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2023年1月からの日本テレビのドラマ
「ブラッシュアップライフ」
第8話「ずっと一緒」のあらすじと感想です。
どちらもネタバレを含みますので苦手な方はお気をつけて~。
ブラッシュアップライフ第8話のあらすじ
真里(まりりん)(水川あさみ)は麻美(あーちん)(安藤サクラ)に、人生何周目かと聞いた。
麻美は4周目で、真里は5周目だった。
真里は麻美がずっと怪しいと思っていたらしく、何回か鎌をかけていたというが…
麻美は全く気づかなかった。
真里も来世を人間にするためにやり直しているのもあるが、もうひとつ目的があるという。
麻美のイメージでは、真里はずっと優等生で殆ど喋ったこともなかった。
でも実はそうではなく、真里の1周目では、真里と麻美、なっち(夏希)(夏帆)とみーぽん(美帆)(木南晴夏)は4人グループだった。
真里の1週目。
小学校の頃から中学生の頃まで4人はいつも一緒。
2005年、3人とは違う高校に入学
2008年、保育士の専門学校に入学
4人とも学校はバラバラだったけど、休みになると一緒に遊んでいた。
2010年、成人式
成人式の後、中学のみんなでカラオケ。
ここでも4人は一緒だった。
真里はこのとき、福ちゃん(福田)(染谷将太)に興味を持ち、連絡先を交換。
これがきっかけで付き合い始めた。
真里は音楽でなかなか売れそうになかった福ちゃんを一生支えていくつもりだったが、福ちゃんがしーちゃん(静香)(市川由衣)と浮気して別れた。
その浮気を真里に教えたのは麻美たちだったという。
2012年、真里は保育園に就職
社会人になってからも月2くらいで4人でごはんに行っていて、真里の誕生日も祝ってくれていた。
しかし悲しいことが起きた。
なっちとみーぽんが飛行機事故に遭ったのだ。
2人が乗った国際線で、高高度でスペースデブリ(人工衛星などの残骸)が衝突した。
真里と麻美は励まし合い、毎年一緒にお墓参りへ行っていた。
そのときには真里が62歳で先に、麻美はそれ以上に生きたようだ。
真里は2周目の人生で、なっちとみーぽんを助けたかった。
でもその他大勢の乗客を見殺しにはできず、パイロットになることを決めたのだ。
小学校の頃から必死に勉強して体も鍛えた真里は、なんとかパイロットになるのだが、今度は33歳で麻美がコンビニの前で死んでしまう。
これが麻美の1周目の死。
だけどこれは真里のせいだという。
本来はあの日、真里も一緒に居たのだ。
コンビニ前でなっちとみーぽんと別れ、真里は帰る前にトイレに行った。
これが結果的に、タイミングをずらせて麻美が車と接触せずに済んだ。
でも2周目には真里が居なかったのだ。
麻美が亡くなったと聞いて、真里は自分のせいだと落ち込み、そのまま体調を崩してしまった。
そのため飛行機に乗れず、問題の飛行機は予定通りに飛んだ。
結局40歳超える前に、真里は亡くなった。
3周目の人生もパイロット。
まずは麻美を救うためにあの日のコンビニに行ったが、予定より長くコンビニにいて、事故に遭わなかった。
3周目は飛行機に乗るシフトが合わず、なっちとみーぽんを救えず、その後交通事故に遭う。
4周目もパイロットになるけど、その後もまた交通事故。
真里も30代が死にやすいと案内人に言われたらしい。
で、今回が5週目。
そのフライトは来年だと言う。
2人は一緒にプリクラを撮り、今度あの2人もカラオケに誘おうと話していた。
そして真里と会ってから1ヶ月経ったある日…
国際線が太平洋上空で消息を絶ったというニュースを見て、麻美は胸騒ぎがした。
案の定、なっちとみーぽん、真里は亡くなったのだ。
真里は麻美に心配させないために、来年だと嘘をついた。
葬式のあと、福ちゃんとごんちゃん(美佐)(野呂佳代)と麻美でカラオケの個室で話をした。
福ちゃんは小学校の時、真里が好きだったという。
この日は朝までここで3人で過ごした。
4周目の人生、39年。
相変わらず研究に没頭する毎日だったが、そんなある日の帰り道。
建設中の工事現場から資材が落ちてきた。
麻美は再び白い空間へ。
受付を済ませ、次は何か聞いてみると、人間ですね、と案内人は応えた。
来世への扉を前に麻美は引き返し、やり直すことを選択。
次がやり直しできる最後だという。
麻美の5周目の人生がスタートした。
人間に生まれ変わるためでも、徳を積むためでもない人生。
来世でなく、今世をよりよいものにするために。
1989年、麻美が生まれる。
1994年、保育園
「ツツジの蜜って毒性があって、中毒を起こす危険性があるから吸わないほうがいいよ」
今回は純粋な親切心で麻美は告げる。
保育園の先生にも、ただ幸せになってほしいから。
そして玲奈ちゃん(鈴木凜子)には事前に言っておいた。
将来、悪い男に引っかかったらダメだよ。
簡単に連絡先を交換しないこと。
そう言って麻美(永尾柚乃)は、玲奈ちゃんに幸せのおまじないを教えてあげた。
「みやおかさんは、きこんしゃ」
8話目はここまで。
ブラッシュアップライフ第8話の感想
今回、真里と麻美が仲良くなることで、いきなり話の展開が大きくなり、これまでとは様子が変わってきた。
ここから最終話まで突っ走るのか…。
真里が麻美(あーちん)にかけていた”鎌”
真里(まりりん)(瀧七海)と麻美(あーちん)(安原琉那)がプリクラを撮ったときに、真里が言った言葉。
「盛れてるね」
このときにはまだ盛れてると言う言葉はなかった。
イオンの話もそう。
真里は「イオンくらいしか遊ぶとこがなかった」と言ったが、あのときはまだ「イオン」じゃなくて「ジャスコ」だった。
これはやられた…と思った。
見ていたときに、なんか違和感はあった。
たしかに、何か引っかかったんだけど…
はっきり、これはおかしい、とは思えなかったんだよね。
あれ…?なんか…?くらいな感覚。
疑いもしないときって、そんなものなんだなと思った。
「盛れてる」は、スマホが当たり前になってSNSが流行ってからだし…
イオンはたしかにジャスコだったよね、なつかしい。
いいとこ突くなぁ…。
うっかり騙される心理というものがわかった気がするよ…。
食べるほうだった麻美
白い空間の受付で、案内人に言われたそれぞれの一回目の来世は、
真里は「グアテマラ南東部のシロアリ」
麻美は「グアテマラ南東部のオオアリクイ」
一回目で転生していたら、食べる方と食べられる方になっていたのか…とすればなんだか、縁があるのやら、こわいやら…。
でも結果としてそうはならなかったのだから、麻美はこんなところで嘘をつかなくてもよさそうなのに…と思ったよね。
でも「シロアリ関係」と言っちゃったから、まるごと嘘ではないか。
来世はシロアリと言われた真里に案内人が見せた写真は、オオアリクイがメインの「オオアリクイに食べられるシロアリ」の写真だったらしい。
しかもそれを指差し「食べられてるほう」と案内人は言った。
しかしなぜ捕食する側とされる側なのだろう。
当時の真里と麻美との関係にそんな感じがあったとか…逆の立場だったとか…なにかそんなものがあるのだろうか。
(考えすぎです)
でも麻美もシロアリだったと思った真里は「あたしたちそういう運命なのかな」と言った…
こんなセリフ、やっぱ深読みしちゃうよ(的外れだろうけど…)。
真里(まりりん)の本気…
真里と福ちゃんが付き合っていて、しーちゃんと浮気した件。
「とりあえず本人呼んで事実確認して、あとは話し合い?」
と真里は言っていたけど、真里の回想からすると、どうやら真里は、ラウンドワンのカラオケに福ちゃんを呼び出したあと…
殴ったのかな。
福ちゃんは鼻血を出してたよね。
けっこう多めの流血…。
そして真里は、
「しーちゃんとも話そうかなと思ったんだけど、話したところでどうにもなんないからさ」って麻美には言ってたけど、
でも、回想はすごかったね。
しーちゃんを携帯電話越しで凄んで、「今すぐ来い、即行来い、ダッシュで来い」
しまいにはブスとかぶっころすとか…
ずいぶんやばい人になっていたので、麻美が電話を取り上げて、とりあえずここには来ないでと伝えていた。
すっごいね。
もう、あのときの玲奈ちゃんを超えてたね。
まだ玲奈ちゃんは「かっこいい」の域だったけど、真里は…荒れ方が凄すぎた。
相手が同級生だったからだろうか、容赦がない。
でもほんと、人って感情が爆発するとわからないよね…。
や、面白いんだけどね。
ドラマで見ているぶんには、ね。
でも真理ちゃんが…
とても努力家で成績優秀になってパイロットにまでなっている真理ちゃんが…
いや、あれは1周目での話か。
今ではそこまでしないよね、きっと。
その前に、少なくとももう福ちゃんとは付き合わないだろうけど。
(でも5週目で連絡先交換してたよね?)
しかしこの荒れている部分を、真里はまるっと握りつぶして麻美に伝えていたよね…。
麻美がオオアリクイだと言わなかった嘘なんて、とても可愛らしいものだな。
真里と麻美の人生のやり直し
真里の2周目が麻美の1周目。
真里が自分の人生を変えて2人を助けようとしたから、麻美の運命が変わった。
やり直しをしていない人たちは、ずっと1周目を繰り返しているということになるんだねきっと。
だから2周目以降の人たちは意識的に人生を変えるけど、他の人たちはだいたい同じ経路をたどり、同じ結末になるはずだ。
でも意識的に人生を変えた人たちの影響は受けるから、そういう人の周囲にいる人達の結果はまた変わってくるということだ。
それによってはもちろん、これまでと違って途中で死ぬ人もいれば、死ぬはずだった人が生き続けるということも出てくるし、
生まれてくるとか生まれてこないということも変わってくるのだろうね。
みんなどこかしらで繋がっていたりするのだから、その影響は計り知れない。
とすると…飛行機事故を防げた場合には、大きく変わっていくということになるんだろうね。
そのスペースデブリが飛行機に当たらなければ、どこかに落ちるかもしれないが…
太平洋上ということならば、人に影響は出ないかもしれないけれど、海には出るか。
(考えるときりがない…)
伏線の回収…いろいろ拾う
麻美は真里の話を聞いていて、ドラマ「ブラッシュアップライフ」の制作時に脚本家と監督が話していたのを思い出していた。
死んでしまった親友の命を救うとか、大勢の命を救うとか、救世主になるぐらいの話しにしたい、って。
これを地で行ってたのが、真里だった。
これも伏線だったんだね…。
そしてもうひとつ、ここに来てこれ持ってくる?というやつ。
真里たちが亡くなって3年が経ったある夜の帰り道に、1週目の職場である市役所の後輩、河口が麻美に声をかけてきた。
河口もやり直しをして8周目。
麻美が途中から急にいなくなったから気付いたと言っていた。
河口はずっと同じ人生を歩んでいて、それを楽しんでいた人だから、麻美がいなくなったことに気付いたんだよね。
で、その職場で河口が話していたこと。
これも伏線だったとは…
1話目で一体何の話だ…と思ってたけど、
ほんと、なんの話だ。
「友達んちで「トイレ借りていい?」って聞くのに似たものがある。ダメって言う人なんかいないけど、なぜか許可を取っちゃう」
あの会話がこれだけ間を空けて戻ってくると思わなかった。
で、そんな事を話していた河口だったけど、麻美の家のトイレを借りるときには、許可を取らなかったんだよね…。
ほんと、なんの話だ…。
今回の、からしとわさびの話。
そのわさびはどうせ使わないから捨ててしまったほうが…と麻美が思った研究室の先輩・鶴野多江(山田真歩)との日常的な会話も、後から伏線として戻ってきたりするのだろうか…。
麻美の死を暗示する人物…?
麻美が亡くなる直前、またあの人が居た。
前回はドラマの撮影現場に。
今回はメガネのポスターに前野朋哉氏。
え、他に麻美が事故に遭ったときにはいなかったよね?
麻美にとってはやばい暗示の人…ということになるけど、これはたまたまなのか、なにか意味はあるのか…。
懐かしのキーワード
今回の懐かしのキーワード。
また羅列しようと準備したけど、わからないものもあるんだよね。
そこで公式を見てみると、日テレのあらすじのページに、劇中に登場した曲も含めてしっかり書いてありました。
リンクを貼っておきますので、興味のある方は、公式へどうぞ~。
・日テレ「ブラッシュアップライフ第8話」
第8話の「懐かしのあれこれ」は、ページの一番下にあります。
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