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リバーサルオーケストラ最終回の感想…初音と朝陽の手つなぎ

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リバーサルオーケストラ#10(最終回)のあらすじ&感想
2023年1月開始のドラマ
日本テレビ「リバーサルオーケストラ
第10話のあらすじと感想。

ここから、あらすじ、感想ともにネタバレを含んでいますのでご注意を。

リバーサルオーケストラ第10話・最終回のあらすじ

こけら落とし公演に向けて、玉響の練習は徹底的に行われた。

そんななか、土井は気になっていたことを初音に打ち明けた。
市議の本宮が、朝陽も近々高階フィルに来ると言っていたのだ。

 

初音に楽曲についての注意点を伝えていた朝陽は、小野田に呼ばれて席を外した。

そこへ朝陽の携帯が鳴るが…高階だった。
それを見てしまった初音。

 

彰一郎と初音は一緒に食事をしながらお互いの近況について話していた。

そこで初音は、朝陽が高階に行くうわさについて聞いてみたが、特にないようだ。

彰一郎は小さい頃から自分のバイオリンがどんなふうに聞こえるのか気にしてきた。

初音は、聞く人がどう受け止めるかを考える彰一郎は、優しくてかっこいい。
それが彰一郎の持ち味だから、みんなに愛されてるんじゃないかと初音は話す。

 

いよいよ明日が本番。

朝陽は練習が終わると、いつもより優しい表情でその仕上がりを褒める。

「チャイ5」は運命と闘い、輝かしい勝利を手にするまでを描いたシンフォニー。

明日は堂々と誇りを持って、玉響の音楽を聴衆に届けましょう、と朝陽。

団員たちが拍手する。

朝陽は初音に、楽曲について最後の確認をした。

 

こけら落とし公演の当日。

朝、谷岡家の両親が帰ってきた。

西さいたまシンフォニーホールのオープニングセレモニーが終わると、いよいよ演奏会が始まる。

今回の実行委員長は本宮だ。

 

廊下でばったり会った高階と市長は挨拶を交わす。

高階は朝陽を褒め、玉響への愛が深くて困ったやつですと市長は言う。

 

こけら落とし公演のプログラムは、玉響の演奏が先になっている。

朝陽がまだ会場に来ていないことがわかると、そこへ市長が来て、朝陽は来ないという。

定期公演が満席にならず、玉響は解散というときに、朝陽は高階と取引をしたのだ。

高階フィルの常任指揮者の話を受ける代わりに、こけら落とし公演に玉響を出演させてほしいと。

そして自分は指揮台には立たない。
曲は自分が仕上げて、谷岡初音が振る。

市長は玉響の団員たちに頭を下げた。

団員たちが動揺するなか、穂刈がコンマスの判断に従うという。

すると初音は突然駆け出した。

 

初音は今回の高階フィルのマエストロ・三島光太郎に演奏順の変更を申し出た。

光太郎が許可してくれことを団員たちに報告すると、初音は朝陽を迎えに行くという。

初音は確かに、曲の解釈も表現も叩き込まれた。
でもそれじゃ駄目だ。

 

演奏プログラムは予定通り行うという本宮に、団員は反発。

そこへ彰一郎が援護する。

こけら落としは失敗だったということになれば、実行委員長の本宮は責任を問われる。

光太郎が彰一郎を呼びに来て言った。
玉響の演奏を楽しみにしている。

光太郎の発言に、本宮は逆らえない。

 

高階フィルの演奏が始まった。

 

初音は玉響の練習場にいた朝陽を捕まえると、2人は言い合いになる。

演奏順を変更したので、2時までに戻れば間に合う。

初音は朝陽と一緒じゃないと戻らないと言うが、朝陽は玉響を守るために戻れない。

自分が舞台にいけば、玉響の未来を奪うことになるという朝陽に、初音は条件を出した。

せめて近くで見守ってくれませんか。

玉響の晴れ舞台、見届けてください。
あなたにはその責任があると思います。

2人は走り出した。

 

シンフォニーホールに着くと、初音は玉響の控室に入り、鍵を締めて朝陽を締め出す。

そして初音は、朝陽が振らないなら出ないと言いだした。

初音は、朝陽が自分たちのためにしてくれたことだとわかっている。

でもこれが人生最後のステージかもしれないなら、この舞台は朝陽に振ってもらわないと困る。

そう言って初音は鍵を開けた。

もうひとりで抱えないでください。
私たちは、オーケストラです。

朝陽が悪魔みたいな毒舌でも、冷血漢でも、鉄仮面でも、誰よりも大きな愛で自分たちをここまで連れてきてくれた。

常葉朝陽じゃなくちゃ駄目なんです。

朝陽はため息を付いて、走り出した。

 

朝陽は高階に、ルール違反だが最後にこの舞台だけはと頭を下げると、高階は快く承諾してくれた。

 

玉響の演奏が始まった。

曲は「チャイコフスキー交響曲第5番」

演奏が終わると観客が湧き、拍手が鳴り響く。

 

光太郎は、玉響を大したもんだと言いながら荷物を片付けている。

彰一郎は、自分がどうしていけばいいのか掴めたようだ。

 

審査結果の発表。

審査員票は同数の2票。
続いての観客投票の数は僅差だった。

勝者は、児玉交響楽団。

歓声が上がり、団員たちも大いに喜んだ。

 

コンペも終わり、ロビーでは賑やかに団員たちが家族とともに余韻を楽しんでいる。

玉響メンバーは最後にみんな揃って写真撮影。

市長は高階に、朝陽に指揮をさせてくれたことに礼を言った。

高階はまったく気にしていないようだ。

朝陽が高階フィルの専属指揮者になるという件についても、彼が振りたいと思うときに、ということだった。

 

帰り道。

朝陽と初音は2人で歩いていた。
人生で今日が一番幸せな日だという初音。

朝陽は、玉響をここまで連れてきてくれたのは初音で、自分1人では成し得なかったという。

ありがとうと握手を求めると、初音はその手を握る。

私も音楽の世界に連れ戻してくれて有難うございました。

朝陽が手を外そうとするが離さない初音。
あまりにしつこい初音に、朝陽は諦めた。

帰りましょう。

そう言って朝陽は、初音の手を繋ぎかえて先を歩く。

ずっと一緒に居たいという初音に朝陽は、
考えておきます、と答えるのだった。

 

10話=最終回はここまで。

リバーサルオーケストラ第10話・最終回の感想

さて、最終回となりました。

とりあえず大団円でよかった。

奏奈が朝陽くんと呼んでいた謎

初音の妹・奏奈が「朝陽くん」と呼んでいるのがやっぱり不思議。

以前も書いたけど、君付けで呼んでいるから昔なじみかとも思ったんだけど、違うことが判明してるよね。

初音にしても、朝陽に初めから妙に慣れ感があったから、この姉妹と朝陽は旧知の仲だと思ってたけど、違っている。

奏奈が朝陽に一方的に意見したりする、妙に(一方的に)親しげなシーンもあったりしたのだけど、今思ってもやはりそこは違和感。

途中で設定変更とかあったのだろうか。

年上の人に対してもタメ口で話し、でも生意気だと取られない人っているけど、奏奈はその類の人なんだろうか。

蒼は朝陽に噛みつかなくなった

蒼くんは朝陽にむき出しの敵意を見せなくなった。

恋愛事情がはっきりしたからなのか、朝陽という人物を理解してきたのか、今では朝陽を尊敬しているっぽい。

言い方きつくてムカつくときもあるけど、やっぱあの人マジすごいっす。

…って言ってたけど、蒼ははじめからこんな言葉使いのキャラだったっけ?

まぁともかく、初音には振られたけど、奏奈と仲良がいいし気も合うことだし。

奏奈はその気だし、蒼もまんざらではないから、2人はそのまま纏まるんだろう。

朝陽を好きだと気付いた初音の暴走

今回は初音の好き好きアピールがすごかったね。

朝陽にスコアの要点を叩き込まれているときも、どんどん近くに寄ってくっ付くくらいに詰めていったり。

時々、まじめにやる気あんのか?とか思ってしまうくらい。

それを何の気無しに、冷静にかわす朝陽もすごいけど。

本当に何を考えてるかわからないといった感じの朝陽の表情だよね。
何とも思いませんよ、みたいな顔。

ここまで冷静に対処されると、本当に感情なしの冷徹人間に見えなくもない。

極端に振れないツンデレのツンだよね。

そんな人に対してズイズイ突き進む初音の神経の図太さにも感心する。
(褒めてます)

でもこれまた朝陽の人柄を分かった上でやってるからね、初音は。

初音はけっこう褒め上手

初音はけっこう褒め上手なんだよね。

それはバイオリン教室で子どもに教えていたりしたからだろうか。

その前に、彰一郎のバイオリンの音を子どもの頃から褒めていたけど、初音は人のいいところを見つけるのが上手いんだろうね。

彰一郎は音楽評論家に、面白みがないとかそんなことを書かれていたけど、これを初音はどう褒めるんだろうと思っていたんだよね。

初音は、彰一郎は聞く人がどう受け止めるかを考える。
それは優しいってことだし、かっこいい。それが彰一郎の持ち味、って言うんだよね。

人の見方はいろいろだから、そういう見方もありかと思うよね。

その評論家にとっては退屈で面白くないのだとしても、でも人気があるということは彰一郎の音や演奏に何かしらの魅力があってのことだ。

そこを大事にしろと三島の父・光太郎さんも言ってたね。

西たま市議・本宮のたくらみと失敗

本宮は、勝敗は最初から決まりきっていると言うが、ならばなぜ裏で汚い手を使って邪魔をするのかということだよね。

悪役はだいたい似たようなことを言うけど、妨害もするよね。

ほんとに毎回よく懲りない人だ。

 

こけら落とし公演の審査結果発表のとき、本宮はすごい嫌な顔してたね。

玉響が負けると見越して笑いを抑えているといった、いやらしい顔をしていた。

あまりに嫌な顔をするので、なにかここでも仕込んだのかと思ったくらい。

でも、玉響の投票数を見たとき、信じがたいというのを押さえた顔。

ちょっと驚きと悲しみが入り混じったような顔をしていた。

勝者は…というときは悔しそう。

なかなかの顔芸でしたよ。

 

コンペ後に敗走?する本宮と取り巻きの議員は慌てていた。

本宮はなんとか市長のスキャンダルを探そうと考えていたけど、あの人は裏とか無さそうだよね。

そして本宮は、玉響が演奏した曲の番号を聞いていた。

玉響の演奏のとき、本宮がちょっと感動してるっぽい顔してたもんね。

草生えそう、とか思ったよ。

本宮はどうやらオーケストラの…というより、玉響ファンへの道に片足を突っ込んだようだね。

こういう人はそのうち、悪巧みも気が収まるのじゃないだろうか…だといいね。

高階は別に悪者ではなかったね

高階の会長は出来た人だった。

高階の会長は、特に玉響の妨害なんかをするつもりもなく、高階にメリットがあることについては、本宮の話に乗っていただけ。

本宮が高階を味方につけて、一緒に嫌がらせをしていたということではなく、本宮が自分の好き勝手に悪巧みを行っていただけのことだったのだ。

高階は本宮の提案したことに対してあまり固執していない。

こけら落としのコンペで、朝陽が指揮に立たないと言い出したのは朝陽だし、だから朝陽が撤回しても気にしていなかった。

朝陽があんな申し出をしたのは、西たま市議会で玉響が解散と決まったからで、こけら落としまでは存続させたいがために懇願したこと。

高階が了解したこともあり、本宮は了承して玉響の解散を免れたのだろうから、朝陽が申し出た効果はあったわけだ。

でも高階とすれば、西たま市議会の問題で、自分のところには関係のないことだ。

高階の会長はちゃんと一線を引いていた。
本宮のたくらみに乗りすぎないようにね。

高階は本宮をうまく利用していたということだ。

三島光太郎から彰一郎への言葉

光太郎が彰一郎に言った言葉。

自分自身の音に納得してるかどうかだ。

光太郎さん、かっこいいね。
これは当たり前でいて、深いなと思う。

それと、勝手にいろんなことを言う人たちがいるけど、自分を求めてくれる人たち、自分に拍手を送ってくれる聴衆が全てだということも言っていた。

ほんとにそうだ。

確かに人は好き勝手なことを言う。
そんな人たちのことよりは、自分を思ってくれる人たちのことを考えて演奏をするほうがよほどいい。

つい悪く言われたことを気にしがちだけど、それはそう言う人の思う壺。

応援してくれる人たちの声を聞いて、それに応えようとするほうがよほど建設的だ。

こういうことはつい忘れがちになるけど、落ち込んで悲観的にならないためにも大事なことだよね。

谷岡初音と常葉朝陽

やっぱり初音の脳みその中には、1割か2割くらいの、のだめ要素が入ってそうだ…。
(何故かどうしても”のだめ”がちらつく)

慣れやすさと図々しさ加減と、激しさと甘える加減がなんか…ちょこちょこと、のだめ感が垣間見えるときがある。

それにしても、最後のシーン。

初音が手を離さないというのは面白かった。
しまいに朝陽が、手を繋ぎかえてひっぱり、先を歩いていくというのも。

あまり感情を表に出さない朝陽らしい。

それに対してグイグイくる初音。

初音くらいゴリ押ししないと、朝陽は動かないんだろうな。

だから朝陽には初音でないと成立しない。

とりあえず、こちらも纏まったようでよかったね。

おわり。

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