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リバーサルオーケストラ5話の感想…初音の自責と朝陽の本音

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リバーサルオーケストラ#5のあらすじ&感想
2023年1月開始のドラマ
日本テレビ「リバーサルオーケストラ
第5話のあらすじと感想。

あらすじ、感想ともにネタバレを含んでいますのでご注意を~。

リバーサルオーケストラ第5話のあらすじ

練習が始まる直前、後藤かおり(相武紗季)が突然入室してきて、朝陽(田中圭)との再会を激しく喜んでいた。

朝陽と15年来の付き合いで、音楽雑誌「フェルマータ」の副編集長をしている彼女は、谷岡初音(門脇麦)にも感激する。

そんな中、かなり落ち込んだ様子の小野田(岡部たかし)が入って来た。

こけら落とし公演で高階フィルとコンペをすることになり、しかも玉響が負けたら解散することになったと。

 

ある日、玉響の練習場である多目的ホールが使えなくなった。

西たま市議・本宮(津田健次郎)の提案で、公民館が補修工事で一週間使えない間、他の団体に貸し出すことにしたのだという。

 

朝陽が代わりの練習場所を確保し、楽団員を連れてきたのは朝陽の実家で、もう使っていない常葉酒造の建物だった。

朝陽は高階フィルに負けるとは思っていないという。

そして定期演奏会の前に、ひとつの公演が決まった。
曲は「カルメン組曲」

公演まで10日しかないのに新しい曲をやることに引け目を感じた初音は、チャイコンのソロ部分をひたすら練習する。

 

後藤かおりは、初音にインタビューを申し入れた。
音楽ライターの小森廉太郎は、以前、初音が8歳のときにも取材をしたのだという。

小森廉太郎の名を聞いて、佐々木玲緒(瀧内公美)が反応するが、小森は玲緒をちらりと見て、視線を反らせた。

 

高階フィルのオーナー高階藍子(原日出子)は、曽祖父の代からの高階フィルを守っている。
しかし息子で社長の誠也は、オケを手放したいようだ。

高階フィルには以前、大きなトラブルがあり、10年前に若いヴァイオリニストがステージから逃げ出したということだが…
それが谷岡初音だった。

 

初音はかおりが朝陽に話しているのを立ち聞きしてしまう。
今回、曲をカルメンにしたのは、初音がスランプだったからなんだね、と。

責任を感じている初音は、ますます自分を追い込み、チャイコンの練習ばかりする。

翌日、朝陽は演奏を途中で止めて、コンマスにどうしたのかと問い、練習を打ち切るのだった。

 

初音がやはりチャイコンの練習をしていると、朝陽がやってきて、チャイコンの練習をやめて明日の練習にも出なくていいと言う。

自分がチャイコンを弾けるようにならなければ、コンマスとしての役割を果たせない上、みんなに迷惑をかけると訴える初音だったが、しかし朝陽は、今のあなたには無理だと言う。

追い込まれた初音は、朝陽に悪口を投げつけて走り去る。

 

初音を見つけた朝陽は、カルメンをやるのは初音のせいではなく、初音のためでもあると言う。

「カルメン組曲」は、それぞれに優秀な首席たちが、ソロでその力を発揮できる曲。

彼らが自信をつけて前に出られるようになれば、あなた1人が全てを背負い込む必要もなくなる。
仲間を信じることができれば、あなたはもっと自由になれる。

言い切った朝陽は、その場に倒れた。

 

心配する初音に、朝陽はかなり無理をしてほとんど寝ていなかったんじゃないか、とかおりは言う。

かおりは朝陽が指揮者コンクールで優勝したときに、取材で朝陽と知り合った。
朝陽はまだ学生で、かおりは駆け出しの記者だったという。

朝陽は21歳で高階フィルと共演することになったが、高階の団員から嫌がらせに遭い、自信を無くした。

音楽の道に悩み始めた朝陽を、かおりがあるコンサートに連れて行くと、心の底から音楽を楽しんでいるヴァイオリニストの姿を見て、朝陽は音楽と共に生きることを決めたのだという。

それが当時小学生の初音だった。

だから帰国して初音を見つけたときは、嬉しかっただろうと。

眠る朝陽に初音は言う。
見つけてくれて、ありがとう。

 

翌日、練習にチェロ首席の佐々木玲緒(瀧内公美)が居ない。
朝陽は、佐々木は帰ったと言い、次の公演には出ないようだ。

 

三島彰一郎は、西たまシンフォニーホールの公演で、自分をゲストコンマスにしないかと高階に申し出た。

 

5話はここまで。

リバーサルオーケストラ第5話の感想

今回は、朝陽の過去と本音と、初音が一皮むけるまでの話し。

音楽雑誌の副編集長、後藤かおりの行動

後藤かおりのあまりの突然の行動に、
おいおいおい、と思う。

いや、ドラマだからいいんだけどね。

練習が始まろうとしている直前に、全くの部外者が突然初めてやってきて、入室するなり人前も憚らず朝陽の頭をくしゃくしゃとやりだした。

実際にそんな出来事が目の前で繰り広げられたら、かなり引くレベルの奇行に見えるか、あるいはどれだけ自由なんだと唖然とするか…いくら懐かしくて会いたくて、わくわくしていたとしても、驚く。

もうある程度いい年だしね…。

でもある意味、何の気兼ねもなく思うがままに自由に行動できるのは、とても羨ましいなと思う。

フルート蒼の空回りと朝陽、素敵オーボエ穂刈

いつも初音のことで朝陽に八つ当たりしている感じの蒼(坂東龍汰)くん。

朝陽を目の敵にしている感じで、いちいちあなたのせいだとか言っちゃうんだよね。

朝陽の意図も考えず、表面的なところだけを見て、真意を汲み取ることができずに。

青いなぁ…。

 

今回も、日課のランニングに行くという朝陽に対して、マイペースだと言う蒼。

初音を追い込んでおいて、さらに他のメンバーのことも初音に押し付け、さらには天才ヴァイオリニストを潰す気ですか、とまで言ってしまう蒼。

浅はかですよ…。

天才を潰してしまうような世界的マエストロって…潰すくらいならそもそもスカウトしないよ。

もう土俵が違うんだよ…懐の深さが違うのだよ…早めに諦めたほうがいいよ蒼くん。

 

やたら当たってくる若造に、潰れるかどうかは彼女次第、と言う朝陽はもうすでに、蒼を相手にはしていない。

朝陽は自分が勘違いされても、オケに響かなければまったく気にしないのだと思う。

しかし初音の勘違いは、オケに支障が出るから説明をしたんだよね。

 

蒼は穂刈(平田満)に、力になりたいのに空回りする、と言っているので、自分がただ朝陽に当たってしまっているだけだという自覚もきっとあるのだろうね。

 

それにしても、穂刈さんは奥さんに8回告白したというから、そこまで惚れ込まれるとさすがに折れるよね。

というか、そこまで惚れ込まれる奥さんはきっと素晴らしい人なのだろう。

人生はなにが起きるかわからないから、伝えたいと思う時がきたら、伝えてみてもいいかもしれない、と穂刈さんは言った。

ほんと、そうだね。

頭も腕もガチガチの初音の葛藤と悪態

初音は練習し過ぎで腕ガチガチ。
そりゃそうだ。

無理な練習をすればするほど、腕は動かなくなるし、そのうち壊れるのは目に見えている。

 

過去のことを周囲に褒め称えられて、今の自分ができないと感じているのはどんな気持ちなのだろう。

周りの期待に応えないといけない。
でも今の自分にはできないから、ひたすら練習するしか…

ここに囚われている限り、天才と言われた当時のような演奏はできないのだよね。

朝陽はまっとうなことを言っているようでも、初音にはそれが伝わらない。

なぜそんな言い方しかできないのかと初音は言うが、たしかにそれは一理ある。

いろいろ自分のせいだし、ひたすら練習しなきゃいけないと思い込んでいる頭がガチガチの初音には、分かるように言わないと伝わらない。

ま、あとですごく具体的に話してはくれるんだけど。

 

それにしてもだ。
初音の口から出た言葉はどうだ。

「冷血漢、鉄仮面、ばーか」って…

おいおい、小学生かよ。

追い詰められたにしても、これはないだろうと思う。

幼なじみとか昔なじみならともかく、どうやら今回の内容からすると、そんな関係でもなさそう?なんだよね(今のところは)

でも初音の妹は朝陽に親しげだし…まだそのへんははっきり描かれていないけど。

しかし今回のことで初音は、朝陽が冷たい人間ではないことがわかって、その目的もよくわかっただろうと思う。

三島親子と高階フィルと初音の関係

三島彰一郎(永山絢斗)の父と母はあまりうまくいっていないらしい。

そして彰一郎と父・光太郎(加藤雅也)もまた、すれ違っているようだ。

彰一郎は父を見ていても、父は息子をあまり見ていない。

 

光太郎は高階フィルから仕事の依頼が来たといい、受けることにしたという。

高階フィルとは10年やっていないというが…もしかして、初音が逃げ出したときの公演の指揮者が光太郎だったりするのだろうか。

 

玉響と高階がコンペをするらしいと聞き、そして向こうのコンマスは谷岡初音。

どんな演奏をするのか興味がある、というのは、やはりそうなんじゃないかと思うよね。

初音が復帰したことを楽しみにしているといった感じの光太郎。

どうやら光太郎は、息子の彰一郎よりも、初音に興味を持っているように見える。

さびしい彰一郎くん。

そんな点でも、彰一郎はやはり、初音がきらいなのかもしれない。

高階フィルと朝陽、初音の因縁

朝陽と初音、2人とも高階フィルと因縁があったみたいだね。

今回、朝陽が高階フィルが嫌いな理由がわかった。

そして高階フィルは、初音にステージから逃げられるという痛い目を見ている。

高階フィルは、朝陽を手に入れて初音は潰したいのかな。

 

三島の父・光太郎が高階フィルに指揮者として呼ばれているのは、今度のコンペでということかな?
だとすれば、初音への当てつけとも考えられる。

そして、どうしても初音に張り合いたいらしい三島の息子・彰一郎は、コンマスで入らせてと高階藍子に自ら申し出た。

でもこれは父はどうなのかな~。
彰一郎のことは、じつはあまり期待していない?っぽいよね。

 

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