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罠の戦争、3話の感想…鷲津の思いと犬飼の醜悪きわまる人格

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罠の戦争#3のあらすじ&感想
2023年1月からのドラマ
カンテレ「罠の戦争

第3話のあらすじと感想です。

ネタバレを含んでいるので、ご注意を。

罠の戦争、第3話あらすじ

民政党幹事長の鶴巻(岸部一徳)は、総選挙の時期が早まりそうだと鷹野議員(小澤征悦)に告げた。

これを受けて鷹野は、総選挙が近いのでスキャンダルは困ると鷲津に伝えたのだが、鷲津は妻・可南子(井川遥)に、選挙前に犬飼親子の不正を徹底的に暴くと宣言するのだった。

鷲津の闘い

鷲津と蛍原(小野花梨)、蛯沢(杉野遥亮)の3人は、コピーしておいた虻川の手帳から、犬飼の金の流れについて調べていた。

犬飼の息子・俊介(玉城裕規)は、犬飼以上の癇癪持ちで度々トラブルを起こしており、俊介を注意した若者に逆上して、怪我をさせていたことがわかった。

鷲津は息子の泰生(白鳥晴都)の件と似ていると言い、もしかしたら泰生を歩道橋で突き飛ばした犯人は、俊介ではないかと疑いを持つ。

 

犬飼大臣の専属運転手・牛尾(矢柴俊博)は、犬飼や俊介の度重なる態度に呆れ果て、知っていることを鷲津に話してくれた。

泰生を突き落としたのは俊介じゃない。

牛尾は件の翌朝、犬飼に呼び出され、犬飼はホテルで話を終えて出てきた後、虻川に知恵を貸せと電話をしていた。

面倒な頼み事をされた、これは相当でかい貸しになる、と言っていたようだ。

鷲津を踏みつけにする犬飼

犬飼は鷲津に、幹事長たちと会合があるから付き合えと言い、その会場で鷲津を紹介して話し出した。

20年も面倒を見てきたが、長い間世話になっておいて恩を仇で返す奴だと。

そして気に入らないならクビだと言い、鷲津にボトルの中身を頭からを浴びせかけたのだった。

さらに、誰も鷲津を雇わないようにと釘を刺し、秘書として終わりだと言い放つ。

鶴巻幹事長は鷲津に、ここで頭を下げて代議士の顔を立てれば、全部水に流そうと言う。

鷲津の思い

鷹野が見かねて会場からの退出を促すが、
鷲津は息子の泰生のことを語り始めた。

間違った人がいれば口に出せばいい。
正しいと思うことをすればいい。

そう息子に言った鷲津だが、自分は大臣のために間違ったことも見てみぬふりをし、自分の手を汚してきた。

息子は自分の言葉を守って、逆恨みで突き落とされたのだと、鷲津は思いの丈をぶつけた。

そして権力者たちに言い放った。
思い上がるのもいいかげんにしろ、と。

鷲津の闘いの結末、犬飼の失脚

秘書の貝沼が、会場に入ってくるなり犬飼に告げる。
地元の事務所に検察が来たと。

犬飼と猿岡建設の受託収賄。

一方、犬飼の息子・俊介にも捜査の手が回っていた。
上野駅で女性を突き飛ばした件について、被害届が出ていると自宅に警察が来ていた。

そして、犬飼の収賄疑惑と息子の傷害事件について週刊誌に掲載されると、総理に報告が上がったのだった。

犬飼は大臣を降ろされる。

犬飼の醜悪な最後

犬飼は鷲津に聞く。
昔の恩を忘れてここまでやって満足かと。

鷲津は知っていたと言う。
犬飼が鷲津と母親に親切にしたのは、昔、犬飼家の会社で父親が過労死したから、やましかったからでしょ、と。

それでも自分と母親を助けてくれたことに、鷲津は感謝していたのだ。

しかし犬飼は、鷲津を雇ったのは利用できると思ったからだと言った。

差額ベッド代で、いつでも切り捨てられる駒を手に入れただけ。
お前はその程度のものなんだよ、と悪態を付く犬飼だったが…

胸を押さえてうずくまった。

犬飼の空きを埋めるのは…

鷹野議員は鶴巻幹事長に報告した。
犬飼は心筋梗塞で、命は取り留めたと。

鶴巻は犬飼が回復しても次の選挙では外すと言った。

そして早急に後釜を探さないと…という鶴巻に、鷹野は鷲津を推薦するのだった。

そして早速、鷹野は鷲津に伝えた。

次の選挙、お前が立て。

 

3話目はここまで。

罠の戦争、第3話感想

鷲津は、犬飼と俊介に思い知らせたわけだけど、次の展開が驚き。

選挙に出ろ、ときた。
打倒、虻川・犬飼親子から、次は選挙。

いや、そもそもの目的は、息子の泰生の事件を隠蔽しようとしたやつらを潰す!ということでしたね。

そして犯人探し。
総理まで関わっていそうだし…。
それに、今のところ清廉潔白な鴨井議員(片平なぎさ)はこのままいくのか。

鷲津の妻・可南子は過去に何があったのか。

気になるところはまだまだありますよ。

犬飼の強烈なクセと似たもの親子

薬の消費量が世界一の日本だけど、
犬飼もやはり薬を沢山飲んでましたね。

そこに一緒に飲んでいたのは、

「全身バラの香りになるサプリ」って…
まぁ、これ以上はなにも言うまい。

近くに居た鮫島さんが引き気味で見てるのは面白かったね。

犬飼は薬の飲み方までクセあるわ…。

 

朝ドラ女優との対談だからって、バラのサプリを飲み、姿見で確認してネクタイまで替える…
身だしなみチェックはいいんだけれど、ね。

引き気味で苦笑いする鮫島さんに同情する。

そして犬飼の息子はめったに顔も出さないくせに、朝ドラ女優と対談だと聞けばホイホイやってきて、犬飼のネクタイと色がかぶったのが嫌で、鷲津とネクタイを交換させた。

この似たもの親子…力を入れるところが間違っている。

犬飼の愚かさ

鷲津に対し、20年も面倒を見てやった、世話になったくせにと言うが…

犬飼は、自分が鷲津からしてもらったことに対しては感謝のひとつもない。

世話してやったのだから、当たり前だというくらいにしか思っていない。

 

たとえ仕事とはいえ、四六時中犬飼に振り回され、汚い仕事もやってきた鷲津に。

そんな人に、恩を感じたからと20年も尽くしてきた鷲津はいたたまれないだろう。

鷲津は優秀だし、20年も尽力したのだから、もう十分すぎるほどだと思うのだけど。

 

鷲津がこれほど尽くしてきているのに、虻川の肩を持っているときに思った。

犬飼は、自分に都合のいい人間が居ればいいんだなと。
虻川は、犬飼にとって都合が良くて有能だった。

鷲津には融通のきかない部分があるから、その点では都合が悪い人間なのだろう。

今回もまた、同じことを思った。
それにしても…だよね。

耐える鷲津と専属運転手の牛尾

犬飼の専属運転手・牛尾(矢柴俊博)さんがやはり証言者になりましたね。

犬飼や俊介が癇しゃく起こすたびにコーヒーぶちまけられて車内を汚されたり…
何かあれば脅しかけてもくる。

俊介は口汚く罵ったり、自分の車の洗車まで押し付けてくる。

犬飼親子の素行を見聞きしているだけで腹が立つのに、よく耐えてきたものだと思う。

 

鷲津も言っていた。
買ったばかりのスーツにコーヒーぶちまけられたことがあると。

そして理由がしょーもない。
「ミネラルウォーターの銘柄が好きなやつと違ったから」

そんなことで癇しゃくを起こす人物が政治家…ほんとなんなのか。

 

車内で喧嘩したからってコーヒーぶちまけるとか…そもそも人に何かをかけるとか…ありえない。

それで、この手の話をニコニコしながらする鷲津の感覚ももはやおかしい。

それは運転手の牛尾さんに対しての笑みなのだろうけど。
ある意味、麻痺してるんだろうね。

というより、内心を隠すための笑顔が染み付いているのかな…。

運転手の牛尾さんにしてもそう。

もう、犬飼親子の素行が悪すぎて、牛尾さんも諦めているんだろうね。

相手に何も期待しなくなったら、もうほんと、どうでもよくなるんだよね。

 

鷲津が泰生の事件の犯人探しをしていることを、犬飼に話してしまう牛尾さん。

大学一年生の息子の事を持ち出されて圧力をかけられたから…致し方なく。

薬学部は6年、私立で学費が大変だな、急に失業したら困るよな、と。

犬飼は卑怯この上ない。
立場の弱い人間を頭から押さえつける、ほんとイヤなやつの代表みたいな人物だ。

鶴巻幹事長の思惑か?

犬飼が会合に鷲津を連れてきて吊るし上げる場面…あれは、鶴巻の指示なのかと思ったりした。

鷲津が泰生の事件についてしつこく調べているから、これを押さえつけるためにも鶴巻が呼んだのかと。

そして犬飼があの場で鷲津を追い詰めたのは、鶴巻に対しての弁明のつもりもあったのかと思う。

虻川のパワハラ記事や、原稿のすり替えも全て鷲津がやったことで、鷲津が悪いんであって自分は悪くない、ってね。

 

それにしても、ボトルを開けて鷲津に頭から浴びせかけるなんて行き過ぎだけど。

あの場であんな非道をするのが驚きだった。犬飼の正体が知れる。

犬飼は自分の素行が悪いことを周知していることになるんだけど…
立場の弱い人には何をやってもいいと思っている犬飼は、気が付かないよね。

鷲津と犬飼の関係

鷲津は友人である鷹野に語っていた。

鷲津が失業したときに母親が入院する個室代を出してあげられなかった。

そこへ犬飼が来て、鷲津の母親に言った。
お金の心配はいらない、ご主人には父が世話になったのだから、鷲津にも自分のところで働いてもらうから、と。

鷲津はここで拾ってもらった恩があると思っていて、だから尽くしてきた。

でも鷲津はのちに犬飼に言っていた。

 

鷲津の父が過労死した件で、やましく思っていたからなんだろう。
それでも助けてくれたことに感謝していた、と。

これ対して犬飼は、利用できると思ったからだと。
いつでも切り捨てられる駒、お前はその程度のものなんだよ、と言った。

犬飼は最後まで、相手を貶めて自分が優位に立っていると思いたいらしい。

呆れるほど愚かしくて情けない。

鷲津もこんな人物に尽くしていたのかと、やりきれないかったんじゃないかと思う。

 

倒れて救急で運ばれている際にも犬飼は悪態をつく。

鷲津の息子を突き落とした犯人について、
俺も知らねぇんだよ、ばーか、と。

もはやただの意地悪な小学生か。

もうちょっとマシな人物かと思っていたけれど、権力欲しさにその場を取り繕ってきただけの、どうしようもない人だったわけだ。

ちょいと出の事務員・子鹿さん

衆議院議員会館の事務員・子鹿さん。

今回はわざわざ、大臣の車が大変なことになってるよ、と鷲津に言いに来てくれた。

すごいちょい役。
それでも毎回登場してる。

子鹿さんはこのドラマの中で
ちょっとした癒しキャラになっている。

このまま出続けるのか子鹿さん。

 

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