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大病院占拠、第6話の感想…院長と紫鬼、因幡と青鬼の思惑

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大病院占拠#6のあらすじ&感想
2023年1月開始のドラマ
日本テレビ「大病院占拠
第6話「大取材」のあらすじと感想です。

ネタバレを含んでいるので、ご注意を。

大病院占拠、6話のあらすじ

イナバウアーチャンネルの配信が始まると、因幡(明日海りお)は青鬼(菊池風磨)とコラボすることになったと話し、百鬼夜行ちゃんねると同時配信を行う。

そして因幡は青鬼にインタビューする。

 

武蔵(櫻井翔)はホテルの地下駐車場防犯カメラの映像記録を確認。副支配人・対馬が応対する。

ホテルの防犯カメラの映像は、院長が出入りした間だけ消去され、そして3つの部屋の宿泊記録からも、名前や住所が消されていた。

 

灰鬼が裕子(比嘉愛未)を呼び出し別室へ連れて行くと、灰鬼と桃鬼が鬼面を外した。

灰鬼は裕子の同僚の常陸(水橋研二)で、甲斐医師の死の真相を明らかにするために鬼になったという。

常陸と甲斐は、籍は入れていないが夫婦であり、桃鬼…娘の愛理紗(浅川梨奈)にとっては母親のような存在だった。

常陸親子はこれ以上犠牲者を出さずに計画を終わらせたいと、裕子に協力を求めた。

2階の院長室にはシェルター(緊急非難室)があり、そこに逃げ込めば外からは開けられず、院内とは独立した回線もあるという。

 

常陸(灰鬼)と娘の愛理紗(桃鬼)は人質たち
と共にシェルターに向かった。

 

武蔵が副支配人・対馬勝見のロッカーから紫鬼の面を見つけた。

武蔵は対馬を捕らえて追求すると、1週間前に荷物が送られてきて、1年前の隠蔽工作をバラされたくなければ命令に従えと脅迫されたのだという。

1年前の隠蔽工作とは、播磨院長(津田寛治)に金を積まれてホテルの記録を消去したことだ。

対馬は消す前の宿泊記録をスマホに保存しており、3人は部屋で亡くなっていたという。

 

人質たちは鬼たちに見つかってしまった。

人質たちは無事にシェルターにたどり着き逃げ込むのだったが、入り口に安芸(呉城久美)の薬が落ちてしまいそのまま…

常陸親子は鬼たちに捕まってしまった。

 

因幡は3年前まで新聞記者をしていたが、政治家の汚職を報道しようとして圧力をかけられクビになり、その後は自由に報道するために動画配信に場を移した。

因幡は、自分には真実を追求する使命がある、と言うのだが…

 

界星堂病院に居る神奈川県知事・長門(筒井真理子)から、神奈川本部経由で連絡が入った。
知事の回線と県警本部長の備前(渡部篤郎)を繋ぐ。

知事は2人の鬼が助けてくれたと話し、そして裕子が経緯を伝えた。

 

因幡が病院に来たのはタレコミがあったからだが、因幡をこの病院に呼び出したのは青鬼だった。

青鬼は因幡の本当の姿を知りたいために呼び出し、因幡の院内での行動を見ていた。

青鬼は、因幡に正義などはなく、人質の命は二の次で、頭の中にあるのは動画の再生数だけ。

お面を被っているのはあなたの方だと一喝する。

 

因幡は、自分には自分の正義があると言い、配信スタッフに院内で取った動画をすべてアップするように言うが、青鬼が止めた。

動画を流せば因幡を殺害すると脅し、警察にも渡すなと、因幡のカメラを撃った。

配信出来なくなったイナバウアーチャンネルから、百鬼夜行ちゃんねるへ登録者数が一気に流れて増加した。

青鬼は、因幡にはまだ罪が残っているため人質になってもらうと言い、配信は切れた。

 

和泉(ソニン)は地下搬入口の扉を開けて偵察隊を送り、院内に拠点本部を設置しようとする。

 

武蔵が制限時間に帰着すると青鬼から着信が入り、武蔵は播磨院長がホテルオシマで犯した罪を話す。

院長は3名の人間の死因を隠蔽した。

車が2名の通行人に突っ込んで炎上するという事故があり、

運転手の加賀大輝、通行人の日向聡介は焼死体で発見され、

もう一人の通行人、山城琴音は、陸橋の下に落ちて川に流され、発見されないまま。

しかしこれは表向きで、事故が起きたという時間より前に、既にホテルオシマで亡くなっていたのだ。

院長は3名の死因を交通事故として偽装しようとし、遺体をリネンカートに入れて運び出した。

それを目撃したのがホテルの副支配人・対馬勝見で、院長は対馬に多額の口止め料を払い、3名の宿泊記録を消去させた。

武蔵は、これが院長がホテルオシマで犯した罪だという。

 

しかし青鬼は不服だ。

院長はどうして3人の死を隠蔽したのか、本当の死因は何だったのか。
山城琴音はなぜ見つかっていないのか。

そもそも院長一人で、交通事故の嘘の記録を残すことが出来るのか。

 

青鬼は武蔵に、あなたは約束を守る事が出来なかったと言い、院長に銃を突きつけたが…院長を開放するという。

そして青鬼は、院長になにやら耳打ちする。

青鬼は武蔵に、また連絡すると言って通信を切った。

 

罪を認めていないのに解放された院長を、和泉は横浜北署に移送し、事情聴取を行うと指示する。

武蔵は和泉を呼び出し、内部の者しか知り得ない情報を鬼が知っていたことを指摘し、こう言った。

警察内に、鬼がいる。

武蔵は今回の潜入作戦も筒抜けになっている可能性があるという。

 

院長は取調室に通されると、机の裏を探る…そこにプレゼントがあると青鬼から聞かされていたのだ。

武蔵は、播磨が話したいということで取調室に呼ばれた。

 

鬼たちは人質たちがシェルターに居ると厄介だと話すが、青鬼は、そういうときのためにあの人がいると言う。

 

突然配信が再開すると、そこに写っているのは取調室だった。

和泉は武蔵の無線に、配信の音を繋ぐよう指示する。

青鬼は武蔵に、院長の椅子の裏を見るようにと指示すると、そこには爆弾が仕掛けてあった。

そして床にはメモが落ちている。

“椅子の下に爆弾
立ち上がると爆発
誰かに言うと爆発
武蔵刑事を呼べ”

青鬼は一時間以内に、院長に残りの罪を自供させてくださいと言う。

 

6話目はここで終わり。

大病院占拠、6話の感想

この手のドラマはいろいろ考えてみても、情報が出切らないのでなかなか結末はわからないよね…。

でもとりあえずいろいろ考えてみる。
すると粗も出てきちゃう…それもまたドラマの楽しみ方だね。

ホテルの監視カメラ映像の記録

ホテルの防犯カメラの1年前の記録を調べていたりするんだけど、ここでひとつ疑問なんだよね。

監視カメラ映像の記録って、ホテルの場合は一般的には、ひと月程度らしいんだよね。

ホテルによるかもしれないけど、一年分って結構な容量になりそうだよね。

維持費とかすごそうなので、普通はそこまでやらないのじゃないかと思う。

 

それと、1年前の防犯カメラから、院長は深夜1時から4時までの間にホテルを3回も出入りしている、というのが分かってるんだけど…

これって全部、鬼が駐車場で流している映像から警察が知ったものだっけ。

鬼はどの時点でこの映像を入手したんだろうね。

院長が対馬に依頼して消させたのは、当日からどのくらい後なのかな。

映像が入手できるのは、ホテルの警備員室か…そこからクラウドか警備会社に送っていて、バックアップもあるのかな。

この映像を入手できるのはその辺りの人。

でも院長の播磨が怪しいことをしているというのを知ってすぐでないと、その映像を入手できないはずだよね。

バックアップがあるならば、警察も調べているはずだもんね。
時間がなくてまだ…とかでない限り。

院長・播磨の罪を暴ききれない武蔵

武蔵ははじめ、院長・播磨の罪はホテルの記録を消去させたことだと言っていた。

それは人に知られるとまずいことだからで、それが何なのかを突き止めきらない段階で、記録を消去させたことが罪だと言っていた武蔵は…ついに疲れでボケちゃった?と思った。

その後でいろいろ分かるんだけど、最終的に鬼に報告した内容も中途半端だった。

院長の隠蔽工作だけに注目して、本当の理由にまで至らなかった。

でも堂々と、これが院長の罪だ!と言ってのけたんだよね。
“ホテルオシマでの罪”、と言ったのであながち間違いではないんだけど。

武蔵も全てが分かっていないことを認識した上で、時間切れだからすっとぼけて、一か八かそれで通そうとしたんだろうけど…

青鬼もそれを想定済み…というか、予定どおりだったのだよね。

この時点でわかればよし、わからなければ次の計画を進めるだけだと。

副支配人・対馬と院長の関係は?

副支配人が、3人はホテルの部屋で亡くなっていたと言っていたが、立ち会っていたのかな?

院長の行動を副支配人が目撃しちゃったから、金を積んでホテルの記録を消させた…
ってことだったと思うんだけど。

副支配人はどの段階で目撃したんだろう。

なんにしても、人が亡くなっているのだから、思いっきりやばい案件。
なのに金積まれて証拠を消したりするのかな。

よほどお金が必要だったとか、院長に弱みを掴まれていたとか、自分もその件に何か加担していたとか…

よほどの理由がないと協力なんてしないと思うんだよね。

 

部屋で亡くなっているのを確認したのだとすれば、部屋の鍵を開けたのは副支配人なのかな。

そうでなければ、鍵は開けられない。

院長1人でやったのだとすれば、院長が部屋を開けられたことになるし、もしくは部屋の鍵は空いていたことになるが、それは無さそう。

ホテルで同じ日に亡くなる人が一度に3人も出れば、ホテル側も外聞が悪いだろうけど、ホテル側のせいでなければ、隠蔽に協力する必要もない。

 

院長が遺体を隠蔽する理由はわかっていないけど、そもそも3人が亡くなっていることをどうやって知ったのか。

そもそも3人の繋がりはなんなのか。

宿泊してて亡くなったのなら、時間差で何かが作用したということだろうか。

たとえば、新薬か何か飲ませたとか…
でも隠蔽するのに事故に見せかけて、それが通っちゃうのは、警察も関与しているってことだよね…?

 

院長が、自分の命がかかっても言わないというのは、自分だけが関わっているわけじゃないからなのだろうし、話せばどのみち自分の身が危ない…とかなら尚更話さないよね。

まぁまだ、いろいろ不明すぎ。

鬼さんたちの作り込み

因幡はインタビューで、青鬼のことを「さん」付けで呼んでいた。

たしかに、青鬼だけだと呼び捨てだという気分になるので、さん付けになっちゃうよね…でも変な感じ。

犯罪者とかにはあまり「さん」付けして呼ぶというイメージはないよね。

 

因幡がインタビューで、どうして鬼の面を被っているのかという質問があったが…

そこ?と思った。

たしかに、顔隠しの意味だけなら、ただの覆面でいいのに、何故鬼面なのかというところに目を付けるんだね。

鬼たちの計画は緻密だけど、コンセプト的なものまできっちりやっているのがなんだかね、徹底して作り込み過ぎてて、悪ふざけがすぎるという感じ。

注目を集めるためなんだろうけど…
主張したいからなんだろうけど…ね。
(ドラマだから何でもいいんだけどさ。)

鬼たちはエンタメちっくにやり過ぎなんだよね。

でも、もし現実にこんなのされた場合には、今の時代はすんなり受け入れちゃう人が多そう…という気がする。

何でもすぐ手に入る情報の危うさ

いつも思うけど、この手のドラマって、パソコンからあらゆるローカルな情報にもアクセスして、あっという間にいろいろなことが知れてしまう。

今現在の日本ってどうなんだろ。
そこまで進んではいない?だろうけど…

昔は完全にイントラだった銀行ですら、今はネットに繋がっちゃってるから、今後もいろいろな情報がどんどんネットワークに繋がって行くのだろうけど…。

というか、そういう世の中にしたいという国の意図もあるのだよね。

マイナンバーとかも、全ての情報が紐づけされると、全ての個人がネットに繋がれることになる。

犯罪が起きた場合に、これらは便利なのかもしれないけれど、全ての情報がつながっていて取り扱えるってことは、逆に考えれば危ないことでもあるわけだよね。

どこの防犯カメラでも、個人情報でもすぐに閲覧できてしまうシステム…

で、映像なんかもすぐに書き換えられてしまう技術もあるのでやばいよね。

本当に善意のもとで使われるならまだいいのだけど…ね。

監視されているような社会って、けっこうこわい世の中だと思うんだが?

イナバウアーチャンネル・因幡由衣の正体

因幡を呼び出したのはやはり青鬼だった。

因幡はバールで病院の鉄扉をこじ開けたり(普通無理だろ?)してたのに見つからないのが不思議すぎたが、ただ泳がされていただけなんだよね~これで腑に落ちる。

それにしても、青鬼にずっと観察されていたとは。

 

因幡が内部を撮った映像を公開すれば、自分の命が危ない。

それももちろんあるが、いつ公開すれば効果的か、ということを考えていたんだよね。

でも因幡は欲をかかずに、撮った動画をスタッフ経由で警察にその都度届けていればよかったのに。

…まぁでも、それはそれで、警察内の鬼(?)経由で青鬼に伝わって、早めに人質として捕まっていただろうけど。

でも警察内部に鬼がいなければ、それで状況は変わっていたかもしれないし、

鬼が居たとしても、鬼の因幡に対する対応も少しは変わっていたかも知れないのだけど。

あぁ、でもまだ因幡に罪があるということだったよね。
権力に抗うつもりで、権力に加担していたとかかな。

 

因幡だってきっと、はじめは真実を報道したいという気持ちで始めたんだろう。

でも視聴数を稼がなければ、やっていけないという現実があるのだから、どうしてもバズることを考えてしまう。

そのあたりを罪と言い切っていいものかどうかは、むずかしいところだよね。

警察内の鬼?怪しい人は誰なのか

警察内の鬼…

そもそも取調室にカメラと爆弾とプレゼント(脅迫文)を用意しておくって…

完全に内部の人でないとできないし、横浜北署内の人でないと不審がられる。

本人が工作しない場合は、指示されて誰かがやったことになるけど、それはもう一人スパイが居るということになってしまうのでややこしくなる。

とすれば、現地で直接設置できる人物で、そのへんうろついていても不審でない人かな。

 

Twitterではいろいろな予想が飛び交っていて、本家サイトの相関図で、正面を向いているのが鬼だという説もある。

そうすると警察内では情報分析官の駿河(宮本茉由)。

人質内では外科の若狭(稲葉友)と事務長の大隅(瓜生和成)が怪しいということになる。

 

たしかに駿河はずっとパソコンに向かっているわけで、鬼への情報を流すのもメールだし、流すのは簡単だ。
でも今のところ、駿河の背景は全くわからない。

 

外科の若狭は…裕子さんによく見られようとしか考えて無さそう。

 

事務長の大隅は…この人は何かを握っているよね。

人質の避難先にシェルターの話が出たときに動揺していた。
なんで知ってるのかという感じなのかな。

この人は罪側で、院長の播磨と何かを隠しているのか…または別件か。
で、気になるのは安芸さんとの仲。

大隅はすごく安芸さんを心配してるんだよね。他の人以上に…そのように見えた。
ただ優しい人なのか…?

 

警察内部でもう一人疑わしいと言われているのは、警備部管理官の丹波(平山浩行)。

やたら突入しようと言ってるので、私はこの人は違うんじゃ…と思う。

この人は本部に居るときと居ない時があるけど、それは業務上、指揮本部に居なくても別に不思議ではないんだよね…。

でも、青鬼に扮した佐渡(飯田マサノブ)を撃つ命令出してたのもこの人だよね…
知ってやったか知らずしてやったか…。

 

あと怪しいのは本部長の備前。
だけどこの人は、何かの罪に加担している側ではないかと思う。

で、警察内部の鬼は、警察内部の罪も暴きたいから協力しているのだと思うので…

案外、和泉さくらだったり…どうかな…
でもこの人は人質優先、と言いながらけっこう慎重なんだよね。

和泉であってほしくはないけど、和泉かもしれない…というのもあるよね…。
(まったく根拠はなし)

 

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