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三千円の使い方~ドラマ第4話感想…節約の葛藤と夫婦の調和

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三千円の使いかた#4のあらすじ&感想
2023年1月からの新ドラマ
東海テレビ「三千円の使い方

第4話「専業主婦の貯金術」の感想です。

あらすじと感想にネタバレを含んでいるのでご注意を~。

三千円の使い方~ドラマ第4話のあらすじ

琴子(中尾ミエ)の紹介で、真帆(山崎紘菜)は初めて取材を受けた。

お題は「節約」で、真帆の節約のノウハウを教えるというもの。

取材をするのはフリーライターの本木きなり(高田里穂)。
きなりは小森安生(橋本淳)の彼女だ。

 

真帆の友人、小春が結婚することになった。

一方、美帆(葵わかな)の職場では、原田英子(森高愛)が結婚に迷っていた。
仕事と家庭の両立ができるのかと。

それを聞いた山下明(金井浩人)は、女性は逃げ道があってうらやましい、と言うのだった。

「逃げ道」

これを美帆から聞いた母・智子(森尾由美)と姉の真帆は、これに納得がいかない。

智子と真帆は、家事の大変さを美帆に語るのだが、近くに居た父の和彦(利重剛)に聞こえよがしだ。
和彦はそそくさと逃げる。

 

真帆は、小春たちと4人でランチをした。
小春は玉の輿に乗るらしい。
結婚したら同居ではなく、相手の両親が買ったタワーマンションで暮らすというが、管理費の10万は自分たちで払うらしい。

管理費だけで真帆の家賃を超えている…。

 

真帆は家族に節約を強いているのではないかと思い、太陽に相談するのだったが、家のことは真帆に任せているからと取り合わない。

これに真帆は苛立ち、少ない中でやりくりしている…と言ってしまった。

 

真帆は実家に来て落ち込んでいる。

真帆は美帆に、結婚を期に仕事を辞めたのは、結婚への覚悟からではなく、仕事から逃げただけなのだという。

美帆は祖母の言葉を借りて、真帆を元気づけるのだった。

 

真帆に小春から電話が来た。

小春の結婚相手は、小春に相談なく1億円の生命保険をかけようとした。
そして彼の保険金の受取人は結婚後も彼の両親のままで、それはパパとママが言うからだという。

小春は、真帆はいつも迷わず正しい感じがして、うらやましいと思っていたと言うのだが、それが真帆には意外だった。

その後、小春の結婚話は破談になった。

 

一方、美帆の同僚、原田は授かり婚という形になったようだ。

 

真帆が実家に戻ると、太陽と佐帆が迎えに来ていた。

真帆は太陽に謝り、太陽は真帆に謝った。

真帆は、家族がずっと笑って暮らせるように節約は続けていく、と。
そして太陽は、真帆に甘えてばかりだったこと、そして感謝していることを伝えた。

真帆は、自分が仕事で参っていたから太陽がプロポーズをしてくれたのだと思っていたのだが、しかし太陽は違うという。
プロポーズする機会を伺っているときに、真帆が弱いところを見せたから乗っかった、と言ったのだった。

 

4話はここまで。

三千円の使い方~ドラマ第4話の感想

今回は、節約の話からの、真帆の家族のお話。

美帆の姉・真帆の節約術

真帆が取材で語っていた節約術は、貯金をする金額を決めておいて、固定費以外の使うお金を、決まった額にしてその中でやりくりするというものでした。

【貯めるお金】
毎月6万円を貯金に回し、ボーナスを足すと年間100万の貯金ができる。

【固定費を除いた使うお金】
毎月4万5千円を引き出し、食費の2万円を全て新札の千円札に替える。
新札にするのは気持ちの問題だけど、意外と効果があるらしい。

5つの封筒を用意し、これに4千円ずつ分けて入れる。
1つの封筒で1週間分、5週間目の余った分は調味料などに回す。
あとは日用品代で5千円と、夫のお小遣い2万円。

真帆のお小遣いは5千円で、ポイ活・フリマサイトで売るなどする。
子どものおやつは真帆の手作りだ。

 

お金を可視化するというのは、家計簿もそうだけど、使える分の現金というのが一番効果がありそう。

そして初めから使う金額を決めておくのもいいことだと思う。
やみくもに節約しているだけだと、ケチくさいばかりになっていくし、辛くなるの思う。

電子マネーなんかはただの数字に見えてしまうし、使いすぎていても気づきにくい。

さらに複数の電子マネーを使っていると、総合していくら使ったのかがわからないため、節約には向かなそうだ。

小森と彼女のきなり

小森の彼女・きなりは、真帆の家族を羨ましく思ったようで、子供欲しくなっちゃったと言う。

これに対して小森は引き気味で、動揺を誤魔化すのだった…。

小森はフリーター。
バイトでお金を貯め、貯まったら海外へ旅に行くというのが小森の生き方。

きなりはフリーのカメラマン。
おそらく小森と一緒になりたいと思っているようだが…そうもいかないというのは、小森の様子を見ていればわかる。

今のところはお互い自由で良さそうなんだけど、普通の結婚を考えるのならそれは無理なのではと思うよね。

この2人については次回掘り下げられそうなので、またそのときに。

女性にとって結婚は逃げ道?

美帆の職場の同僚・原田が結婚するかで悩んでいたとき、山下はこう言ったのだ。
「もし無理でも、女性には家庭に入るって逃げ道があるでしょ。うらやましいよ。普通に働くより楽でしょ。」

これは全国の既婚女性を敵に回してもおかしくはない言葉だろう。

 

何にしても、その時の状況によって、逃げであったりそうでなかったりするはずだけど、こと女性の結婚についてはいろいろと不要な言葉やイメージがつきまとう。

家庭に入ることがいいのかどうか、家庭を作ることが向いているかどうかは、人によるだろうと思う。

女性に限らず、男性もそうだ。
結婚することで一人前だとか言われたりするのもどうかと思う。

たしかに、結婚して子どもを持つことで、いろいろな苦労が分かるという面もあるのは事実だろうけど。

 

女性の結婚といっても、専業主婦かパートに出る主婦かでも違うし、子育てが加わればとても楽だとは言えないだろうし、家事をどの程度やるのかでも違う。

さらに介護なんて加われば…楽だと思う奴は自分でやってみやがれと思う。

 

一派一絡げに、逃げとか楽だとかいうのは違うんだけど、ついそう思いがち。

自分とは違う環境にいる人のことは誰もがわからないから、ついついラクをしているように見えたりするんだよね。

ほんとにラクをしている人もいるようだけども…。

これはみんなが全ての経験をすることは出来ないから、どうしてもなくならない。
偏見はよくないと気にしていても、ついうっかりそう思って、そう言っちゃうこともある。

それを避けるには相手のことを想像するしかない。
でもやはり想像でしかない。

誰も人のことを完全にわかることは出来ないんだから…難しい問題ではあるよね。

ランチ代に合計5千円超え…

真帆は小春ら3人とランチに行ったけど、その店はランチコース3,800円。
ドリンク(ワイン?)は2杯目以降1,300円。

昼食で5千円超えとか無理だわ…。
というか無駄としか思えないです。

お手頃なお店も沢山あるのに、小春は高いところを選ぶ傾向にあるということだね。

独身で給料のいいところに勤めているのならそれでもいいのだけど、真帆としては厳しいよね。

特別なときとか、その店でないと食べられないものがあるとか、そういうことならわかるけどれも。

 

金銭感覚は人それぞれだけど、お店選びなんかも人それぞれ。

おしゃれが正義とか思っている人は、高いだけのお店でも、おしゃれだからと選んだりする。
それが好きならそれでいいけど、私は興味が無いので付き合いたくはない。

雑誌に出ていたらいい店だと思っている人も居るけど…それって広告料払ったら取材に来てくれるとかあるからね。

飲食店はお手頃価格で美味しいものを出してくれるところが一番だと、私は思う。

要は、その金額に見合っていると自分が思えるところを選ぶのが一番いいよね。

真帆と友人の小春

小春は、真帆が23歳で同い年と結婚すると聞いたとき、なんで?と思ったらしい。

これって、小春は同い年の男性の給料を見て言ってるんじゃないかと思ったんだけど…合ってるよね?

小春は当時から、結婚相手としての男性を値踏みしている。

その感覚で、玉の輿に乗れると喜んでいたのだろうけど、いざ結婚というところまできてから現実を見てしまったのだね。

年収は大いに越したことはないけれど、そればかり見ていたら足元をすくわれてしまう。

 

保険金に1億…ってのも驚きだけど、相手の保険金は妻になる小春ではなく、両親に入るようになってるって…

小春ちゃん、下手したらコロされるよ!

いやもう怖いよね。
小春の彼は両親の言いなりだし、両親は少なくともお金に執着しているということだから…お金のためにどうなるかわからないよ。

破談で大正解だと思う。

目覚めた小春ちゃん、よかったね。

真帆の葛藤と夫・太陽の想い

真帆は娘の佐帆(泉谷星奈)に節約を教えている。
でも真帆が欲しい物をねだらなくなったことに気づくと、真帆はこれでいいのかと考える。

真帆は太陽に話をして、聞いてもらうだけでもずいぶん気持ちが落ち着いたかもしれない。佐帆のこともだけど、小春たちとの付き合いもあって、悩んでしまったのだから。

 

真帆の夫の太陽は基本的に優しい。
ハンバーグを焦がしても文句のひとつも言わないどころか、焦げたの好きだからという。

太陽は娘の佐帆のこともよく見ているし、真帆に日頃から感謝もしている。
それでも、家のことは殆ど真帆に任せ切りということもあり、真帆からすれば少しくらいは相談に乗ってほしかったのだろうと思う。

任せるって、言い換えれば丸投げだからね。

 

あとから太陽は、真帆を追い詰めていたのは自分だと言った。
真帆はサバサバしているように見えて無理して溜め込むタイプだと。

この夫婦は衝突しても、それぞれで考えて思い直して、ちゃんと言葉にして相手に伝えるのがいいよね。

真帆が言った言葉…
太陽と佐帆には我慢してもらっている分、そんなふうに思わせない生活をお届けします。

これっていいなと思う。

あと、プロポーズの時の真帆と太陽。
ふたりの思いに違いがあるけど、真帆は救われたね。

 

ところで、美帆はまだ節約アドバイザーの講習を受けに行ってたのか…

ちゃんと講習料に見合った内容なのだろうか。

 

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