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罠の戦争、第10話の感想…変わっていく鷲津と怪文書の蛯沢

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罠の戦争#10のあらすじ&感想
2023年1月からのドラマ
カンテレ「罠の戦争

第10話のあらすじと感想です。

ネタバレを含んでいるので、ご注意を。

罠の戦争、第10話あらすじ

「職場でパワハラを訴えられた支援者を擁護
これに関する週刊誌の記事を握り潰した」

鷲津(草彅剛)についての怪文書が至る所にバラ撒かれた。

 

怪文書について竜崎総理(高橋克典)に呼び出された鷲津は、党の印象が悪くなると注意を受ける。

犯人の見当がついている鷲津は、鶴巻(岸部一徳)がその男を利用していると話し、今度こそ追い落とせるネタを探すという。

竜崎は、厚労省の副大臣のポストに空きが出そうだと話し、そのまま厚生労働大臣への昇格も仄めかす。

 

鷲津は熊谷記者(宮澤エマ)を訪ね、以前追っていた鶴巻のネタの詳細を教えてほしいというが、熊谷は断る。

だか後日、鷹野(小澤征悦)の勧めもあって、蛍原(小野花梨)に汚職事件の資料を渡した。

新空港建設に伴う土砂運搬絡みの利権。
確かにデカいネタだ。

もしこの不正を暴けたら、補佐官以上のポストも夢じゃない。

 

鷲津は自分の仕事を貝沼(坂口涼太郎)に任せきりで報告も聞かなくなり、大事な陳情まで押し付ける。

後援会の集まりも可南子に代理で行ってもらおうという。

蛍原がゼネコンと運搬業者のリストを渡すと、鷲津は片っ端から電話をかける。

するとある業者から話を聞けた。

空港建設のために作られた任意団体に必ず加盟して、ダンプカー1台につき月2万円を支払う。
現金取っ払い、領収書の出ない金だ。

この団体を運営してたのが鶴巻紀次の会社で、500台のダンプで年間1.2億円、4年で5億。

鶴巻自身が絵を描いているのは間違いない。

口座に入れれば記録が残るため、現金でプールしている可能性も高い。

 

鷲津は大学からの友人で東京国税局にいる犬童に協力してもらい、罠を仕掛けることにした。

まんまと罠にかかった鶴巻は、カネを移動するように指示。
紀次はスーツケースで金を持ち出した。

そこへ蛯沢(杉野遥亮)がぶつかるとスーツケースの蓋が開いて中の金がむき出しになった。

それを蛍原が写真に撮る。

 

鷲津は竜崎を訪ねて写真を見せた。

鶴巻が国土交通大臣のときに決めた新空港建設の工事で得た約5億円のカネ。

当時の業者からの証言もあるとレコーダーを取り出すと、副大臣、それに続く大臣のポストを自分に与えるという約束を求めた。

お約束いただければ、このネタを派手にリークします。

竜崎は、一晩預からせてくれという。

 

鷲津が事務所に着くと、蛯沢が経営に困っている方からの陳情書を渡す。

受け取った鷲津はそのまま机に置くと、官邸からの連絡の方を気にする。

鷲津の机には、後援会の人に貰った千葉の竹細工が置いてある。

これを見て蛯沢は、竹の話をする。

竹の花はすごく珍しく、数十年から百年に一度、マダケの花なんて120年に1度ともいわれている。

鷲津は竹に似ている。
ぐいぐい伸びてしなやかで折れない。

しかもなかなか花が咲かない?と鷲津。

もう十分、立派な花が咲いていると蛯沢は言うが、鷲津はもっとデカい花を咲かせるという。

そこへニュースが飛び込んできた。

鶴巻憲一氏、政界引退へ。
鶴巻派・臨時総会で表明の見込み。

 

会見場へ駆けつけた鷲津は鷹野を見つけた。

鷹野は熊谷のネタのことを知っていた。
鷲津は訝しむが、熊谷とは最近飲み仲間なんだという。

鶴巻は体調悪化につき、公務を行うことが難しくなった。
今後は治療に専念し、次の選挙には出馬しない。

ひととおり話を終えると拍手が沸き起こり、周囲も記者たちも皆が立ち上がり、鶴巻を見送る。

これで引退しても影響力は残る。
やっぱたぬきだな、あの人は、と鷹野。

 

鷲津は鶴巻に呼ばれて幹事長室へ行く。

鶴巻は昨日、急に竜崎総理に呼ばれた。
例の件は総理と自分とで、もう話がついた。

今後これを表に出すということは、総理も党も敵に回すということになる。
残念だったね。

そういう鶴巻を鷲津は非難するが、鷲津も同じだという。

力を使って誰かを救うのって、気持ちいいんだよ。

誰かのために善を成す。
でもそのために、もっと力が必要になる。

君もすっかり囚われてるんじゃないのか?
権力という魔物に。

 

また怪文書が送られてきた。

「選挙違反疑惑。
犬飼時代からのおなじみの手口!?」

 

再び総理から呼び出しがあった。

竜崎は鶴巻を潰さなかった理由を話す。

鶴巻には秩序を保つ力があるから、影響力を残しておいたほうがやりやすい。

鷲津は期待以上の働きをしてくれたが、交換条件はやり過ぎだった。

例の副大臣のポストは鷹野にやってもらうことにしたが、なかなかの策士だから気をつけたほうがいいという。

どういう意味かと聞く鷲津に、竜崎は一日も早く怪文書の犯人を見つけ出せ、と急かした。

 

鷲津は事務所に戻ると、怪文書の犯人をすぐに見つけたい、仕事は後でいいという。

蛍原が犯人探しよりやることがいっぱい…と言いかけると、鷲津の顔色が変わった。

一瞬でも鷲津は、蛍原を疑った。
鷲津は、どうかしてると謝ったが…

蛍原は戸惑い、そんな蛍原を蛯沢は見ていた。

 

ニュースが流れた。
それを鷲津は自室で見ていた。

厚生労働副大臣を辞任した斑鳩の後任として、鷹野が指名された。

鷲津は話がある、と鷹野にメッセージを送ると、鷹野も相談があると返した。

 

鷹野は先に鷲津の家に来ていた。

可南子は、厚生労働副大臣の鷹野に話したいことがあるという。

女性支援のNPOにいてよく思うのは、いろんなケースで法律の壁を感じること。

鷹野は女性政治家が増えるべきだと言い、可南子にどうかと聞いてみる。

可南子は笑って、政治家に向くと思います?と返した。

今の政治の世界に向かない人こそ議員になるべきかも、と鷹野。
じゃないといつまでも変わらない。

 

鷲津が帰ってくると、鷹野と2人で話したいと言った。

鷲津は鷹野を質問攻めにし、怪文書は鷹野がやったのかと疑う。

さらには、俺を出し抜いて副大臣になれてよかったなと皮肉をいう。

そんなに偉くなりたいのかという鷹野。

鷲津は自らの環境の不満を鷹野にぶつけ、苦労知らずの二世議員にわかってたまるか、と吐き出した。

いい加減にしろ!
そう言って鷹野は出ていった。

 

可南子(井川遥)は鷲津を非難する。
鷲津が議員になれたのは鷹野のお陰だ。

泰生(白鳥晴都)が部屋から出てくると、こう言った。

かっこ悪いよ、今のお父さん。最低。

 

早朝、鷲津が事務所にやってくると、怪文書が入っていた。

怪文書の犯人は蛯沢だった。

「選挙違反 仲介役は市議会のドン
あの手この手で口止め

竹に似てしなやかで折れない鷲津は、今や権力という花に夢中」

蛯沢はこれ以上、他の人が疑われるのを気の毒だと思った。

花が咲いたあと、竹がどうなるのか知ってます?

枯れるんですよ。
一斉に枯れて死ぬ。
竹林まるごと消えてなくなる。

 

蛯沢は兄のことを知っていた。

小鹿(空気階段・水川かたまり)が机を開けたときに目についた。
みんなが帰ったあと、改めて調べてわかった。

兄の陳情をあしらったのは、鷲津だと。

自分に隠してたことが許せないと思ったが、あの頃の鷲津は必死に仕事をしていた。

だから蛯沢も頑張って支えるつもりになっていた。
そのほうが兄も喜んでくれる。

なのにたった半年やそこらで鷲津は変わった。

弱い人たちのために力が必要だというが、そんなのは口実だ。

今の鷲津がやってることは、犬飼(本田博太郎)や鶴巻と同じ。

このままじゃ兄貴が浮かばれない。
だから決めた。

鷲津亨を絶対に許さない!

 

第10話はここまで。

罠の戦争、第10話の感想

もう鷲津はどんどんおかしくなってるね。

権力を手にすると人は変わるというけれど、いきなり偉くなるとそんなものなのかな。

それでも気づいて自分を取り戻せばいいけれど、気づかずに突き進んで行けば、あとは鶴巻のようになるか、滅びの一途をたどるのかな…。

怪文書の犯人捜し

この回で犯人はすでに蛯沢くんだとわかっている。

けれど、あえて鷲津の周りの人物を見てみると、やはり怪文書を作ってばら撒く必要に駆られた人…

というか、こんなことをやる動機があるのは、蛯沢くんしかいないんだよね。

 

鷲津と敵対する人物

鶴巻や虻川(田口浩正)については動機はあるし、やりかねないというのがありそうだけど、でもやり口がセコいという面では…やらなそう。

この2人は、はっきりした証拠を握ってマスコミに流すほうが効果があると知っている。

実際、虻川はそうしていた。

 

貝沼くん

蛍原が念のために、と貝沼に怪文書のことを聞いていたけど、貝沼がやったところで何のメリットもない。

むしろ貝沼は政策秘書で雇ってもらったことを感謝してはいても、鷲津を貶める理由はどこにもないし、むしろ不利になる。

鷲津の地位が危うくなれば、職を失うのだ。

鷲津の仕事を押し付けられて、業務上で不満があるとしても、怪文書まで作るかといえば、そんな面倒なことをする時間も勿体ないし、無駄なことだと思うだろう。

 

蛍原さん

鷲津は相当、頭がどうにかなっていたようで、蛍原ちゃんを一瞬、疑った。

いくらなんでも、これはひどい。

 

蛯沢くん

秘書の中で蛯沢くんは何故か、疑われなかったよね。

お兄さんのことを知っていたとすれば、一番動機がある人物なのだけど。

でも新人であまりよくわかっていないという面があるからなのか、そんなことをするようには見えないというところから疑われなかったのか。

実際、そんな事をするようには見えない。

蛯沢くんは不正とか割り切れない、真っ直ぐなイメージがあるからね。

やっぱこういうのは、そんな意外な人物が犯人なんだな。

 

鷹野議員

鷹野はこんなセコいことはやらないでしょう。

ぼんぼんだと言いながらも、けっこうやり手みたいだし。

だから鷲津が竜崎に登用されたからといって、やっかむこともないだろうから、それで怪文書を作って嫌がらせはないだろう。

もしやってたとしたら、ちっさいわ。

鷹野は、竜崎という人物をある程度把握していることだろうと思う。

鷲津が竜崎に利用されているということが鷹野にはわかっているし、そういう世界なんだろうから。

鷲津は鷹野の人となりをよく知っているはずなのに、竜崎に踊らされて疑い、かなりひどいことを言っていたね。

鷲津は鷹野が自分に嫉妬したのかと責めたが、嫉妬心を抱いていたのは、鷲津の方だ。

竜崎総理に利用される鷲津の愚かさ

鷲津が鶴巻を潰せたら、新たなポストに就けるとか…もう何のために議員をやってるのかさっぱりだね。

ただの権力争いだけ。

鷲津は竜崎に利用されていることにも気づかず、まんまと話しに乗っている。

周りが全く見えない状態になっている。

 

権力欲しさに人を蹴落とすことしか頭にない状態の人が権力を握っても、ろくなものにならない。

鷲津が言っていた、
「お約束いただければ、このネタを派手にリークします。」

これって竜崎にとっては、逆に困るんじゃ…と思った。

それに竜崎は自分が指示されるのがきっと大キライな人だ。
鶴巻を煙たいと思っているわけだから。

そんな竜崎に、鷲津がポストと引き換えという要求を出したことは、相当気に触ったろう。

 

竜崎に怪文書の犯人を早く見つけろと言われて、早々に動く鷲津はかなり焦っていた。

本業の大事な仕事をそっちのけ。

鷲津は上の人たちに振り回され続けている。
そんな鷲津に秘書たちも振り回される。

仕事は後でいい、って…目的を履き違えすぎている。

鷲津が仕事をしないシワ寄せが秘書たちに行ってるのに、そんなこともお構いなし。

そりゃあ、蛯沢の心は離れるよ。

蛯沢が訴える方法も怪文書って…せこくて汚いからどうかと思うけど…。

鶴巻のセリフにえらい納得した

鶴巻の言うことは本当にそのとおりだと思った。

この国の人間は気分でしか政治を考えない。
不満をいうだけ。
後は国が何とかしてくれると思ってる。

不満がたまり過ぎてガス抜きが必要になったら、総理を替えてやる。

それで意見が通ったと満足するわけだ、あの連中は。

だから私は決してトップには立たず、次にすげ替える首を用意してきた。
そうやって秩序を守ってきたんだ。

そのまんま、今の日本だねと思った。

選挙に行かない人口が多い。
選挙に行ったとしても、何も考えずにお決まりの政党に入れる人々。

トップの首はすげ替えられているだけ。
でも要の人物がいなくなれば、歯止めが効かなくなることもある。

そういう面では、秩序を保つというのは必要なことなのかもしれないけど…。

 

気持ちいいだろ?
力を使って誰かを救うのって。
そうなんだよ、気持ちいいんだ。

誰かのために善を成す。
でもそのためには、もっと力が必要になる。

いくつかの善を重ねるうちに、いつかそれが悪と呼ばれるようになる。

誰かにとっては善だとしても、別の誰かにとっては悪になる。

それはどちらの視点に立つか、どの視点に立つかにもよる。

いくら公平に扱おうとしても、どちらかの肩を持てば、他方にとっては面白くはない。
答えを出すのは難しいことだと思う。

でも権力を持って周りが見えなくなってしまった状態で突き進むと、これは大勢にとって悪になっていくんだろうな。

難しい世界だね。

汚職はそもそも、もっての外だけど。

 

それにしても、鶴巻さんの貫禄と余裕はさすがです。

鷲津は周りが見えなくなっている

おそらく鷲津は極端で…黒か白かはっきりさせたいタイプなのか。

鶴巻を完全に潰したいという思いだけが強い。

鶴巻が居なくなった後の影響を考えていない、いや、居なくなったほうがすっきり風通しがよくなると思っている節がある。

でもそれは悪とする者が鶴巻だけだと思うからなんだねきっと。

鶴巻がいなくなったところで、竜崎が居るが、あくまでも鷲津は、このときは竜崎を善と捉えているのかもしれない。

だから竜崎に利用されていることにも気づかない。

そういうところが、鷹野と鷲津の政治家としてのキャリアの差でもあるんだろうな。

鷲津は意外とわかっていないところがあるといった感じ。

 

鷲津は他人がしていることを咎めても、自分がしていることが同じことだとしても、気づかないということがある。

でもこれは誰しもが同じことなのかな…。

周りも自分もよく見えていない。

権力に取り憑かれたようになってからは特に。

 

鷹野は周りの力関係とか状況をよく把握している。

経験からも、鷹野が鷲津よりも先に上のポストに着くのは当然だとも思えるけど、鷲津はどうやら気に食わない。

でもこれは、竜崎が操っているというところがあるよね。

鷹野はなかなかの策士だから気をつけたほうがいい、なんて言うから。

鷲津は自分が就くはずだったポストを、鷹野が横取りしたかのように思えた。

実際、竜崎はそう仕向けた。

鷲津を疑心暗鬼にさせて、鷹野と決別するように仕向けたのだ。

 

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