

今回はあっという間に、在学中の司法試験が始まった。

ほんとにあっという間に飛び越えて驚いた。

冬場の真夏描写はやっぱりなんか微妙だけど、まぁそれは置いといて…

いよいよラストに向けて走ってますね。

学生がどれだけ合格するか、藍井の考えは変わるのか、例の過去の裁判についてはどうなっているのか…

落ち込む雫と藍井

麻里絵と横溝がとんかつ弁当を持って雫を励ましに来ていたけど、直後に藍井も雫を訪ねてきた。

藍井は、食欲はあるみたいだと鼻で笑っていたけど、あのとき藍井なりに少しは雫を励ますつもりで来たのかなと思った。

でもすでに先客が居て楽しげだったから、拍子抜けみたいなね。

 

実務演習の学生たちの答案を渡して、せめて採点は自分でやってくれと言っていた。

雫がやってきた結果だと。

藍井は常に、雫が教える学生たちが、些末な事柄にとらわれる解答をすると憂いているように言うけれど、

でもこれって、批判的では有るんだけど、実際は成績が上がっていたりもするわけだから、そこは藍井も認めざるをえないと思っているのかなと。

桐矢の落ち込みと立ち直りの早さ

桐矢の考えはやっぱり甘い。
でも読みは深い。

雫の話が津山に響いて、そのうち感謝の手紙でも送ってくるのではないかと思っていたという桐矢。

ドラマとかでは確かにそんな展開になったりするけど、津山はその手のタイプの人物じゃないよね。

実際は津山は自殺するという結果で、自分が検事になろうとしていることが怖くなって落ち込んでいた。

 

たしかに法律家って恨みを買いやすそうな職業だけど、何にしても、よかれと思ってやったことが裏目に出るなんてこともあるし…

何が元で恨みを買ってしまうかは、実際わからない。

 

桐矢は甘いというより、基本的に人がいいと思うので、他人も良いように変わるに違いない、という思いがあるんだよね。

だから基本的に楽観的なところがあるんじゃないかと思う。

でも結果を受けての考察は深い。

桐矢の言ったことはあながち間違いではないと思う。

津山は雫への恨みで自害し、それを一生引きずらせようという、最悪の嫌がらせをしたのだと思う。

でも自死は成仏出来ないというから…永遠に自分の苦しさが増すだけだと思うよね…。

 

ともかく、雫には仲間がいて、桐矢にも仲間がいて。

2人とも立ち直りが早くて良いことだ。

桐矢はそもそも直接自分のことではないから、その思いは雫に比べれば軽いと思うけど、でも今後、人に対しての接し方も考えるようになるし、自分の身に降り掛かった場合には、少しでも助けになるに違いない。

雫は信念も好みもブレない

雫は1話目からずっと、とんかつ弁当と団子ばっかり食べてるよね。麻里絵たちとの飲み会では違うけど。

今回は団子ではなくて、学生たちに桜餅を差し入れしていた。

雫は今回、津山の件が重くのしかかって落ち込んでいたけど、復活したあとも信念はブレなかった。

ブレない人は強い。(強い人がブレないのか…?)

 

なんかね、ドラマの中で食べているシーンて好きなんだよね。元気そうで、楽しそうに食べているとこ。

とんかつ弁当もお団子も、毎回おいしそうに楽しそうに食べる北川景子さん。

もりもり食べている姿は、健康的でいいなぁ。

 

前回、照井はサラダみたいなものを持っていたけど、照井は食が細そうに見えるのでなんか心配になる。

今回は皆からガッツリ夜食の差し入れもあったし、雫の差し入れた桜餅も美味しそうに食べていたから、よかった。

AIが裁判にも進出する?

今、いろいろなところでAIの話が出ているけど、将来どうなるものやら。

裁判をAIに委ねると、それこそ判例をもとにして判決を下すとか…イメージ的にはそれこそ機械的な裁きになりそうだよね。

いくら学習機能があったとしても人工的な知能…そこは分析した結果で判断を下すという、やっぱり機械的な側面は抜け出せないのじゃないかと思う。

これまでの判例を全てAIに入れ込んだとしても、心情などは理解し難いだろうし、そもそもこれまでの情報をデータとして入れ込むという前提があるならば、そこから逸脱した事柄の判断はできないだろうし、

それ以上の…なんというか、分析とか計算とかを飛び越えた考え方ができるかどうかというのは疑問。

情状酌量なんてことはなくなりそう。

でもAIもこれからどんどん年月をかけて進化していくとなると、未来にどんなことになるのかはわからないよね。

エネルギー源が枯渇しない限り稼働し続けて学習していけば、ずっと生き続けられるようなものだから…(なんかこわっ)

あ、でもAIに限られた命がないとはいえ、それがどこに属するかで、寿命のようなものは存在するのかな。

たとえば、金属でも年月をかければ錆びてしまうし。

でも有機体にAIが乗っているような状態なら、生きているみたいな感じに…なる?
そうすると寿命的なものも無いようなものになるのかな。

その末には、ターミネーターとかマトリックスとか思うとなんだかこわいよね。

どのみち当面は無いのだろうけど、誰もAIに裁かれるのは嫌だろうね…。

自由な藍井の生態

あっという間に月日が流れて、夏になって司法試験の日が近づいて…

司法試験まであと7日というとき、藍井が暗い部屋で扇風機に当たりながら、水を張った金ダライに足を突っ込んで、藍井ゼミのメンバーの成績を見ていた。

そして司法試験の当日。

学生たちは試験中だというのに、のんびり棒アイスを食べていた藍井。

ほんと自由だねこの人。

でもなんか見ていて面白いんだよね。
楽しいというか可愛らしいというか…

なんかな(笑)

ちなみに藍井が眺めていた成績表。
天野と照井の成績はけっこう近くなってるんだよね。

天野も着実に実力を上げている。

向日葵ちゃんすごい!
この人はこのままいけば、次の試験でなんとかなりそうだね。

 

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